林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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カテゴリ:コレクション( 18 )

黒岩比佐子さん旧蔵書

黒岩さんの旧蔵書の表紙がネット上で見られるようになった。さすがワクワクするような表紙がズラリ。

古書の森 逍遙』の黒岩比佐子さんの旧蔵書プロジェクト(2018.1.9)
『古書の森 逍遙』の著者、黒岩比佐子さんの旧蔵書の表紙をインスタグラムにアップするプロジェクトがスタートしました。
没後、旧蔵書を神奈川近代文学館に寄贈するにあたって、「黒岩比佐子を語り継ぐ会」の面々が、手弁当で約1年をかけて書誌データ作成と表紙のスキャンデータ化を遂行。黒岩さんが古書展の人垣をかきわけて買い集めた約6000冊の「古書の森」の全貌が、今後、明らかになっていきます。『古書の森 逍遙』に収録された本も多数アップされます。》(工作舎NEWS)

◉Instagram: @kuroiwa_library
 https://www.instagram.com/kuroiwa_library/

◉古書の森日記 by Hisako:古本中毒症患者の身辺雑記
(2018年01月09日:インスタグラム始めました)
 http://blog.livedoor.jp/hisako9618/
 
◉神奈川近代文学館:収蔵コレクション
(黒岩比佐子収集資料:寄贈・寄託年月ー2012年3月)
 http://www.kanabun.or.jp/reading_room/keeping-collection/
4,300点。 黒岩が執筆のため収集した図書雑誌。『食道楽』『日の出島』『HANA,a Daughter of Japan』ほか村井弦斎著書、「東洋画報」「近時画報」「日露戦争実記」などの国木田独歩関連雑誌など。


大日本レトロ研Q所の理科系稀書・珍書もネット上で順次公開されている。こちらは内容の一部も閲覧できる。必見。

大日本レトロ図版研Q所 架蔵資料目録

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by sumus2013 | 2018-03-08 20:00 | コレクション | Comments(2)

本棚・本箱ギャラリー[日本篇]

「近代日本〈本棚〉史」(http://sumus2013.exblog.jp/29157273/)の継続という意味で本棚・本箱の画像を集めてみようと思う。

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漱石山房
『書斎』創刊号(書斎社、1926.2.15)口絵より

《書斎はなるべく二室欲しい、そして一は洋風一は和風としたい。洋風の方をやゝ手広く和風の方をやゝ小さくする、二室は襖の類いで隔てとする、共に南向きで和室を東寄りに置きその東側に向つても開放する。書架は洋室の方に工夫し、和洋書を十分置き得るやう、且つ場塞げにならぬやう壁の中に設けたい。》(「書斎の本領とその実際」市島謙吉)



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松浦武四郎の書斎「草の舎」(一畳敷の書斎)明治19年
『書斎』第三号(書斎社、1926.5.1)口絵より



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仏功徳蒔絵経箱(藤田美術館)平安時代
(蔵田蔵編『日本の美術No.16 仏具』至文堂、1967)



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三十帖冊子箱(仁和寺)平安時代
空海が唐より請来したもの 
(蔵田蔵編『日本の美術No.16 仏具』至文堂、1967)

巻子本の場合は経帙[きょうちつ]に巻くが、冊子本の場合は重ねて裂[きれ]で包んで経箱に収める。
経箱[きょうばこ] 経典をまとめて納める箱で、多くは蓋を備えている。一重のものもあるが、二重・三重になるものもあり、一定しない。また、香狭間[こうざま]形を透すものもある。金属製のものは金銅が多い。また木製の箱に漆をかけ、これに金銀の蒔絵、螺鈿などの技法によって装飾文様をかざる。




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洛中洛外図屏風 舟木本(東京国立博物館)元和初年(1615)頃
「五條通りの町並み」より本屋
(石田尚編『日本の美術No.132 仏具』至文堂、1977)



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禁裏守衛総督時代の徳川慶喜 元治元年〜慶應2
(『太陽 特集・徳川慶喜』平凡社、1998年4月)



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内田魯庵『文學者となる法』明治27(1894)
(特選名著複刻全集近代文学館、1974)


