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林哲夫の文画な日々2
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陳書

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『陳書』第十四輯(神戸陳書会、昭和十七年十二月二十八日)。神戸の古本屋さんで。個展の合間にのぞいて発見。どこかで出会わないかなと探していた雑誌なのでうれしかった。間島一雄書店の間島保夫さんが中心となって同名の古書目録を発行されたことで知ったのだが、本号を見てそのすごさが納得できた。

巻頭は忍頂寺静村の「頼三樹三郎の書翰」である。忍頂寺については下記で少しだけ触れた。

近世風俗文化学の形成―忍頂寺務草稿および旧蔵書とその周辺―

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記事の一例を挙げると、例えば、松井佳一「金魚養玩草の異版に就て」。これによれば、金魚が初めて日本(泉州佐海=堺)に渡来したのは文亀二年(1502)だそうで、江戸時代にも何度か渡来した。延宝年間(1673-81)には金魚屋が出来たが、まだまだ高価なもので、元禄時代(1688-1704)ですら一尾五両、七両したそうだ(50万円くらいか)。贅沢禁止令で金魚が没収されたこともあった。

『金魚養玩草(きんぎよそだてぐさ)』は金魚の飼育について書かれた最初の本。

《著者は泉州堺の安達喜之で同郷奚疑斎が増補したもので著者の序文には寛延元年辰九月と明記してあつて寛延元年戊辰冬摂州浪速津森常政、泉州上石津河重校合とも記されて居る、寛延元年は皇紀二四〇八年で実に百九十四年前の出版である。
 本書は随分流布せられて居て年代を異にし出版元を異にして数次発行せられたものらしい、私が今迄で調べたものだけでも五十冊以上で家蔵のものも二十八冊と其他に写本が数冊あつてこの内に八種の異本がある。》

このあと、その内容についての記述がつづき、こう締めくくられている。

《以上は私が金魚の来歴を調べる文献の一として本書を蒐集しはじめてから二十余年間の探索であるがこれ以上の異本について御気付の諸兄姉から御教示を願い得れば幸甚である、又金魚に関するあらゆる文献を蒐集して居るがまだ名だけ知つて実物を見ることの出来ないものが東山素柳坂物語、後扁金魚記(寛政八年以後の刊行)金鱗解説(明治刊行)である、何かの手がゝりもかなと念じて居る。》

とまあ、こんな執筆者ばかりだから驚くほかない。

# by sumus2013 | 2019-09-18 20:15 | 関西の出版社 | Comments(0)

ラバー・ソウル

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ビートルズ6枚目のアルバム「ラバー・ソウル RUBBER SOUL」(Parlophone, 1965)の日本盤(東芝EMI、発行年不詳、日本初版は1966)。上の赤いのは拙作「クーシュ」。

9月28日に高橋輝次さんと『タイトル読本』(左右社)についてトークイヴェントを行うため、多少なりともネタを仕込んでおこうと、あれこれ考えている。ひとつは、翻訳のタイトル(本に限らず)には誤訳の多いことを少しだけ喋ろうと思って、まず浮かんだのが、村上春樹の『ノルウェイの森』。ただしこれは誤訳ではない(だって日本語の本だものね)。その元になったビートルズの「ノルウェーの森」が大誤訳なのである。それを村上春樹はそのまま(「ー」と「イ」の違いがありますが、66年版は確認できてません。一九六〇年代に日本で発売されたコンパクト盤(四曲入り)「ペーパーバック・ライター」に収録されたタイトルは「ノルウェーの森」です)小説のタイトルに使っている。

どう誤訳なのかはトークのときに(検索すればすぐ答えは出ますが)。その「ノルウェーの森」が収められているのがこの「RUBBER SOUL」である。ところが、上の写真の盤に付いている歌詞カードのタイトルは「ノーウェジアン・ウッド」(訳詞:高橋淳一)で「ノルウェーの森」ではない。さすがに「ノルウェーの森」はまずいでしょ、と誰かが気づいた(?)。

I once had a girl
Or should I say she once had me
She showed me her room
Isn't it good Norwegian wood

あの娘は俺のもんだった
いやそれとも俺はあの娘のもんだった
部屋に案内してくれてさ
ノルウェー・スタイルの愛の巣さ

[中略]

