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カテゴリ:雲遅空想美術館( 217 )

大竹昭子写真展 須賀敦子のいた場所

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大竹昭子写真展
須賀敦子のいた場所

2019年9月7日〜12日

ギャラリー島田
http://gallery-shimada.com


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付箋がたくさんついた須賀敦子の著作や掲載雑誌


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大竹昭子+須賀敦子の著作も並ぶ。元・海文堂書店員のHさんが販売していた。


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須賀敦子がイタリア語に翻訳した日本文学作品。
上右は川端康成
下は『日本現代文学選』


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コルシア書店の店内写真


by sumus2013 | 2019-09-08 19:30 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

好向軒窓

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かなり久しぶりで求めた漢詩のマクリ。絹布にしたためられている。くずし方は慣れている感じだが、それだけになかなか難物。ちょっと読めそうにない。詩句を検索しても類似作はほぼ何も出てこないようだ。七言律詩で脚韻はきちんと踏んでいる。下平声一先、くらいはわかるのだが・・・もう少し無い知恵を絞ってみたい。ご教示歓迎。

八句目は一文字足りないが・・・こういう読み方ではないのかもしれない・・・。

[布香]
 好向軒窓養請
 蒼ゝ山水棹歌
 玄夫仇石談汀上
 白鷺窺魚立格
 積翠浮嵐朝暮景
 薇山  画図
 間中也有閑中楽
 夏日真成 祭

 題積翠軒為
 高立言岡謁宗向用主澐褐 竹香棟
[足棟][除天]
 
最後の行の署名のところ「竹香棟」と読めるので、検索してみたところ、小原竹香だと判明。書家で津山藩士。

《・小原千座 徳守神社祠官、津山を代表する万葉歌人。当時有名な歌人たちと交友があった。
・小原竹香 (文化十二年~明治二十六年)小原千座の長男。勤皇の志を抱き、鞍懸寅二郎等と意気相投。勤皇の士として全国人士と交わり、津山のために貢献した。》

by sumus2013 | 2019-08-22 19:41 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

美人千里

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藤澤南岳の漢詩軸、少し前に入手した。簡単に読めそうで、意外と難しい。

 美人千里思悠々欲接貴姿不自
 由一夜碧雲湖上月牽将吟夢到
 仙楼
     松江湖楼作  七十二翁南岳

こんなところでどうでしょう?

by sumus2013 | 2019-07-19 17:25 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

扇撰り

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短冊ざくざく展の案内を頂戴したので、思い立って短冊を。新しいものと思うが・・・署名は「聖平」か。

by sumus2013 | 2019-07-12 19:43 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ

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『ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ』(DIC川村美術館、2019年6月15日、デザイン=サイトヲヒデユキ)図録が届く。

『ヴォルスーー路上から宇宙へ』(DIC川村美術館、2017年4月1日)も同じサイトヲヒデユキ氏のデザインである。ヴォルスはA5判、図録としては小ぶりな方だが、このコーネルは上製布装ながら四六判(単行本サイズ)と、さらに小さい。

表紙は黒い綿布(?)に箱も黒い紙。黒は環境にはあまり良くないとはいえ、カッコいいのは間違いない。箱の貼り絵が三種類あって選べたのだが、届いた現物を見てみると、この絵はなくてもよかった。本文紙はさっくりしたかさ高のナチュラル系で(図版ページと文字ページの色目を変えてある)手触りもいいし余白が目にやさしい。ただ、図版はややなまぬるい感じに上がっている。それを意図しているのかもしれないが。正直な話、コーネルはもう少し大判でクリアに楽しみたいような気がしないでもない。

by sumus2013 | 2019-07-05 20:06 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

