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林哲夫の文画な日々2
by sumus2013


父の道具 搬入

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天気が心配だったが、なんとか日中は曇りでふんばってくれた。気温もちょうどいいくらい。午後一時過ぎに岡崎公園の端っこにある古書ヘリングへ道具類を運び込む。

ヘリングの数軒となりにある駐車場へ入れるつもりが、なぜか満車だった(このところガラガラだったように見えたんだけどなあ)。仕方がないので公園の地下駐車場へ停める。こちらは半分も埋まっていない(そりゃそうだろうかなり割高だもの)。岡崎公園そのものは、動物園も開いて、やや人出は増えているようでもあったが、それでも閑散とした感じはいなめない。

いつもは倉庫のようになっているヘリングの二階を、店主がきばって片付けてくれていた。とはいえ、本の在庫がぎっしり入っていることもあって、使えるのはほぼ半分くらいのスペース。何とか工夫して飾り付ける。およそ二時間半で終了。

お茶をもらって一息入れる。最近、数学の本を読みたくなっていて、何かないかとヘリング氏に尋ねると、みるからに難解そうなナントカ方程式の歴史といったタイトルを取り出してくる。そんな本を置いていることにこちらもビックリ。パラっとめくると数式がびっしり。「これはムリ。他にないの? 集合の入門書とか」と要求したら、「これはどう」と出してきたのが高橋昌一郎『ゲーデルの哲学』(講談社現代新書、二〇〇四年八刷)。いいじゃない、こういうのが読みたかったんだな、ということで買って帰る。ちょっと読み出してみると、明晰な文体で読みやすい。そのうちここで紹介・・・はしないかもしれません。

by sumus2013 | 2021-06-03 20:00 | 画家=林哲夫 | Comments(0)
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