And when I awoke I was alone
This bird has flown
So I lit a fire
Isn't it good Norwegian wood

目があいてみりゃ一人ぼっち
あの娘は消えちまってた
煙草をふかして俺一人
ノルウェー・スタイルの愛の朝

ノルウェー・スタイルの愛の巣》は苦心の訳である。拍手。ただ、出だしの二行は解釈が間違っているのでは? この歌詞はナンパがテーマなんだから「I had」は《俺のもんだった》じゃなくて、おれがひっかけた、そして、いや、彼女がおれをひっかけたのかな、と続くのが自然だろう(だって彼女の部屋にいるんだからね。「ひっかけた」というのも少々古臭いかもしれません、「お持ち帰りした」ですか、昨今なら?)。

それにしても「ラバー・ソウル」というアルバム・タイトルそのものもシャレが効いている。「ゴムの魂」って? rubber sole、lover soul がクロスしているのか(イギリス英語はrとl、bとvをそんなに極端に区別しないように思います)。他にも含んだ意味があるのかもしれない。とにかく翻訳というのは容易でないというひとつの例である。

# by sumus2013 | 2019-09-17 20:31 | おととこゑ | Comments(0)

写実と幻想 林哲夫展

次回の在廊は21日土曜日です。
(水・木は画廊の定休日ですのでご注意ください)

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モンパルナス(猫)
[額縁もパリより]



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新作コラージュ



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新作デカルコマニー



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ギャラリートーク無事終了しました。
ご参加くださったみなさまに感謝いたします。



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林哲夫展 写実と幻想
油彩画・コラージュ・デカルコマニー

2019年9月14日(土)〜10月5日(土)
13:00〜19:00 水木休廊 最終日は18:00まで

ギャラリートーク:パリでこんな古本買いました
2019年9月14日(土)17:00〜
参加費500円(お土産付き)
参加申し込みは luna(アットマーク)g-loeil.com

ギャラリーロイユ

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本日13日、搬入しました。

パリで買った本も展示しています(非売です)

近著は販売中です!



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「ギャラリートーク:パリでこんな古本買いました
どんな本を持って行こうか選んでいます。

# by sumus2013 | 2019-09-17 08:45 | 画家=林哲夫 | Comments(2)

上京する文學

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岡崎武志『上京する文學』(ちくま文庫、二〇一九年九月一〇日)が届いた! 新日本出版社版が文庫になったのである。

岡崎武志『上京する文學』(新日本出版社、二〇一二年)

大幅加筆に加えて野呂邦暢篇、そして特別寄稿・重松清「春だったね 1981」も面白い。ちくま文庫は九冊目だそうだ! 素晴らしい。岡崎棚ができるくらいになった。sumusu仲間として喜ばしい限り。

筑摩書房 上京する文學ー春樹から漱石まで

上京の頃のポートレートが著者紹介に使われている(!)

# by sumus2013 | 2019-09-16 09:24 | おすすめ本棚 | Comments(0)

タケダ2000GT詩集 bonnet

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第1回 書肆よろず屋ミーティング
タケダ2000GTライブ

2019年9月27日(金)

第一部 トークショー

出演 タケダ2000GT 書肆よろず屋 林哲夫
内容 書肆よろず屋、出版第1弾のタケダ2000GT詩集「bonnet」のことなど

第二部 タケダ2000GTライブ

受付開始 19時半 開演 20時
チャージ ¥2,000 プラス 1オーダー

出演者からの来場者特典あります

皆様の来場お待ちしております




題 名 タケダ2000GT詩集 bonnet
著 者 竹田佳史
発行日 令和元年5月1日
発行所 書肆よろず屋
装 幀=林哲夫
頒 価=1000円
188×128mm

・表紙 マットコート180kg
・本文 上質 110kg

書肆よろず屋の処女出版。シンガソングライター・タケダ2000GTの歌詞集である。芸名からしても、タイトルからしても、自動車のボンネット写真でまとめよう! と最初は思ったのだが、全体の歌詞を読み込んでいると、それではあまりに短絡的というか表面的すぎると思い直して、昨年制作したブラッシュストロークのなかからやや屈託のある一枚を選んでみた。善行堂他で発売中。

