林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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現代アメリカ戯曲選集1

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『現代アメリカ戯曲選集1 EIGHT PLAYS FROM OFF-OFF BROADWAY』(竹内書店、一九六九年一二月一五日、デザイン=杉浦康平)。

ジャケ買いしてしまった一冊。黒い時代の杉浦康平が好きだ。

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見返し、グレーの上質紙にベタ写真を配して、アンディ・ウォーホルみたい。以下、扉は灰っぽいベージュ、折り込み口絵は黄色の用紙、そこにベタでハイキーな写真をレイアウトしている。劇作家のポートレートおよびオフ・オフの舞台写真。

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本文紙は手触りのあるラフな風合い。だからか、全体に活字がうまく乗っていない。それもまた新鮮だったのだろうか。目次もケイを使った凝った組み方。本文も戯曲のページは、天の余白を詰めて、下部にメモでもできるくらいマージンをとっている。

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劇作家八人の八作が収録されているが、恥ずかしながら、八人なかで名前を知っているのはサム・シェパードだけだ。「シカゴ」、短い作品なのでちょっと読んでみた。ま、不条理劇ですな(つたない筆ではとうてい説明できません)。他にはポール・フォスター「二つのボール」、こちらも不条理は不条理ながら全体の構図は明瞭で、死者と生者のすれ違いコミック。

オフ・オフ・ブロードウェイというものがどんなものか、マイケル・スミスの概説と鳴海四郎の解説が付されているので、おおよそのところは理解できる。具体的には、鳴海氏の体験談がいちばん分かりやすいので少し引用しておこう。

《番地をたよりにイースト・ヴィレジのとある建物の前に立つ。看板もポスターも表札も何もない。隣り近所の住宅とちっとも変わりがない。ひっそりしている。通行人をつかまえて尋ねると、なんだか知らないがこの中で芝居をやっているようだという返事だ。思い切ってドアを開くと、やっぱりそこだった。紹介してくれた人の名前を言って、ホールのカーテンをくぐると、人なつっこい感じの黒人女性が笑顔で迎えて、折りたたみ椅子の席に案内してくれた。》

《やがて、五、六十個の椅子がほぼ埋まったころ、さっきの黒人女性が来客の前に立って、手に持った小さなベルをチリリンと鳴らしてから、「こんばんは。〈ラ・ママ実験演劇クラブ〉にようこそおいでくださいました。今夜の出し物は……」とあいさつする。〈ラ・ママ〉の主宰者のエレン・スチュアートである。「……ついては、これから会費を集めますから、いつものように二ドルずつお出しください」。》

《集金が終ると、照明が入り、きゃたつ二個に椅子が四個だけの裸舞台で劇が始まった。〈ラ・ママ〉のグループは厳密な会員制度になっていて、会員以外は会員の紹介がなければ入場できない。しばらく前までは、毎週末一本ずつの戯曲を上演していたが、稽古や経費などの都合で、最近は二週間に一本のペースである。新聞に広告も出ないから、事務所の電話番号などもわからず、ほぼ口づてで会員が集ってくる。》

なかなか徹底している。これは一九六九年の一月から三月にかけての見聞だというが、その当時が全盛で五十六のグループが名を連ねていたそうだ。ほとんどが週末上演、二ドル程度の寄付金形式でまかなわれていた。

オフ・オフはもともと既成の演劇、体制社会に対する反抗が若い演劇人の発言の意欲をあおり、在来の演劇形式の打破と社会批判とに向かった、そういう由来をもつのだとか。

《ニューヨークの下町には、取りこわし寸前の古いガレージや、古い倉庫がふんだんにある。そのほか、商店の上階の物置や、教会や、図書館など、大広間はどこにでもある。大体はグリニッチ・ヴィレジの周辺、とくにその東側の二番街あたり、そして一四丁目の南側の一帯が、オフ・オフ演劇の根拠地になっている。いつでも演劇青年男女やヒッピー族がその界隈のコーヒー・ハウスやピッツァ店の中とか、その外の街路とかにたむろして芸術談義に花を咲かせている。
 その一画は、劇作家のサム・シェパードに言わせれば「アナキズムのにおいのするカーニバル的雰囲気の社会」であり、「そこは今にアメリカから分離して独立国になるのではないかと思われる」地域なのだ。》

