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寺町菜の花「パナリ焼展」![]() ギャラリー京都寺町菜の花で「パナリ焼展」を見る。パナリ焼というのは沖縄県八重山諸島の新城島(あらぐすくじま)で古くから作られており、幕末頃には途絶えてしまったという独特な風合いをもつ焼き物である。箱根菜の花展示室で開催された「パナリ焼展」のチラシを何年か前に目にして以来、素朴でセンスの良い焼き物だなあとずっと思っていたのだが、その菜の花が京都寺町に今春から出店(昨年末まで「李青」の寺町店があった場所、寺町丸太町の東南角)したということで、あこがれのパナリ焼きを何十個も直に見ることができた。少しだけ手に触れることも(もちろん許可をいただいて)。なんともやさしい手触りであった。 ギャラリー京都寺町菜の花 2022年7月23日(土)ー7月31日(日) 12:00〜18:00 27日(水)定休 伝説の土器・パナリ焼を探る 山崎真治 《竹富町新城島で 1857年(尚泰 10)ごろまで造られていた土器質の焼物。新城島をパナリと呼ぶところからこの名称がある。その起源は明らかでないが、一説によると、昔、中国人が新城島に漂着してその技法を伝えたといわれる。その製法は一種独特で、ろく蔓草やタブノキの粘液を土に混ぜて捏ねあわせ、轆轤を使わずに、手びねりで成形し、さらに、蝸牛や貝肉の粘液をすり塗って形を整え、露天でカヤやススキの火で焼き上げたといわれる。現存するパナリ焼からみると、日用容器のほとんどが作られており、王府時代は貢物として認められていたようである。パナリ焼は稚拙でもろく、特別に意匠をこらしたり、装飾文様を施すなどはまれであり、ほとんどが無文である。》 《新城島で採集した土器片の胎土分析の結果、パナリ焼は新城島で製作されていたと考えて矛盾ないこと、パナリ焼にはサンゴ片が多量に含まれること、グスク土器には貝殻片が多量に含まれることが明らかとなった。また、「貯水実験」の結果、パナリ焼には陶器(壷屋焼)に比べて顕著な冷却作用がある ことが明らかとなった。こうした性能上の特徴は、陶磁器が普及するようになった近世においても、貯蔵用の壷を主体とするパナリ焼が作り続けられた理由の一つであった可能性が考えられる。》 *** *** *** 「日本の古本屋メールマガジン」その351・7月25日号に島田龍氏が寄稿しておられる。小生のブログの引用があってビックリ。 なぜ『左川ちか全集』は生まれたか―書物としての「左川ちか」と解放の企図―
by sumus2013
| 2022-07-25 16:48
| 雲遅空想美術館
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