林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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もよおしいろいろ



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『戀愛譚 東郷青児 文筆選集』
出版記念展

2018年4月28日、29日、30日

アトリエ箱庭
http://underson.com/bibliomania/renaitan_event.html






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いつもより本が多い
金沢一志の出張書棚

2018年5月3日〜27日

アピエ
http://apied-kyoto.com/book.php




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吉増剛造

2018年4月28日〜5月13日

ART OFFICE OZAWA
http://artozasa.com




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京都国際写真祭

2018年4月14日〜5月13日

京都国際写真祭
https://www.kyotographie.jp


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須田悦弘 ミテクレマチス

2018年4月22日〜10月30日

ヴァンジ彫刻庭園美術館
https://www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/




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志賀直哉「ナイルの水の一滴」

2018年3月31日〜6月9日

日本近代文学館
http://www.bungakukan.or.jp




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ソール・ライター回顧展

2018年4月7日〜5月20日

伊丹市立美術館
http://artmuseum-itami.jp



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ニッポン貝人列伝

2018年3月8日〜5月26日

LIXILギャラリー
http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003923.html



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産業と美術のあいだで

2018年4月14日〜6月24日

和歌山県立近代美術館
http://www.momaw.jp




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日本タイポグラフィ年鑑2018作品展
第64回ニューヨーク タイプディレクターズクラブ展

2018年4月6日〜5月18日

竹尾見本帖本店2F
http://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/




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横堀角次郎と仲間たち

2018年3月17日〜5月29日

アーツ前橋
http://www.artsmaebashi.jp/?p=10502




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さすらいのレコード・コレクター
10セントの宝物

2018年4月21日〜

新宿 K's cinema
http://www.ks-cinema.com





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四時清賞展

2018年4月7日〜30日

天門美術館
http://tenmon-museum.com




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安部展也展

2018年3月23日〜5月20日

広島市現代美術館
https://www.hiroshima-moca.jp




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池田龍雄展

2018年4月26日〜6月17日

練馬区立美術館
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201802151518677542





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消えゆく隣人たちのポートレート

2017年12月15日〜2018年5月6日

井の頭自然文化園
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/





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通崎睦美コンサート
今、甦る! 木琴デイズvol.9

2018年5月15

京都文化博物館別館ホール
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_gallery_hall/exhi_hall/

通崎好み製作所
http://www.tsuuzakimutsumi.com

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by sumus2013 | 2018-04-27 08:04 | もよおしいろいろ | Comments(12)

書物の庭

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神戸元町の1003さんで拝見した戸田勝久さんの「書物の仕事/挿絵・装釘」展図録とも言える『書物の庭』(The Twilight Press/黄昏書局、二〇一八年二月二〇日、限定350部、著・撮影・装釘=戸田勝久)が届いた。戸田さんの書物への深い想いが溢れる内容である。

初めて自分で本を作ろうと思ったのが、高校時代に立原道造詩集の複製を見た十八歳のときだそうだ。立原の手製詩集を知ったのである。早速自ら手書き詩集『神戸』を作った。二十歳の記念にその本文を青焼コピーで刷り、十部を製本したという。本造りの楽しさを知った。

《その後、銅版画を山本六三先生に習い始めて本格的な書物と出会います。
先生の書架には見たことも無い美しい書物が並んでおり、
古今東西の詩集、小説、画集を解説付きで拝見出来ました。
装釘のこと、挿絵の技法のこと、紙のこと、製本のことなど
書物に関するあらゆる事柄を銅版画と共に学べたのです。
この経験が無ければ今のように本を作ることはできなかったでしょう。
「古い書物を多く見て触って、それを土台として新しい書物を造る。」
これが美しく読みやすい書物を作る道だと教えて頂きました。

私の画家としての初仕事は、1978年龍膽寺雄氏の短篇小説『塔の幻想』です。
6枚の挿絵を銅版画で描きました。24歳の夏のことでした。
書物に関わることで絵の道をスタートで来たのは、幸いでした。

それから40年間さまざまな挿絵と装釘をすることができました。
この冊子は、私の書物のささやかな花が咲いている庭です。》

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スケッチから特装本まで戸田さんの本造りがよく分かる写真が満載である。なかでも、小生は、会場でも手に取って見ることのできた加藤一雄『蘆刈』(蘆刈十三部本刊行会、二〇〇一年)が、……欲しい。