ラ・ママ、シアター・ジェネシス、オープン・シアターなどの老舗グループはロックフェラー財団やフォード財団の補助を受けているが、ほとんどのグループはきわめて貧しく、大半はパトロンなしの自前公演だそうだ。

《それでも彼らは続続と新しいグループを組織して、オフ・オフに名乗りをあげていくのだ。ものすごい活気、ものすごいエネルギーである。》

そういった気分が杉浦康平のデザインにもこめられているのだろう。

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by sumus2013 | 2018-05-24 20:46 | 古書日録 | Comments(0)

初校ゲラ

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昨秋、企画が持ち上がって、年明けからかかっていた著作、ようやく初校ゲラが出た。著作と言っても、共著書で、執筆者は小生を含めて五人になる。本についての本。まだタイトルが決定しないのだが、「本の虫」が入ることだけは動かないようだ。

また、もう少し進めば、具体的に発表します。刊行は秋前になるかと。

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by sumus2013 | 2018-05-23 20:11 | 文筆=林哲夫 | Comments(0)

夏ころも

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ずっと睨んでいたのだが、なかなか難しい。

 廬橘薫袖

 夏ころも立てさはかりひもへぬを
 そてはむかしににほふたち花 幻翁

「夏衣立て然許り日も経ぬを袖は昔に匂ふ橘」ではないかと思う。いかがでしょう。

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by sumus2013 | 2018-05-23 20:06 | 雲遅空想美術館 | Comments(3)

LOVE書店!

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フリーペーパー『LOVE書店! 24』(本屋大賞実行委員会、二〇一八年三月)というものをもらった。表紙の女子は乃木坂46の齋藤飛鳥さん。題字も。《本屋さんには、よく行きます。私はやっぱり"紙派"ですね。》と頼もしい言葉が。もっぱら「タイトル買い」だとか。

タブロイド判12頁でその12頁目の「LOVE! WINDOWS」に鹿島茂氏が「パリの本屋さん」を連載している。今号第二十三回は「フランスの中古書店の現状」。

近年フランス古書業界でも所得格差が著しくなっているそうだ。

《とくにひどいのが、絶対的に希少なアイテム、つまり、オークションにはせいぜい10年に1度くらいしか登場しないような超レアーなアイテムである。値上がりぶりは、かなり過激になっている。どれくらいかというと、最低で10年前の2倍、ひどいときには3、4倍ということもある。私がしゃかりきになって収集に打ち込んでいた30年前の相場と比べたら、10倍は軽いのではないか?》

そして、その一例としてルドゥテの『バラ図譜』が挙げられる。

《たとえば、これはもう3年前になるが、パリで一番高い古書店で売られていたルドゥテの『バラ図譜』3巻本は、なんと3億円! 30年前に3千万円と言われて仰天した記憶があるから、まさに10倍の値上がりである。もっとも、染みひとつない完璧なアイテムだったので、この値段でもしかたないかもしれないが。》

要するに、持ったもの勝ち、売り手の言い値市場になったわけだ。では何故こんなことになったのか? 鹿島氏によれば、それは不動産価格が激しく値上がりしたからだという。ヨーロッパでは不動産市場と高級古書市場は連動するのだとか。パリでは不動産価格もオークションで決定される。美術品もドゥルオー(オークション会場)での落札価格が基準になる。有価証券や不動産の市場が煮詰まってくると、投資家はまず美術品市場へ、次に高級古書市場へシフトする。昔どこかで聞いたようなバブリーな話ですな。

《現在、アメリカや日本でだぶついたマネーは、ヨーロッパの債券市場や不動産市場を席巻した後、数年前からついに高級古書市場にまで流れこんできている。だが、しかし、いかにも今日的だと思われるのは、それはあくまで"高級古書市場だけ"に限られる現象であるということだ。高級古書を除くと、古書一般は値上がりどころか、むしろ大きく値を下げている。まったく値が付かなくなって、廃棄処分に回される古書も増えてきている。》