タケダ2000GTのちょっとしたすべて

《「本を出すなら、まず詩集から」という思いは前から持っていました。そしてここに相応しい言葉の数々を散りばめるアーティストに出会いました。ぜひ、その何気ない言葉の数々の海に飛び込んでいただきたいと思います。公園や、駅、焼鳥屋に出かけたい。はたまたカレーを作りたいと思っていただければ、もうこの世界の肩まで浸かっている証拠です。
この詩にはすべて曲がついています。どうぞ、ライブ会場等に足を運び、また違う世界も楽しんでいただきたいと思います。
岡田将樹》


 泥の河

子供らがはしゃぐホームの 片隅でタバコを喫んでいる
守られて精一杯戯れよ きみらもすでに勤め人なのだ
電車にうまく乗れなかった それでも時々レールをなぞった
誰かが窓から手を振れば えへ、て笑った

ミスったけどこの人生 湿気ってはいない
泥の河を埋める花びらよ あいつに幸あれ あいつに幸あれよ
持ち駒が全てなくなれば ありったけの小銭 将棋盤に並べて
マジックペンでやおら額に 王将と書きなぐりまた肘をつけば良い

ひと掬いいくらの金魚でも 泳いでいれば誰か立ち止まる
誇りよプライドに打ち勝て 今がその時だろ

ミスったけどこの人生 終わってはいない
泥の河を埋める花びらよ あいつに幸あれ きみに幸あれよ

電車がまた一本過ぎていく 新しいタバコに火をつける
いつかきっと来るだろう おれ経由のラッキー行き

情けないがこの人生 スベってはいない
泥の河を埋める花びらよ あいつに幸あれ おれに幸あれよ



# by sumus2013 | 2019-09-12 19:31 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

タイトル読本出版記念イベント

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高橋輝次編『タイトル読本』左右社
出版記念イベント

2019年9月28日
19:00開場 19:30開演

出演:高橋輝次+林哲夫
会場:花森書林
入場料:1200円
定員:20名

『タイトル読本』
出版記念古本市
9月27日、28日、29日

高橋輝次
ぺるデュ書店
百窓文庫
摘星書林
古書善行堂
書肆艀
季村敏夫



# by sumus2013 | 2019-09-12 17:24 | もよおしいろいろ | Comments(0)

マチマチ書店二条駅前店オープン

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京都JR二条駅前にマチマチ書店が本日オープンした。さっそくのぞきに行った。こじんまりしたスペースだが、足場はいいし、アートでグラフィックな品揃え。リピーターになりそうだ。本田このみ木版画展も開催中(〜10月7日)。

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アンドレ・ロート絵、ジャン・コクトー詩『Escales』



# by sumus2013 | 2019-09-12 17:07 | 古書日録 | Comments(0)

キネマ旬報

古いところの『キネマ旬報』を大日本レトロ図版研Q所より借覧中である。映画はほとんど知らない作品ばかり。まあ、それも面白い。アメリカ映画がドッと押し寄せている感じがひしひし伝わる。また、数多く掲載されている映画広告に、大正末から昭和にかけて流行した「キネマ文字」が踊っているのも見どころである。順次増やして行く。

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ヴァージニア・チェリル

400号 昭和6年5月11日
キネマ旬報社:東京市麹町区内幸町一ノ三
大阪支社:大阪市北区梅田新道太平ビル
発行人 田中三郎
編集人 田村幸彦
印刷所 中村福昌堂
印刷人 中村文一郎
製本所 小高製本所