十三部本というのは古書店を巡って『蘆刈』十三冊を集め(ようやく十三冊集ったということです)、それを特別な装幀で飾るという趣向である(そう言えば、湯川さんから、見つけたら知らせてくれと頼まれたことを覚えてます)。湯川さんと戸田さんが苦心と工夫を重ねたもの。著者サイン入が三冊ある。表紙の墨画は戸田さんの直筆。琳派ふうの函がまた凝っている。思い出すと欲しくなる。

今後もいっそう種々の花が書物の庭に咲き乱れんことを期待する。

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by sumus2013 | 2018-04-26 21:19 | おすすめ本棚 | Comments(2)

パリの素顔

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新潟から戻ると届いていた一冊がこちら、『パリの素顔』(岩波写真文庫194、岩波書店、一九五六年七月二五日)。監修は美術史家の柳宗玄(柳宗悦の次男)。一九五〇年代の典型的なパリの姿がとどめられており、すこぶる興味深い。

例えば、少し前に紹介した『対談ジャコメッティについて』(用美社、一九八三年)に語られている矢内原伊作がジャコメッティのモデルになった話は一九五五年のことである。まさに、この写真文庫に写し取られているパリがその背景となっていた。田村泰次郎『人間の街パリ』(大日本雄弁会講談社、一九五七年)も同時代。

ジャコメッティについて

人間の街パリ


なにはともあれ古本屋を探す。セーヌ河岸のブキニストが二度登場。ただしそれ以外の古書店も新刊書店も無視されているのは少々寂しい。

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鳩爺さんなんて呼ばれる名物男がいたんだ。それにしてもこの古本箱は相当な年代物。革命時代あたりまで遡るのかもしれない。現在はここまで古い箱はないと思う……たぶん。後ろの建物はルーヴルだろう。とすると、ケ・ド・コンティ(Quai de Conti)あたりか。最初の写真はノートルダム・ド・パリがシルエットになっている。


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新聞雑誌の販売店。今もいたるところにあるが、多少おもむきは異なる。路上のアーティストも禁止されているのか、最近は見た記憶がない(ポンピドゥーの前で誰か描いていたかも……)。落書きは今も昔もいたるところにある。


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一九五〇年代のモナ・リザの展示。小生が一九七六年に初めて見たときには、すでにガラス張りのケースに入っていた、と思う(多少あいまいな記憶ですが、八〇年には間違いなく入ってました)。

ウィキペディアの「モナ・リザ」を見ると、一九五六年に観客によって酸が浴びせられるという事件があったらしい。とすると、この写真はその事件の直前に撮られたのかもしれない。額縁にガラスは入っていなかったということになる。しかも見やすいように踏台まである。

現在でもたいていの作品はガラスのないままむき出しで展示されているから(観賞するには有り難い措置ですが、無数の来場者による被害も少なくないでしょうね)、専用ルームで防弾ガラスによって守られているモナ・リザの場合は異例中の異例だろう。

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by sumus2013 | 2018-04-25 21:17 | 巴里アンフェール | Comments(0)

北書店にて

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新潟絵屋で展示を終えた後(と言っても、展示をやってくれたのは大倉宏さんです。絵の掛け方にもその人ごとに流儀があるようです。じっくり納得の行くまで並べ替えるのが大倉流)、北書店へ向う。自家用車で来ているので、移動はラクチン。絵屋からだと十分とかからなかった。

久し振りの北書店(https://sumus.exblog.jp/14927447/)佐藤氏と立ち話。最近、南陀楼綾繁氏が新潟で雑誌の仕事をしており、定期的に通っていると聞く。棚を眺めてみると、拙著をもっとも多く置いてくれている店ではないか、と嬉しくなる反面、申し訳なくも思う。sumus 同人の本も多い。

『ほんまに』19号も並んでいた。特集は「わたちの少女文化」。石阪春生×高橋真琴の初対面レポはちょっとした読みモノ。お二人の並んだ写真が貴重。あのまきまきヘアーとキラ星またたく大きな瞳の高橋先生ってこんな方だったのか……。