ルドゥテ(Redouté, Pierre Joseph, 1759-1840)の『バラ図譜 Les Roses』(Firmin Didot, 1817-1824)がどんな本かというと、以下のようなものである。古書サイトには初版本の画像が見当たらなかったので(目下 AbeBooks.com には EUR 655 204,95:8583万円:US$ 750,000.00 で出品されているのが最高値)米国の議会図書館所蔵本のPDFにリンクしておく。

Les roses,

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by sumus2013 | 2018-05-22 20:16 | 巴里アンフェール | Comments(0)

河口から IV

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『河口から IV』(季村敏夫、二〇一八年五月一五日、装幀=倉本修)を頂戴した。深謝です。通常号ながら六十頁のボリューム。

【インタビュー】品川徹さんに聞く………倉本修
春の言葉………扉野良人
ひかり………ぱくきょんみ
外出………季村敏夫
「応答」は、つねにもはや、饗宴の戯れに隠されて在る………宗近真一郎
神戸と私 小学生の頃………岩成達也
「自然と作為」について………水田恭平
打ちすえられしもの あとがきにかえて………季村敏夫

品川徹さんはテレビ「白い巨塔」で実直な老教授を演じて以来、テレビでもシブイ脇役としてよく見るようになった劇団転形劇場の俳優。このインタビューは品川さんのウィキペディアよりずっと情報が多くて貴重だ。岩成達也氏の「神戸と私」も興味深く読んだ。仏教とキリスト教に関するエッセイの対置も、妙にくすぐられるものがある。「あとがきにかえて」に書かれた内容をもっと詳しく描いて欲しかった(私小説のように)。

「澪標」本を、もっと楽しもう。

『河口から I』(二〇一六年三月四日)

『河口から II』(二〇一六年十月念)

『河口から』特別号(二〇一七年二月二五日)

『河口から』III(二〇一七年九月一五日)

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by sumus2013 | 2018-05-21 20:44 | おすすめ本棚 | Comments(0)

いまそかりし昔

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ブログをしばらく休んだが、休む数日前に、築添正生『いまそかりし昔』(りいぶる・とふん、二〇一一年三月二三日、装幀=林哲夫)を入手した。もちろん、自分用の一冊および特装本は確保している。それでも見かけると買いたい。以前、目録で注文したときにはハズレた。われながらいい装幀だなあと思う。

築添正生さんの一周忌の法要と出版記念会

いい会だったが、もう七年が過ぎたとは・・・

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表紙の写真は築添さんの仕事場(撮影:井上迅)。最初に指定した表紙の紙がラフ(表面ザラザラ)だったため、印刷所ではどうしてもうまく黒ベタが乗らなかった。仕方なく、刷り易い紙(ミルトGA)に変更したのだが、これはこれで悪くない。たまには自画自賛。


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by sumus2013 | 2018-05-20 20:31 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

もよおしいろいろ

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歌手 伊藤久男の世界
ーー古関裕而との交遊を中心としてーー
講師:福島学院大学非常勤講師 菅野俊之

2018年5月31日 14:00~15:30

福島市アクティブシニアセンター・アオウゼ




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上野憲男展

2018年5月14日〜22日

ギャラリー・ゴトウ
http://www.gallery-goto.com


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戸田勝久展

2018年5月14日〜26日

ギャルリ・プチボワ
http://petitbois.mond.jp/index.html/index.html/





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いつもより本が多い
金沢一志の出張書棚

2018年5月3日〜27日

アピエ
http://apied-kyoto.com/book.php





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須田悦弘 ミテクレマチス

2018年4月22日〜10月30日

ヴァンジ彫刻庭園美術館
https://www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/




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志賀直哉「ナイルの水の一滴」

2018年3月31日〜6月9日

日本近代文学館
http://www.bungakukan.or.jp




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ニッポン貝人列伝

2018年3月8日〜5月26日

LIXILギャラリー
http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003923.html



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産業と美術のあいだで

2018年4月14日〜6月24日

和歌山県立近代美術館
http://www.momaw.jp




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横堀角次郎と仲間たち

2018年3月17日〜5月29日

アーツ前橋
http://www.artsmaebashi.jp/?p=10502




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さすらいのレコード・コレクター
10セントの宝物

2018年4月21日〜

新宿 K's cinema
http://www.ks-cinema.com




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池田龍雄展

2018年4月26日〜6月17日

練馬区立美術館
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201802151518677542




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by sumus2013 | 2018-05-20 20:17 | もよおしいろいろ | Comments(12)