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田村幸彦とクララ・ボウ

《紐育滞在中、多くの人たちから、クララ・ボウと云ふ女は、如何に酒飲みで、如何に博奕が好きで、如何に浮気ものであるか、等々の噂を聞かされて来た僕は、だからクララに逢ふことに非常な興味を抱いて居た。然し、眼の前に彼女を眺め、彼女の手を握つて初対面の挨拶を交わした時、僕はクララが矢張り普通の女と少しも変つたところのない一女性であることを認めない訳には行かなかつた。
(中略)
彼女は女中が一人付き切りで身の廻りの世話をする外に、髪の色や身長の同一なダブルが一人雇つてあつて、同じ衣裳をつけ、焦点を合す際などにはこの替玉嬢が現れる事になつて居た。この替玉の娘は容貌もクララに似て居るし、全然同一のメイクアップをして居るために、一寸見ると御本尊と間違える位である。
(中略)
 クララは度々僕に日本の話を聞かせてくれと強請んだ。桜の花や、フジ・ヤマやキモノの美しいことは話に聞いて知つて居た。監督のウォーレス氏と僕とクララの三人で或日昼飯の卓を囲んだ時、日本の酒が話題に上つた。ウォーレス氏が
 「日本のお酒は温めて、小さい盃で一口つゞ飲むんだよ。味はとても甘いぜ」と通を振り廻したら、「あたしも一遍飲みたいわ」と彼女が云ふので、日本街へ来れば、いつでも御馳走すると僕は答えた。それを聞くとクララは小供のやうに手を打つて
 「本当?まあ嬉しい!」と、大変な喜びやうではあつたが、然しこの約束は、連日夜間撮影があつた為、到頭実現することが出来なかつた。せめて僕があと二週間滞在する事が出来たならクララの飲み振りを拝見する事が出来たのに》






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メリー・アスター

397号 昭和6年4月11日
キネマ旬報社:東京市麹町区内幸町一ノ三
大阪支社:大阪市北区梅田新道太平ビル
発行人 田中三郎
編集人 田村幸彦
印刷所 中村福昌堂
印刷人 中村文一郎
製本所 小高製本所


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《邦文字幕の反響
 パ社に倣ふ外国映画会社
  フォックス社は日本語
  版も製作するか?
 パラマウント日本支社がトーキーの不評に対する妥協策として同社映画に邦文字幕を挿入する方法は「モロッコ」においてはじめて試写され意外なる好評を博したためパ社本年度映画は悉く邦文字幕を挿入することは既報の通りだが、パ社 新方法は外国映画界に一センセーションを起し各支社とも類似の方法を研究中でオール・トーキーは早晩日本版を作ることになるものゝやうである。即ちフォックス社は日本支社代表クラレンス・フォン・ヘイク氏が四月廿日頃帰米するので目下具体案を協議中 映画中の会話を在米邦人によつて日本語とするかパ社同様邦文字幕挿入とするかの何れかへ帰著するものらしくメトロ社では現在ワーナー、F・N映画等に用ゐられてゐる「エックスヴァージョン」採用説が盛んである。以上の各社ともまだ態度は決定してゐないが、パ社映画との対抗上秋のシーズンまでには具体的な結果を見るに至るであらう。》

《八銭と十五銭の入場料で
  大東京開館
    洋画専門上映
 東京市内に一番安いといふ外国映画上映館が、四月一日から開館した。それは、いままで色物を出してゐた浅草の大東京で、入場料は八銭に十五銭、尤も八銭は子供と老人であるが、割引から大人八銭子供四銭になつてしまふ訳である。
 上は一円二十銭から下は金十銭まで、浅草映画街の十余館が値下げ競争の中に、この均一料金は大勉強といはねばなるまい。
 これまで、十銭均一、所謂「テンセンス・ショウ」で遊楽館があるが、これはチャンバラ日本映画専門で、十銭の看板を上げた当時はセンセーションを起したが、今度は洋画館だけに驚ろかされた。
 開館番組はMGM映画「コサック」に「ロイドの危険大歓迎」》

寄贈雑誌紹介欄が初めて出ている(手元にある号のうちで)。いろいろな映画雑誌があったことが分かる。一般誌と思われるものは略して引用しておく。

映画往来 麹町区内幸町一ノ六商興ビル 往来社
映画時代 麹町区有楽町三柏ビル 其社
蒲田 麹町区三年二[ママ] 其雑誌社
日活映画 麹町区三年町二 映画世界社
松竹 小石川区小日向水道町五三 豊国社
映画と演芸 麹町有楽町[ママ] 東京朝日新聞社
サンデー・キネマ 大阪市西成区粉浜中ノ町一ノ一六 其社
映画女王 小石川区白山前町五七 其社
キネマ新聞 京橋区銀座七丁目五ノ十二号 其合名会社
活動新聞 芝区西久保八幡町十一 其社
日刊帝通映画部通信 京橋区銀座西五ノ二 帝国新聞社
キネマ週報 京橋区木挽町二ノ四 其社
キネマ・ニュース 京橋区銀座西八丁目九ノ六 影絵社東京支社
帝都プロ集 市外高田町雑司ヶ谷一一四六 東京キネマ週報社 