《『室内装飾』 文学者が意匠を凝す室内装飾に千種万様あり。その最も著じるしく人の注意を曳くに足るものは作者風の書斎なり。
作者風とは何ぞ。即ち文学者ブルを云ふ。一般にブルの必要なるは前に述べし如し。書斎に於ても亦大いにブラずんばあらず。》




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徳川武定(徳川武昭の次男)一家 大正6年2月
(『太陽 特集・徳川慶喜』平凡社、1998年4月)




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by sumus2013 | 2018-01-22 20:46 | コレクション | Comments(0)

本棚・本箱ギャラリー[海外篇]

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ラルフ・アール作「エライジャ・ボードマンの肖像」1789
"ELIJAH BOARDMAN" by RALPH EARL
『MASTERPIECES OF THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART』
BULFINCHI PRESS BOOK, 1993
ボードマンは織物商、独立戦争を戦い上院議員となった。
書棚付きスタンダップ・デスク



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フェデリコ・ダ・モンテフェルトロのグッビオ宮書斎における壁の装飾
(木の象嵌)1476-80頃
『MASTERPIECES OF THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART』
BULFINCHI PRESS BOOK, 1993
一種のだまし絵である



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書店 The Bookseller Shop / Bibliopolium


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書斎 The Study / Museum

『ORBIS SENSUALIUM PICTUS』1777年版
コメニウス『世界図絵』
[複刻世界の絵本館(オズボーン・コレクション)、ほるぷ、1979]

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by sumus2013 | 2018-01-16 17:49 | コレクション | Comments(0)

近代日本〈本棚〉史

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金沢文圃閣より『文献継承』第31号、『年ふりた……』21号が届いた。および刊行書の内容見本も。凄い本が次々出ていてビックリ。『「大阪」出版史図書総目録と出版界』とか『帝国日本の書籍商史人物・組織・歴史』とか・・・

金沢文圃閣出版目録

『文献継承』に書物蔵氏が「近代日本〈本棚〉史:本箱発、円本経由、スチール行き。そしてみかん箱」を執筆しておられ、これがまたすこぶる面白い。内容を紹介する代わりに引用文献を列挙しておく。

・ヘンリー・ペトロスキー『本棚の歴史』白水社、2004
・柴野京子「日常は本棚に宿る」『図書』2011.11
・西村竹間『図書館管理法』金港堂、1892
・東京高等商業学校書庫内の書架(絵葉書)
・小黒浩司編解題『図書館用品カタログ集』金沢文圃閣2016
・植村長三郎『書誌学辞典』教育図書、1942
神保町系オタオタ日記『井泉水日記青春篇』筑摩書房、2003
・幕末の洋学者竹内百太郎の書斎(楠瀬日年『書斎管見』翰墨同好会、1935)
・小泉和子『家具 日本史小百科17』近藤出版社、1980
・貞丈雑記、c.1764(『古事類苑』文学部洋巻第3巻)
・『日本古典書誌学辞典』岩波書店、1999
・尾崎紅葉の書斎(『新小説』第5年第6巻、1900.5.5)
・書棚広告『読書新聞』1884.11.5
・『SUMUS 10』2002.9
・『父の書斎』筑摩書房、1989
・宮崎利直「書庫兼用机」特許出願書類 キャレル(carrell)
・新橋堂「書斎用新式書棚」広告『読売新聞』1911.5.23
・伊東屋「本箱」「書棚」広告、1925
・木桧恕一『最新家具製作法下』博文館、1916
・成毛眞『本棚にもルールがある』ダイヤモンド社、2014
・改造社『現代日本文学全集』広告 書棚付き
・新潮社『世界文学全集』広告 書棚付き
・宮武外骨『一円本流行の害毒と其裏面談』有限社、1928
・商工省『家具公定価格集』家具指物新聞社、1943
・加藤秀俊「ものとの交流史23〈本棚〉」『TWO WAY』48, 1982.7
・内田魯庵の本棚(『書斎管見』翰墨同好会、1935)
・丸善、家庭用スチール本棚広告『読書新聞』1959.3-
・『五十年のあゆみ:第一鋼鉄工業所小史』第一鋼鉄工業所、1988
・紀田順一郎『書物との出会い』玉川大学出版部、1976
・内田洋行「ミリオンラック」広告(「スチール本棚」『婦人倶楽部』1960.11)
・『内田洋行70年史』内田洋行、1980
・永嶺重敏『雑誌と読者の近代』日本エディタースクール出版部、1997
・『紙魚繁昌記』書物展望社、1932
・中村真一郎「仙渓草堂閑談3」『文學界』1994.5
・瀬戸内晴美『有縁の人』創林社、1979
・「新意匠の書架 泡鳴氏の書斎」『読書新聞』1914.5.27
・「いまはカラーボックス」『読書新聞』1977.12.16
・紅野謙介『書物の近代』ちくま学芸文庫、1999
・松薗斉「文車考」『王朝日記論』法政大学出版局、2006
・北名古屋市歴史民俗史料館「屋根裏の蜜柑箱は宝箱」展、1993