小生は「日本女性、パリで古本を売る(2)」と題して、パリのテロ戒厳状況について、とそのなかでも自然体で古本を売るK子さんら古本屋さんの様子を書かせてもらった。いつもながら、高橋輝次さん、中島先生らの本好きメンバーの連載も読み応えあり。最新の兵庫県古書店MAP(2018年2月)も役に立つ。神戸周辺にはまだまだ古本屋さんが頑張っている。

ほんまに 好評発売中

新潟市内に古本屋がなくなったことは以前書いたかもしれないが、新しく何店舗かできているということを複数の古書通から聞いた。今回は車なので、回れないこともなかったが、日程がタイトだったため、結局どこも訪問せず。今検索してみると、丁寧に紹介されているページがあった。

新潟にあるオシャレな古書店5選



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北書店では丸亀市立猪熊弦一郎現代美術館監修猪熊弦一郎のおもちゃ箱 やさしい線』(小学館、二〇一八年三月三日)を求めた。猪熊はうどん県出身ということもあるのだが、かなり前に目にして入手できなかった『画家のおもちゃ箱』(文化出版局、一九八四年)が忘れられず、本書にはそのダイジェスト版のようなおもむきも少しあるので、これは買わなくちゃ、ということで。

猪熊の画家としての生涯がやさしい語口で説明されており、評伝としても読めるし、作品図版も多く、加えてオブジェなどのコレクションの紹介にも多くのページが割かれている。猪熊自身のエッセイもむろん収められている。一冊あれば猪熊の全体像が分かる、お得な内容だ。

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猪熊弦一郎は『小説新潮』の表紙を長らく描いていた。一九四八年から八七年までの四十年間。今でも古書店で目にすることがある。ニューヨーク、ハワイと移り住んだのだが、その間もずっとこの仕事を続けたのである。


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『画家のおもちゃ箱』から再録されているページ。アメリカインディアン(現在はこういう表現はしないようですが原文のママ)の「カチナドール」。右頁にある画家のエッセイによれば、アメリカに住むようになって最初の買物だったそうだ。アラン・シエナーに誘われてアリゾナ砂漠を旅行した。

《国道らしきものでない旧道を朝早くから走り続けた。そしてついに5日目にサンタッフェにたどりついた。いよいよアランと別れねばならぬ日がやって来た。》《それから先はサンタッフェで初めて会った青年に街を案内された。インディアンの家、ミュージアム……。その時に、この写真のカチナドールの一番大きいのと、小さいのと二つを手に入れた。これが私達のアメリカでの最初のコレクションである。右方にあるカチナドールは今は故人になられたアントニオ・レーモンドさん(建築家)がイサム・ノグチにことづけて、贈ってくださったものである。レイモンドさんの思い出の形見である。前方にある二つの石は左方はインディアンが、色の土をすりつぶして、顔等にデコールを描く色を作ったものと思われる。》

コレクションにもセンスが感じられる。交友関係にもすごい名前が出てくるのでビックリ。楽しい一冊だ。

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by sumus2013 | 2018-04-24 21:21 | 文筆=林哲夫 | Comments(0)

荒海や

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北陸自動車道のSAやPAには芭蕉の句碑が建っている。上の写真は米山サービスエリア(新潟県柏崎市)の下り線。あまりに有名なこの句が、日本海を背景に設置されていると、やはり写真を撮りたくなる。

 荒海や佐渡に横たふ天の川

元禄二年(1689)六月から七月にかけて芭蕉は

《象潟から酒田に帰つて、又こゝに数日の泊を重ね、二十五日に越後路をさして出発した。羽前と越後との境である鼠の関を二十七日に越え、七月二日に新潟着、三日は弥彦泊、四日は寺泊を経て出雲崎泊。五日は鉢崎泊、六日・七日は今町(直江津)泊、八日・九日・十日は高田泊、十一日は能生[のふ]泊、十二日は市振[いちぶり]泊と宿を重ねた。》(「芭蕉講話」『潁原退蔵全集』第九巻、中央公論社、一九七九年

新潟は素通りしていたのか。それにしても昔の人はよく歩く。

《この間に出雲崎で、
  荒海や佐渡に横たふ天の川
の吟があった。紀行には句だけしか記していないが、別に次のやうな詞書のついたものもある。

 越後の国出雲崎といふ処より沖の方十八里に佐渡が島見ゆ。東西三十余里に横折りふしたり。昔よりこの島は黄金多く湧き出でて世にめでたき島に侍るを、重罪朝敵の人々を遠流[おんる]の地にて、いと恐しき名に立てり。折節初秋七日の夜、宵月入果てて波の音とう〓[繰返し記号]と物凄かりければ、