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ライラ・リー

384号 昭和5年11月21日
キネマ旬報社:東京市麹町区内幸町一ノ三
大阪支社:大阪市北区梅田新道太平ビル
発行人 田中三郎
編集人 田村幸彦
印刷所 中村福昌堂
印刷人 中村文一郎
製本所 小高製本所


《俄然厳重を極める
  大阪府のメートル制限
   「京へ上つた退屈男」の難
 東京に於いては、映画のメートル数制限に関して、これが延長運動が行はれつゝある際、大阪府に於いては突如その制限に厳重を加へることとなり、去る十一月十日より、道頓堀朝日座に封切と決定した右太プロ映画「京へ上つた退屈男」は、僅か三十米の制限超過のため、遂ひに上映不能の憂目に遭ひ、常設館方面へ非常なる脅威と迷惑を与へた。(中略)
 元来、大阪府のメートル数は他府県に比して非常に短く、常に番組上の困難を感じてゐることであつた。東京では五千五百米四時間以内、大阪では四千六百米で、近頃のやうな不況の際は尚更困つてゐた際である由。斯く厳重になるた裏側には、当該警察署と府との感情上の問題らしいと噂されてゐる。》

《今日の問題
 映画館争議の実際
      池田壽夫
 まへおきーー吾が映画界も御多分[ママ]に洩れず、今や不景気風が吹きまくつて、大松竹は辛くも配当を据置いたが、日活は二分減と俳優俸給引下を敢行し始めざるを得なくなつた。興行界も外見だけは派手にやつてゐるが、内部では火の車だ。あちでもこちでも給料引下、給料不払、写真料滞納等々のいまわしい噂を聞かぬ日とてもない。殊に最近に入つて小屋を閉鎖せざるを得ないほどに経営難に陥り、従業員が路頭に迷つた揚句、とう〜〜「争議」の形態をとつて、積極的に経営者と争ふやうな現象がポツ〜〜と現れ始めてきた。けれども常設館の争議ほど、複雑してゐて面倒くさいものはなく、ーーその癖腰が弱く、他愛ない争議も、他には見られまい。
(中略)
 兎に角、常設館経営もこれから益々楽ではない。一方澎湃と押し寄せ来る不景気の波と、他方内部的に結束し行く階級力と。争議の頻発は瞭然だ。それを予想して双方共、今から準備にかゝることは遅過ぎても早過ぎるといふことはない。
 常設館よ、何処へ行く?
 争議の勝利は孰れに在るか?》






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アリス・ホワイト

372号 昭和5年7月21日
キネマ旬報社:東京市麹町区内幸町一ノ三
大阪支社:大阪市北区梅田新道太平ビル
発行人 田中三郎
編集人 田村幸彦
印刷所 中村福昌堂
印刷人 中村文一郎
製本所 小高製本所

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関屋敏子主演「子守唄」四ページ連続二色広告
1930年、不況の影響か、頁数(74)も広告もかなり減っている。

《ユ社映画撮影に
  草人突如渡米
上山草人氏は松竹キネマ、オールスターキャストで「愛よ人類と共にあれ」を撮影することに決定してゐたが十四日米国に残してゐた浦路夫人からユニヴァーサルのモンタ・ベル監督の映画に配役が決定したから至急帰米せよとの電報があつたので松竹と相談の結果、十七日午後三時エンプレス・オブ・カナダ号で横浜を出発することになつた、なほ「愛よ人類と共にあれ」の映画は九月下旬再び帰朝、完成することとなつた。

《悄然と故国を去る
  早川雪洲
早川雪洲氏は帰朝後、宝塚の国際映画に入る如く伝へられ、不調に終り、また日活入りして「天草四郎」を映画化すやうに伝へられたが、世は既に雪洲の時代を去つて、一向に人気あがらず、これも不調に終り、往年世界的名声を馳せた雪洲も孤影悄然として再び米国へ渡る事になつた、今度は十分の注意と準備を整へて来るといふ、出発は八月八日横浜出帆の秩父丸と決定してゐる。

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もうひとつ、河野鷹思、発見。
松竹キネマ特作の6本まとめて広告







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バーバラ・ケント

344号 昭和4年10月1日
キネマ旬報社:東京市麹町区内幸町一ノ三
発行人 田中三郎
編集人 田村幸彦
印刷所 中村福昌堂
印刷人 中村文一郎
製本所 小高製本所


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これは、河野鷹思だ!