論考の内容は本書に直接当っていただければと思うが、素晴らしいレファレンス内容である。

当方も刺激されて、本箱・本棚の画像を探してみた。と言っても手近にあるものだけなので悪しからず。近代日本にも、公私にもこだわらないということで。おおよそは時間軸で並べてみる。

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古代ローマにおける巻物の収蔵方法
アルベルト・マングェル『読書の歴史』(柏書房、1999)



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ラヴェンナ、ガッラ・プラチディア廟の壁画(440年頃創建)
四福音書を収めた櫃



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劉松年唐五学士図(宋時代、12世紀)
これは本箱なのかどうか、移動式の文房具箱か



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13世紀イスラム教国の図書館
テクストについての論議が白熱している
アルベルト・マングェル『読書の歴史』(柏書房、1999)



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福建省寧波の天一閣(嘉靖四十、1561創建、中国現存最古の蔵書楼)
明代の士太夫・范欽の書庫

《書物はすべて箱に収められて二階の書庫にあげられ、がっちりとした架構が、かつて七万巻あったというその重量をささえる。前面には防火用に池が掘られ、これに面する一階は、主客が本をめぐって論議しあるいは談笑するサロンである。》(『太陽 書斎の愉しみ』平凡社、1981.11)



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十七世紀のライデン図書館
『エナジー』特集=印刷文化
エッソ・スタンダード石油株式会社広報部、1973.12




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回転式の書架「転輪蔵(てんりんぞう)」
西本願寺・経蔵(1678年建立)

《八角形の各面に計360個の引き出し。中身は6323巻にものぼる大蔵経だ。上野寛永寺を開いた天海大僧正が1648年に完成させたのを寺が購入した。/転輪蔵を一回転させると、大蔵経をすべて読んだことになるという。》『朝日新聞』2014.10.28
本圀寺には足利義政が1464年に寄進した経蔵が現存する。そちらは一切経を582個の引き出しに収める。ほぼ同様な形式である。



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李朝文具図(『太陽 書斎の愉しみ』平凡社、1981.11)

朝鮮民画 文房図(チェッコリ図)
http://yoi-art.at.webry.info/201201/article_4.html

時代が下ると書帙は棚に置かれているが、古い画では
上図のように文具などとともに重ねてあるだけ。




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「鈴屋」
本居宣長が1783年に邸宅の二階の物置を改造した書斎
(本居宣長記念館絵葉書)
本箱が見える



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池大雅「楽志論図巻」(寛延三1750)部分
書棚のある部屋が書斎とは別に設けられているようだ。



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田仲宣編『嗚呼矣草』河内屋太助他、文化三1806



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頼山陽「読書八首」文政十一1828作
『頼山陽詩集』岩波文庫、1944
吾が架上の書を披き

山紫水明處
http://sumus.exblog.jp/14556218/



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『為理卿記』
冷泉家第20世 為理(ためただ:1824~1885)の日記
この写真の出所不明(何かの展覧会のチラシ)