 句は眼前に日本海の荒波を望み、空には銀河が遠く佐渡が島まで横たはつて居る雄大な景色をのべたのであるが、右の詞書によつても分る通り、この荒海の果に幾多の哀史を秘めた佐渡が島に対して、悲愁の情を籠めて居る事を見のがしてはならない。》(同前)

詞書の文中に七日とあるのは(実際は四日)天の川にひっかけたかという(潁原説)。悲愁の情かどうか……。当然ながら佐渡は見えない、見えないのを見えるかのように詠んだところがポイントだろう。

とりあえずこの日は曇天にて佐渡島は見えず。句碑の説明文にこうあった。

《当時、芭蕉は、北陸路において、新潟、富山、石川、福井と日本海沿岸を行脚し、岐阜、大垣を「奥の細道」の結びの地とした訳ですが、この行程は、北陸自動車道とほぼ同じ道をたどっているところから、これを記念し、芭蕉、北陸路ゆかりの地の近くの当米山サービスエリアに碑を建立いたしました。
(句碑の建立には、柏崎市の御協力を得又碑の書体は書道家、白倉南寉先生による)
   東日本高速道路株式会社》

句碑めぐりなど考えも及ばなかったのだが、休むところどころに芭蕉の句碑があったので写真だけは撮っておいた(芭蕉以外は略す)。

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ふるき名の角鹿[つぬが]や恋し秋の月
(杉津PA下り線)



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むざんやな兜の下のきりぎりす
(尼御前SA下り線)



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早稲の香やわけ入る右は有磯海
(有磯海SA上り線)



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庭掃いて出ばや寺に散る柳
(賤ヶ岳SA上り線)


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by sumus2013 | 2018-04-23 21:16 | 古書日録 | Comments(0)

新集古書販売目録

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金沢文圃閣で求めた『古今内外の文献蒐集 新集古書販賣目録 古本屋八號附録 銷夏讀書奨励號』(荒木伊兵衞書店、一九二九年七月二〇日)。

開巻一頁目に掲げられている写真二点、「弊店『書芸洞[シヨウインドウ]』と久良岐氏筆暖簾」「弊店洋書部の陳列場と応接室の一部」。

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表紙裏(表2)には店主の一文「内田魯庵先生追悼號(古本屋増刊)發行に就いて」。

《何から何まで、御教示と御鞭撻をいたゞいて居りました私には、丁度生まれて間もない子供が親に先だゝれた氣持ちです。殊に、雜誌『古本屋』は先生に一等可愛かられました。原稿料などは一度もお拂ひした事のないこの雜誌には、お忙しい時でも心よく書いて下さいました。私が月一度の上京を楽しみにして下さつたのも先生です。
今度のはよく出來ましたとほめていただいたのも、こゝはこうした方がよかありませんかと、書斎に積みかさねてある多くの本の中から、さがし出して教へて下さつたのも、今は哀しい思出の一つになりました。》

表紙(表4)には「荒木書店行進曲」の歌詞が掲げられている。作者は吐露平(山本吐露平か)。同書店の様子が細かに描かれていて貴重であろう。

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内田魯庵蔵書売立 魯庵の死は昭和四年の六月末、売立はその九月に大阪で行われました。故人と親しかった荒木伊兵衛書店が委託を受けたのでした。出来高約一万円。書物通として知られた人だけに、蒐書は書誌関係のものが多く、古典籍と洋装本と洋書の混合でした。主力は古本、全体の六、七十パーセントを占めて居りました。》(反町茂雄『蒐書・業界・業界人』八木書店、一九八四年)



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by sumus2013 | 2018-04-22 20:45 | 古書日録 | Comments(0)

堀江芳介壬午軍乱日記

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堀江芳介壬午軍乱日記
2018年5月1日発行

編者 西村榮雄
発行 みずのわ出版
装幀 林 哲夫
印刷 山田写真製版所
製本 渋谷文泉閣

上製 194×133mm

カバー ハンマートーンGA ホワイト 四六判Y目130kg 黒箔押+スミ1°
表 紙 ハンマートーンGA ホワイト 四六判Y目100kg スミ1°
見返し NTラシャ べんがら 四六Y目130kg