と思って『青春図會 河野鷹思初期作品集』(河野鷹思デザイン資料室、二〇〇〇年)を調べて見たが、この「情熱の一夜」の広告は収録されていない(同書の初期図案はキネ旬や『国際映画新聞』から取られているとのこと)。この年(昭和四年)一月、河野は東京美術学校図案科に在籍のまま、松竹キネマ株式会社宣伝部に図案係として入社していた。以後、一九三五年五月の退職まで同社の予告ポスター、映画雑誌の折込広告、新聞広告などのデザインを多く手がける。まさに山田伸吉の「大正調」キネマ文字からの脱却が、ここからスタートしたわけである。





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リチャード・アーレン

340号 昭和4年8月21日
キネマ旬報社:東京市麹町区内幸町一ノ三太平ビル

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ハリー・ポラード監督「ショーボート」の綴じ込み型抜き広告


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ウォルター・フォード監督「サイレント・ハウス」の広告
タイトル以外は全て英文


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クララ・ボウ主演「曲線悩まし DANGEROUS CURVES」


この号はカラー広告がかなり多くなっている。時報欄には「武蔵野館の楽士減員から/本邦最初の楽士争議/警視庁の調停で円満解決/ミジュシャン協会の活動」という見出しがある。

《トーキーの出現、レコード伴奏の採用から常設館に働く楽士の失業問題が起り、それ等の楽士を会員として日本ミジュシャン協会が成立したことは既報したが、今回その第一回の争議が起つた。
 それは新宿武蔵野館で、去月卅日突然無警告で楽士十七名の内六名に手当一ケ月分を支給して解雇したところ、トーキー流行で就職難の折柄、解雇手当一ケ月では如何とも仕方がないとて、経営者市島亀三郎氏に手当二ケ月分を支給するか、解雇を十月まで延期するかして貰ひ度い、と歎願したが拒絶されたので、ミジュシャン協会に通知して応援を依頼すると共に警視庁調停課に出頭、事情を述べて調停方を依頼した。》

全国に二万人の楽士がいるとのことである。





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エステル・テイラア

299号 昭和3年6月21日
キネマ旬報社:東京市麹町区内幸町一ノ三太平ビル


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「闇より光へ」の原題が「DRESSED TO KILL」

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《映画漫談
第一人者は必ず/犠牲者となる
ーー近藤伊与吉君の/フリーランサーに就いてーー
              小笹正人
甲『近藤伊与吉君が、フリーランサーを宣言したね。君は何う批判してゐるかね。』
(中略)
乙『ウン成功さしたい。だがフリーランサーは、亜米利加のやうな処だつたら出来るかも知れない。日本のやうな処では、根本に於て実行不可能と見られる重大原因がある。』
甲『何だらう。夫れは。』
乙『日本の映画は、専属俳優でないと、絶対に売れないよ。売れないのぢやない、製作者も常設館も売らないのだ。名優松之助も日活専務のお蔭で日本一の人気者でゐられた。彼を自由の立場に置いて見たまへ。恐らく裏長屋で貧乏して死んだかも知れないよ。』
(中略)
乙『(中略)近藤君もフリーランサーとして十字架の苦を見るだらう。而して自分は犠牲者になる事があつても、必ず同君の事業を次ぐ第二人、第三人が出て来る。其人が必ず成功するよ。》






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カーメル・マイアース

274号 昭和2年9月21日
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町三十五


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折り込み広告 ドロレス・デル・リオ「カルメン」フォックス映画会社


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《九月中旬帝都の
 外国映画戦景況
九月十五日よりの帝都外国映画界は、愈々秋期シーズン戦白熱の状態を呈し、ジョン・バリモアの「ドンファン」及びキートンの「大学生」が武蔵野、帝国両館に打つて出たに対しパラマウント系邦楽座、東京館及びユ社系日本館はフォックスの「栄光」及びマンジウの「夜会服」(日本館は「名馬雷電」)を以て対抗し、茲に凄じい白兵戦を現出したが、初日、第二、第三日の景況を見るに、公園に於ける帝国館は外国物館第一位を占め、武蔵野館亦市内館第一位を占めて、パ社系に比し、その上り高には格段の相違があるらしく、武帝両館共此の興行では好況の絶頂時代に於けるレコードを凌駕せんとする好成績であると伝へられる。》(時報)