FREE TOWN VOL.8

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『FREE TOWN VOL.8』(橋本和義、一九七一年八月二五日)。「特別企画! 古都音盤演奏喫茶店全図」に惹かれてみどり文庫さんにて。24cm角の封筒(上写真)に、両面に記事を印刷したペラ紙が十一枚と二つ折の地図が一枚入っている。十一枚はそれぞれ一枚ずつ独立しており、ノンブルもないので、順番がはっきりしないし、全部そろっているのかどうかも分からない。

奥付を見ると、京都、東京、札幌に事務所があるように書かれている。情報は京都が中心ながら、記事にも東京版があり、大阪の情報も少し載っているから、一応、三都の情報誌という形にはなっている。検索してみると、発行人の橋本和義氏はもう故人らしく、フリータウンの編集者として当時の京都の若者たちの間では知られた存在だったようでもある。
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特集は大学祭、ながら中身はない。映画やコンサートなどの催しのガイドが中心。短いコラムらしきもの、読者投稿なども。目立つのは天井桟敷京都公演の案内。「季節が僕を連れ去ったあとに」と題して三部構成……講演、演劇、映画。9月10日、P.M. 4:30開場、5:30開演。

第1部 講演 青年論 寺山修司
第2部 演劇 捧ぐ!! 永山則夫への70行
第3部 映画 書を捨てよ町へ出よう

会場は京都会館第一ホール。前売600円/当日700円。フリータウン編集部でも前売券を扱っており、割引券(本誌に印刷されている)を切り取って持参すれば550円で入場できるとある。

他に祇園会館の割引券も印刷されており、そちらは大人450円・学生350円のところが250円になる。ちなみにこの号に載っている祇園会館のスケジュールは次の通り。8月23〜31日:くちづけ、恋人達の場所、ナタリーの朝/9月1〜9日:アンナ・カレニナ、ロミオとジュリエット、ジェーン・エア/9月19〜28日:十七才、ガラスの部屋、初体験/9月29〜10月9日:いちご白書、ウッドストック、一人ぼっちの青春。

喫茶店地図は表面(裏面?)がカレンダーになっている。写真に「PAUL BAL 2F」と入っているが、BALビルは一九七〇年一一月にオープンしたファッションビル、できたてホヤホヤだった。

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地図に載っている店名だけ参考までに掲げておく。「Tomiya」はBAL五階にあるレコードショップ(?)。

ALL ABOUT MUSIC SPOT IN KYOTO

・Honky Tonk
・JOMON
・パレット
・JOU JOUX
・BIG BEAT
・impulse
・RIZA
・Moku
・Camp Clair
・SAUN'S ROOM
・YAMATOYA
・Carco'20
・The MAN-HALL
・SHIRO HOUSE
・SWING

1 ZABO
2 ぶるぼん
3 down beat(三条)
4 Big Boy
5 London House
6 Blue NOte
7 Cotton Club
8 Popeye
9 みゅ〜ず
10 down beat(四条)
11 琥珀
12 飢餓
13 じぇる

イ ピエロ
ロ DAM HOUSE
ハ MARCHEN
ニ 52番街
ホ SMspot
ヘ 賁
ト ハーモニー
チ McCall's
リ 柳月堂


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『FREE TWON』が入手できるスポット一覧、これを見ているだけで時間旅行できそう(小生は、年齢的に無理だが……)。




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by sumus2013 | 2018-05-11 21:21 | 喫茶店の時代 | Comments(0)

レッテル新収

古書店レッテルを定期的に送ってくださる読者の方がおられる。有り難い限りです。むろん小生自身もレッテルには注意しているものの、近頃は滅多に出会わなくなってきた。素敵なデザインのものを見つけると本よりもずっと貴重に思えるのである。

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今回はこの「Seibundo/KAGURAZAKA」がナイス! 大正末の詩集に貼られていたとか。検索してみると、神楽坂では有名な新刊書店であった。拙ブログでも以前引用した文章に登場していた。