田端鑑海

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田端鑑海の作と思われる漢詩軸を入手した。

 曽遊如夢太匆々
 毎読君詩奥不空
 萬壑千山行晴好
 拾収都在一嚢中

 題南遊詩稿為
 松洞老兄厲  鑑海

こう読んでみたが、どうだろう。田端鑑海については柴田清継「明治三十九年 王治本の 尾張・伊勢・越前・三河における足跡と文藝交流(上)」に紹介されている。

《ここで新たに名前が出た田端観(鑑)海(名は和。一八七一〜一九二九)は河藝郡天名村(現鈴鹿市徳田町・御薗町一帯)の人で、「居ヲ玉山堂トイヒ」、十九歳で「大阪ニ遊ヒ贄ヲ藤沢南岳ノ門ニ執」り、 二十三歳の時「学成リテ郷ニ帰リ超然世俗ト断チテ専ラ心ヲ作詩ニ注」いだ人で、「鵞渓吟社滄浪吟社ノ盟首」であった 。また、『大正三重雅人史』では「漢学を藤沢南岳に学び、詩作を楓井古斎、服部藍亭等に従」い、「殊に詩作は県下の一頭目たる観あり」と評され 、服部担風の弟子であった川島清堂によれば、「担風四天王の一人」と称された時期があったという。》

藤澤南岳に学んだというところに引っかかったわけである。また、松洞老とあるのは、浅野儀史ではないだろうか。

《松洞浅野儀史(近代、AD1866~1944)
浅野松洞は丹波の人で、名は儀史、字は文淵、号を松洞と称し、幼時より学を好み、京の坂上沖所に漢詩漢学を学び、奈良で私立学校を建てて子弟の教育に当り、教育に従事すること40年に及んだ漢学者で、その書は、和様・唐様共に研究して一派を成している。またその著に『三重先賢伝』『赤目百絶』『南放詩稿』等が有る。》

五歳年長なので兄と呼ぶにふさわしいだろうし、書風も似ているようだ。




by sumus2013 | 2019-06-16 20:16 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

富本憲吉記念館

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どうしようもない百円均一というのもあるのだが、そのどうしようもない均一コーナーで『清華譜』(古裂會、平成26年9月12日)と題した豪華なオークション・カタログを見つけた。ご覧のように表紙が村上華岳だからそのレベルは想像できるだろう(この絵のスタート価格は3500万円)。それだけならわざわざ買い込むことはなかったのだが、ぺらぺらめくっていると、巻末の方に、動産の美術品ばかりでなく、不動産である「富本憲吉記念館」が売りに出されていた。「おお!」と思って百円玉を取り出した。

じつは「富本憲吉記念館」の話は、何年か前にある人から聞いていた。その人はその建物が気に入って、何とか手に入れたい、自宅やその他のものを全て処分して移り住みたい、というようなことを言っていた。ただ、記念館は奈良県生駒郡安堵町にある。そこに引っ込んでしまうことはどうしてもできない、もう十年若ければ、と断腸の思いで断念した、と言うのだった。その人はこのカタログを見たのかも知れない、とふと思った。「安いんだ」と強調されていたが、たしかに安い。この記念館の土地は1983.43平方メートル(約600坪)居宅の他に十棟登記されていてスタート価格は2500万円である。村上華岳よりずっと安い。

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このカタログには富本憲吉記念館を建設した辻本勇(1922-2008)についての記述があって、それがすこぶる興味深い。元来は富本の生家であった旧邸跡に記念館は建てられた。同村出身の辻本勇の実兄が富本と幼友達であり、勇はいつしか富本のパトロンの一人となっていたようである。辻本は敗戦後の大阪で実業家として成功したのだという。

《復員して焼土と化した大阪の街に立ち、人々が食に飢え、旺盛な食欲を辛抱している現実を眼前にして、郷里の、安堵村で大根を仕入れ、大阪に運んで関東煮に加工して小さなトタン囲いの屋台で売った。》

《新鮮な大根を煮た熱々の関東煮は飛ぶように売れ、瞬くまに現金が手に溢れた。勇は買い手のない店舗用地を現金で買いとり関東煮の店舗を増やした。当時のことを、闇市での統制経済との確執や苦労話とともに、各店の売上げの集金が大変だったと回顧した。集金には単車の荷台に現金を運ぶためのリンゴ箱を積んで走り回ったと笑みとともに語った。》

《時は移り、不動産の高騰がはじまり、勇は繁華街の小さな土地を売却し、その集約をすすめ、多角的に事業を展開した。居宅を芦屋に構え、バブル期には土地暴騰を横目にして、土地価格が実経済と乖離していると独断して無関心を貫いた。》