《キネマ旬報社が株式会社に成る機運も愈々熟して、九月三十日には東京で創立総会が開かれる事に成つた。映画関係の方面へ株を持つて頂きたいとお願に行つたりすると、思ひも寄らない理解と同情との言葉を至るところで聞いたのは、私にとつて望外の喜びであつた、微々たる私達の出版物が立派な事業に成る事を思ふと、八箇年間苦楽を共にして来た私達は、実に感慨無量ならざるを得ない。》(編輯後記)






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ヴィルマ・バンキー

272号 昭和2年9月1日
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町卅五


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折り込み広告 ラオル・ウォルシュ「栄光」フォックス映画会社


《神戸聚楽館が
 常設館になる
神戸湊川新開地の聚楽館は最近松竹合名会社と菊水キネマ商会との共同経営で邦画専門の常設館と成る事に決定し、開館の週には妻三郎映画「砂絵呪縛」を封切る予定である。》(時報)






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オリーヴ・ボードン

248号 大正11年12月11日
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町卅五


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折り込み広告 阪東妻三郎一人二役主演「乱闘の巷」


《神戸松竹劇場
 映画館に成る
神戸湊川新開地の松竹劇場は愈々来る正月興行より大阪京都両松竹座の姉妹館として、高級映画封切館に成る事に決定し、第一週にはパラマウント社の新映画を封切る予定である。》(常設館便り)

《常設館へ強盗
滋賀県彦根町の帝国館へ十二月三日午前一時頃から未明迄に賊忍び入り現金一円ばかりを窃取の上十日頃迄に来るから現金百円を用意して置け若し応じなかつたら帝国館を焼き払ふと凄文句を並べた脅迫文を書き置き逃走したとは、どこまでも映画式の盗賊振り。》(常設館便り)






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アイリーン・リッチ

234号 大正11年7月21日
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町卅五

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折り込み広告 エドワード・セヂウィック監督「燃え立つ戦線」


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「時報」欄より検閲記事をば。「朝鮮と台湾の/映画検閲/八月一日実施」

《朝鮮総督府では七月五日付、台湾総督府では七月八日付をもつて、映画検閲規則を発布し、七月一日から実施する事に成つた。朝鮮の手数料は内地と同じく三メートル五銭、台湾は五メートル五銭と云ふ事に成つたが、朝鮮では常設館数五十、台湾は僅か十館に過ぎないのに、此の手数料は高すぎると、映画業者は全廃運動を開始して居ると。》

「編輯後記」より。編集部は香櫨園にあったようだ。

《東京から古川、岡崎、岩崎、高橋等の諸君が大挙遊びに来たので、急に賑かに成つた。それにめつきり暑く成つて、編輯には辛い時期と成つた。夕方浜へ出て泳ぐと、仕事の辛さもすつ飛んでしまふ程快よい。旬報社へ遊びに行きたいなどゝ愛読者の方から時々手紙を頂くが、どうか遠慮なくどなたでも遊びにいらつしやい。その代り何のお愛想もありませんよ。東京の連中は皆んな河童と馬の化身であるかの様に此の香櫨園を荒らして居る。ウマと云ふのは僕等の術[ママ]語?で社外の方には判るまいが、カードの名手を云ふのである。夏の間は月三回の発行は仲々骨が折れるーーなどと愚痴はもう云ひません。早く秋が来れば良いな。(田村生)》





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アンナ・Q・ニールスン

233号 大正11年7月11日
七周年記念号
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町卅五

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キネマ文字はアールデコのレタリングの日本的な解釈ではないかと思う。誌面からアールデコが大衆化したようすがよく分かる。