てくてく牛込神楽坂
《菓子屋ではまだこの外に二、三有名なのがある、坂上にある銀座木村屋の支店、塩瀬の支店、それからやや二流的の感じだが寺町の船橋屋などがそれである。だが私には甘い物はあまり用がない。ただ家内が、子供用又は来客用としてその時々の気持次第で以上の諸店で用を足しているまでだが、相馬屋と、もう一軒坂下の山田という紙屋では、私は時々原稿紙の厄介になっている。それから私に一番関係の深い本屋では、盛文堂機山閣、寺町の南北社などが大きい方で、なおその外二、三軒あるが、兎に角あの狭い区域内で、新刊書を売る本屋が六、七軒もあって、それ/″\負けず劣らずの繁昌振りを見せているということは、流石さすがに早稲田大学を背景にして、学生や知識階級の人々が多く出る証拠だろう。古本屋は少く、今では岩戸町の電車通りにある竹中一軒位のものだ。以前古本専門で、原書類が多いので神田の堅木屋などと並び称せられていた武田芳進堂は、その後次第に様子が変って今ではすっかり新本屋になってしまった。
 その代り夜の露店に古本屋が大変多くなった。これは近頃の神楽坂の夜店の特色の一つとして繁昌記の中に加えてもよかろう。尤もっともどれもこれも有りふれた棚ざらし物か蔵払い物ばかりで、いい掘り出し物なんかは滅多にないが、でも場所柄よく売れると見えて、私の知っている早稲田の或古本屋の番頭だった男が、夜店を専門にして毎晩ここへ出ていたが、それで大に儲けて、今は戸塚の早大裏に立派な一軒の店を構え、その道の成功者として知られるに至った。
 ついでに夜店全体の感じについて一言するならば、総じて近頃は、その場限りの香具師やし的のものが段々減って、真面目な実用向きの定店が多くなったことは、外ほかでは知らず、神楽坂などでは特に目につく現象である。》(加能作次郎「早稲田神楽坂」、初出『東京日日新聞』一九二七年連載)

一時左傾の出版社として名をあらはした南宋書院は肴町通り、故有島武郎の親友足助氏の叢文閣、古本屋の竹中、いま盛業をしてゐる盛文堂、武田芳進堂、機山閣、そことは遠くなるが新潮社、盛り場をひかへて知識階級がこの近くにゐることを語る。(「神楽坂」酒井真人『東京盛り場風景』誠文堂十銭文庫、一九三〇年)

機山閣書店(東京牛込肴町十二)のレッテル


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《吉祥寺の「さかえ書房」、金子光晴で有名ですね。閉めてもう、十年近く。》看板はもちろん書皮にも金子光晴の絵があしらわれていたようだ。

☆金子光晴の愛した古書店「さかえ書房」吉祥寺

レッテル新収品(さかえ書房、他)



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《資文堂には全く心当りがありませんので、昭和40年代には、なくなっていたのではと想像します。》


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《「豊田書房」は神保町、店に入ったことはありますが、何か購入したということはないと思います。》


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《「森田書店」は、10年?くらい前まで立寄っていました。今はずっとシャッターがおりています。西荻というと、音羽館と盛林堂が勢いがスゴイですね。特に盛林堂は毎土曜日の開店時に店頭100円棚の入れかえをやっていて、どうかすると10人くらいの古本者が集結することがあります。

盛林堂さん、均一も凄いんだ……。



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by sumus2013 | 2018-05-10 20:29 | 古書日録 | Comments(0)

日長

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漢詩のマクリでまだ紹介していなかったのはないか、と探してみたら、これがあった。南岳さん。解読を試みていただきたい。

藤沢南岳の漢詩軸

藤澤黄坡の軸


さっそく解読いただいた。これで問題ないのではないかと思う。

「雲臥」
日長情又倦   日長くして情又倦む
何物慰斯情   何物か斯情を慰めん
坐見清池上   坐して見る 清池の上 
風従蘋末生   風は蘋末の生ずるに従う
 南岳 「藤澤恒」「君成氏」


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by sumus2013 | 2018-05-09 20:42 | 雲遅空想美術館 | Comments(4)