内容は、明治十五年、朝鮮で起きた壬午軍乱に際し、日本政府は居留民保護と公使の護衛の目的で軍艦を釜山へ送った、そのときに派遣された軍人の一人、陸軍歩兵大佐・堀江芳介(編者の祖父)の日記を活字にしたものである。

《八月二日新橋駅から汽車で横浜に行き、玄界丸に乗船し、神戸、下関に寄港した後、八月一二日朝鮮西岸の月尾島に上陸した。現地では、高島少将の下で花房公使の護衛に当っていたが、八月三〇日に済物浦条約が結ばれて事件は解決し、九月二〇日に任務を終えて帰国した。この日記は、その間の行動を記録したものであった。》(まえがき)

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by sumus2013 | 2018-04-22 20:12 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

金沢文圃閣

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個展の搬入も兼ねて自家用車で新潟入りした。京都〜新潟は休まず走って九時間ほどだが、とうていそんな元気はなく、途中一泊を金沢で、ということにした。朝、京都を出て名神から北陸道を飛ばし、午後三時前に金沢着。繁華街・香林坊近くの某ホテルにチェックイン。小雨のなかを、何はともあれ金沢文圃閣へ。歩いておよそ二十分。

疏水沿いに閑静な住宅街を抜けて昭和通りの長土塀交差点に出ると、すぐ大きな建物が見え、まず、ガレージに山積する本の姿に吸い寄せられた。時間的に余裕がなかったので、サッとひと回りしただけ。在りし日の水明洞を彷彿とさせる蠱惑的な猥褻ぶり。本はすべて一冊二百円、三冊五百円のようだった。近ければ日参間違いなし。

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本店舗の方は書庫、整理室を挟んで建物の反対側の端にある。こちらは、当然ながら、いっそう凄い内容で、ちょい見ではとうてい把握しきれない。本ばかりでなく、資料類(個人の自筆日記をまとめたコーナーも)、紙モノや古道具っぽい品物も所狭しと並んでいて目眩がしそう。とにかく棚をくまなく眺めてはみたが、いちいちブツを確認する余裕もなく、古い古書目録など目についたものだけ数冊買わせてもらった。いやあ、少なくとも二三日は通いたかった。

嬉しかったのはこれ、花田清輝『錯乱の論理』(眞善美社、一九四八年二月一五日再版、表紙繪=岡本太郎、装幀=高橋錦吉)。

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初版の方は、装幀は同じく高橋錦吉ながら、デ・キリコの絵(無限のノスタルジアを使っている。再版では岡本太郎に変わったわけで、印象としてはまったく別の本。いずれ初版も手頃な値段で入手したいと思っているが、まずはこの一冊で大満足。

花田清輝『復興期の精神』(我観社、一九四六年一〇月五日)

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金沢文圃閣の全体観


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by sumus2013 | 2018-04-21 20:59 | 古書日録 | Comments(0)

林哲夫展 in 新潟絵屋

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新潟、絵屋さんでの個展

https://nabequest.exblog.jp


個展開催に合わせて、新潟で三泊、金沢で二泊してきました。道中のあれこれは、おいおいアップしていきます。

絵屋での会期は四月三十日までですが、一部の作品および新作コラージュ、デカルコマニイの展示が引き続き、北書店で開催されます。


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林哲夫展

4月17日〜30日

新潟絵屋
http://niigata-eya.jp







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by sumus2013 | 2018-04-20 20:28 | 画家=林哲夫 | Comments(0)

春の古書大即売会

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2018年春の古書大即売会(京都市勧業館みやこめっせ、5月1日〜5日)の目録を頂戴した。ほとんど目録からは買っていないのだが、送ってくださる奇特な古書店さんに感謝。何か注文しましょう。

古書ダンデライオン氏が初参戦。リキの入ったいい本出している。『白崎禮三詩集』も! あがたの森書房さんは印譜をズラリ、貧生にはとても手はでないが、眺められるだけでも有り難い(会場に並ぶでしょうね)。

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by sumus2013 | 2018-04-13 16:57 | 古書日録 | Comments(0)