この号の「時報」欄に検閲に関する記事が出ていた。「映画検閲料金が/一年間に十四万円/近く検閲所大増築」

《昨年七月一日に新設された内務省の活動写真検閲所は近く大拡張をする事に成り、二万円の予算で現在の西側宮城前芝生の中に建坪六十四坪を増築中であるが、本月末竣工を待つて大型映写機二台を購入し、同時に検閲官八名、事務員十二名を全部で三十名に増員する事に成つた。
 既往一年間のフィルム検閲数は一万三千五百三十七件で、約六万巻十二万米突に達し、そのうち四万米突が新規物、六万米突が複写物(複写物とは同一映画のセカンド・プリントを示す。映画によつては七八本自至十数本のプリントを使用する事あり)二万米突が再検閲物で、検閲料(三米につき新物五銭、複写物二銭、再検閲物一銭)は約十四万円に上り、総経費十万円を支払つても四万円の利益があつた訳で、今度の拡張費もこれで支弁するのだとある。》




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メイ・マレイ

231号 大正15年6月21日
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町卅五


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折り込み広告「キートンの栃面棒」
輸入元:ヤマニ洋行


《雑誌「大衆文芸」を発行しつゝある二十一日会に於ては同人たる白井喬二氏、正木不如丘氏、本山萩舟氏、平山芦江氏、江戸川乱歩氏等の手に依り映画のプロダクションを設立せんとの議が起り目下頻りにその準備中である由。第一回作品としては白井氏の「元禄快挙」を映画化すべく予定されているが、実現の上は直木三十五氏等の聯合映画芸術家協会と対立的興味を惹く事である。》(時報)





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エスター・ラルストン

230号 大正15年6月11日
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町卅五

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折り込み広告 ジェームズ・ホーガン監督「地獄極楽」







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メリー・ピックフォード

227号 大正15年5月11日
キネマ旬報社:兵庫県西宮市川尻二六二六
キネマ旬報社東京支社:東京市麻布区今井町卅五

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印刷所 内外印刷 神戸市多聞通二丁目一四三番屋敷
銅板所 阪神写真通信社銅版部 神戸市多聞通二丁目一〇八番屋敷

# by sumus2013 | 2019-09-11 08:31 | 古書日録 | Comments(5)

三宮駅前古書店

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三宮駅前に文字通りの「三宮駅前古書店」がオープンしたと聞いたので、さっそく偵察に出かけた。口笛さんと清泉堂さんの合同店舗なので安心して見られる品揃え。スペース的にはそう広いとは言えないが、その分ぎゅっとつまった棚ができた。

三宮駅前と言ってすぐ小生が思い浮かべるのは、阪急の三宮駅西口北側すぐにあった三宮書店。ここは一坪ショップのような狭い店だったと思うのだが、活気があった。いつしかなくなり(1982年の名簿には載っている)、駅のすぐそばには古本屋のない状態が続いていた。そいう意味で「三宮駅前古書店」はありがたい。電車に乗る前にのぞくとか、ちょっと時間つぶしをするのにもってこいである。

『神戸の古本力』によれば、戦前、昭和十四年頃には元町駅前にズラリと古書店があった。その頃の三宮駅周辺は手薄だったようだが、もっと前には三宮駅は現在の元町駅に近い場所にあって、やはり駅前に古書店が集まっていた。

棚をじっくり眺めていると、つぎつぎお客さんが入っては出てゆく。場所柄であろう。中年女性「マージャンの本ありませんか?」。店員さん「すみません、ありません」。そうか、あるいは、そういう品揃えも必要かもしれない、この場所だと。


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●三宮駅前古書店
絵本、児童書、洋書、映画、趣味、サブカル、文芸、文学、文庫
[営業時間: 11:00~20:00] [定休日: 不定休] [駐車場: ]
[住所:神戸市中央区北長狭通1-30-5]


# by sumus2013 | 2019-09-08 20:06 | 古書日録 | Comments(0)

大竹昭子写真展 須賀敦子のいた場所

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大竹昭子写真展
須賀敦子のいた場所

2019年9月7日〜12日

ギャラリー島田
http://gallery-shimada.com


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付箋がたくさんついた須賀敦子の著作や掲載雑誌


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大竹昭子+須賀敦子の著作も並ぶ。元・海文堂書店員のHさんが販売していた。


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須賀敦子がイタリア語に翻訳した日本文学作品。
上右は川端康成
下は『日本現代文学選』


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コルシア書店の店内写真


# by sumus2013 | 2019-09-08 19:30 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)