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通油町(現・日本橋大伝馬町三丁目)の書物問屋・鶴屋店頭
斎藤長秋編江戸名所図会』須原屋伊八他、天保五1834
本は平積み。引き出しも在庫収納のためだろう。



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寺子屋風景
『日本風俗志』(平出鏗太郎他、1895)
先生の机の脇に本箱ふたつ、「経書」と「雑?書」。



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二葉亭四迷『浮雲』第一篇の挿絵
1887年(明治20年)から1889年にかけて発表
http://blog.livedoor.jp/kaitohkid/archives/4578908.html

《高い男は縁側を伝つたわって参り、突当りの段梯子だんばしごを登ッて二階へ上る。ここは六畳の小坐舗こざしき、一間の床とこに三尺の押入れ付、三方は壁で唯南ばかりが障子になッている。床に掛けた軸は隅々すみずみも既に虫喰むしばんで、床花瓶とこばないけに投入れた二本三本ふたもとみもとの蝦夷菊えぞぎくは、うら枯れて枯葉がち。坐舗の一隅いちぐうを顧みると古びた机が一脚据え付けてあッて、筆、ペン、楊枝ようじなどを掴挿つかみざしにした筆立一個に、歯磨はみがきの函はこと肩を比ならべた赤間あかまの硯すずりが一面載せてある。机の側かたわらに押立たは二本立だち書函ほんばこ、これには小形の爛缶ランプが載せてある。机の下に差入れたは縁ふちの欠けた火入、これには摺附木すりつけぎの死体しがいが横よこたわッている。その外坐舗一杯に敷詰めた毛団ケット、衣紋竹えもんだけに釣るした袷衣あわせ、柱の釘くぎに懸けた手拭てぬぐい、いずれを見ても皆年数物、その証拠には手擦てずれていて古色蒼然そうぜんたり。だが自おのずから秩然と取旁付とりかたづいている。》



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夏目漱石「書架図」紙本淡彩、1903
『別冊太陽 夏目漱石』平凡社、1980.9.25



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巌谷小波『日本一ノ画噺』中西屋、1911〜1915
『太陽 絵本』平凡社、1979.2.12



ルネサンス期の書斎

本の背中

ビュウィック画派の書斎

書斎に於ける鉄斎翁

池大雅「楽志論図巻」


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by sumus2013 | 2018-01-04 20:47 | コレクション | Comments(0)

ぼっこう饅頭

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倉敷名物「ぼっこう饅頭」を頂戴しました。素朴なおいしさ。ごちそうさまです。「ぼっこう」は岡山弁。同封されている説明書きには次のように書かれている。

ヅドホン「ぼっこう」
 お美味しゆうござんすゾナ
 一ぺんおあがんさってみて
        ツカァセェ

 岡山県地方の代表的方言「ぼっこう」とは大層とか甚だという意に用いられます。「ぼっこう饅頭」は大層おいしいお饅頭という意味でつかいました。

本当は「ぼっこう饅頭」よりも「ぼっこうおいしい饅頭」とすべきなのだろう。というのは名詞を形容するためには別に「ぼっけえ」という言葉があるからだ。形容詞や動詞など用言にかかるのが「ぼっこう」である。ただし今日ではさほど厳密に区別はされていないようでもある。


ヅドホンもまたちょっと変った表現。これはそのまま検索しても何も出て来ない。いろいろ条件を変えて「ヅ」ではなく「ズ」で探してみると以下のような記述がヒットした。井上円了編『南船北馬集第十一編』(国民道徳普及会、一九一五年一二月一八日)より。

ここに岡山県巡講第一回を終わりたれば、その間に伝聞せし方言を記せんに、一国特殊の語と三国共通の語との二様あり。その中にて最も名高きはズドボッコー、オエンなり。ズドとは意を強むる語、すなわち最もとか、はなはだしとかいう意なり。ボッコーとは大層とか、ヒドクとかいう意なり。このズドボッコーを山口県にてはチウニゴッポーという。そのゴッポーはボッコーに当たり、チウニはズドに当たる。もしその意を今一層強めんとするときは、ズドホンボッコウという。ホンとは真にの意なり。