白浜に仏教美術を核(カネボウ社長だった武藤山治の旧蔵品)とする白浜美術館を開いたこともあった。しかし、昭和五十二年、漏電による出火でコレクションもろとも焼失してしまうという悲劇に見舞われた。また他に、芦屋市立谷崎潤一郎記念館、芦屋市立美術博物館などにも関与し、谷崎未亡人に芦屋市へ遺品の寄贈を決心させたのは辻本勇だという。未亡人は富本憲吉記念館の真摯な運営に感銘を受けたそうである。

富本記念館は富本歿後(一九六三年歿)、辻本勇が買い取って、旧邸(江戸時代の建物)を全面改築(設計は上田恒次)、一九七四年一一月に開館している。閉館は二〇一二年五月。その後しばらく富本憲吉文化資料館となったが、二〇一四年に完全閉館。二〇一五年にソーシャル・サイエンス・ラボが三〇〇〇万円で取得し、二〇一七年より古民家ホテル・レストラン「うぶすなの郷 TOMIMOTO」となっている(ウィキ「富本憲吉記念館」による)。

三〇〇〇万円ということは本カタログの開始価格より少しばかり競り上がったということになろうか。

by sumus2013 | 2019-05-29 20:45 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

わたり来し

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短冊、少しましな一枚を入手したので季節外れながら掲げてみる。「正月十五日斗/江戸御城/柳の間にて」と前書きがある。署名は「之正」。江戸城の柳の間は

《柳間(やなぎのま)は、五位および無官の外様大名・交代寄合・表高家・並の寄合衆が詰める部屋。准国主でも五位の時はここに詰め、四品に昇進すると大広間に移る。各家の嫡子もみな同席。》(ウィキ「伺候席」)

とのこと。秋の鴈の間とあるのは「雁間」だろう。

《雁間(かりのま)は、幕府成立後に新規に取立てられた大名のうち、城主の格式をもった者が詰める部屋。老中や所司代の世子もこの席に詰めた。ここに詰める大名は「詰衆」と呼ばれ、他の席の大名とは異なり毎日登城するため、幕閣の目に留まり役職に就く機会が多かった。そのため、帝鑑間からこの席への移動を望む大名も多かった。雁間・菊間広縁を総称して「雁菊」という。》(同上)

立春には登城して正月の挨拶を交わすことがしきたりだったそうだ。正月十五日が立春に当たるのはいつだろう?

by sumus2013 | 2019-05-26 20:37 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

マン・レイ ワールド

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東京富士美術館で開催されている「マン・レイ ワールド」展のカタログを頂戴した。深謝です。これら初期作品が日本にあるというのは稀有なこと。16歳頃に描いたゲイシャ・ガールの模写まである(浮世絵を油彩画で上手に描いている、ゴッホみたい)。本もいろいろと出陳されているようで、機会があれば是非拝見に出かけてみたいもの。

マン・レイ ワールド

《本展では、「第1章:ニューヨーク⇄リッジフィールド時代」「第2章:第1次パリ時代」「第3章:ハリウッド→第2次パリ時代」の3つの章に分け、彼の生涯をたどり、東京富士美術館が所蔵するマン・レイの作品80点(絵画21点、写真35点、オブジェ15点、書籍8点、映像1点)を一堂に展覧いたします。》(はじめに)

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by sumus2013 | 2019-04-27 17:37 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)

花の国へ

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近頃不作つづきの短冊。読みの勉強と思って、とりあえず、ひとつ出してみる。冒頭が読めない・・・無? ご教示を歓迎。

 ◻︎◻︎さなる花の色[国?]へぞうつ
 らると人のころにおもひ染しに 

署名がないから知られた歌かとも思うが検索しても分からなかった。

国としたところ色ではないかとご指摘いただいた。崩し方は似ている。起筆がノなので国かと思ったが(色は左上から入る)染しに呼応していると考えたら色だろう。冒頭がスッキリすれば意味も通るはずだが・・・

by sumus2013 | 2019-04-21 16:18 | 雲遅空想美術館 | Comments(2)