なるほどねえ・・・。お菓子の姿はこちらのサイトでご覧あれ。

木本戎堂のぼっこう饅頭と村雀

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by sumus2013 | 2017-12-09 17:30 | コレクション | Comments(0)

鉱物標本

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海月文庫さんで求めたのがこちら。『鑛物標本 尋四、五、六學年用』(鈴木慶蔵案、東京鉱物研究所=東京市中野区野方町一ノ七六三)。製造年は記載されていない。横書きがすべて左から右になっているので昭和十年前後だろうか。尋常小学校は十六年三月まで(四月から国民学校になる)。

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開いてみると、この通り。蓋の裏面に升目に対応して鉱物の名前と出土地が記載されている。おおよそ移動はないように思うが、素人なので判断できないところもある。一箇所、何も入っていない区画があるのは、小さな石が他の区画へ紛れていたため(持ち帰った道中の振動で)。説明では磁鉄鉱なのだが、どうもそうとは思えない。

下記サイトもご参照あれ。



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by sumus2013 | 2017-02-16 20:11 | コレクション | Comments(0)

奥成さんの葉書

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奥成達さんが亡くなられていたことを今日初めて知った。お元気な頃にはいつも『gui』を送ってくださっていた。上は消印がないのではっきり分らないが、平成十九年あたりだろうと思う。最近の『gui』でも連載の中で拙著『喫茶店の時代』に触れてくださっていたことを思い出す。御冥福をお祈りしたい。十一月八日に偲ぶ会が催される。

詩人・ジャズ評論家の奥成達さん死去:朝日新聞デジタル
2015年8月20日12時50分

奥成達さん(おくなり・たつ=詩人、ジャズ評論家、本名達〈さとる〉)が16日、腎うがんで死去、73歳。葬儀は近親者で営んだ。後日、しのぶ会を開く予定。喪主は妻でイラストレーターのながたはるみさん。
 ジャズ批評やエッセーなどを幅広く手がけた。著書に「宮澤賢治、ジャズに出会う」、ながたさんが絵、奥成さんが文を手がけた「昭和の子ども生活絵図鑑」などがある。

奥成達さんを偲ぶ「花見」のような集いのご案内


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by sumus2013 | 2015-09-30 17:07 | コレクション | Comments(4)

今江祥智さん死去

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米朝死去の報が踊る、その脇に今江さん死去の記事が出ており驚かされた。『sumus 13』晶文社特集でアンケートをお願いしたところ素敵な手書き原稿を頂戴した。二〇一一年一月、徳正寺でのトークショーも思い出される。

宇野亜喜良レクチャー

今江祥智『冬の光 続・優しさごっこ』

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by sumus2013 | 2015-03-21 09:06 | コレクション | Comments(0)

鳩笛

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小雨だったが神戸まで出かけた。梅田恭子さんと石井誠の作品が見たくて(ギャラリー島田)。その帰り道にちょっとのぞいた古本屋でこんなもを。調べてみると青森県弘前市の下川原で二百年ほども前から作られている鳩笛だった。尾羽の穴から息を吹き込むと「ホー、ホー」とどちらかというとフクロウのようなのんびりした音を出す。



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こちらは佐賀の郷土玩具展のはがき。佐賀では尾崎人形にテテップウと呼ぶ鳩笛があるそうだ。

尾崎人形 鳩笛(テテップウ)
https://sagaippindou.stores.jp/#!/items/545d37202b349284560002e4

鳩笛、テテップウを吹く高柳政廣さん

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by sumus2013 | 2015-03-08 17:48 | コレクション | Comments(0)

宇賀神社

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長谷川歴史・文化・交流の家から徒歩二分くらいのところに宇賀神社がある。藤原鎌足にまつわる金璽伝説があるように京都でももっと古い歴史をもつ社のひとつ。最近、塩見仁一『狛犬誕生』(澪標、一九一四年)を読んでいるので、神社というと狛犬に目が行く。狛犬コレクション(もちろん写真です)してみよう。

宇賀神社
http://kamnavi.jp/yamasiro/ugauga.htm



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by sumus2013 | 2015-02-28 21:20 | コレクション | Comments(0)