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輪の桑島玄二![]() 『輪』No.20(輪の会、1966.4.20)『輪』No.21(輪の会、1966.10.20)を頂戴しました。御礼申し上げます。桑島玄二が同人だった雑誌である。表紙・カットは貝原六一。どちらの号にも桑島の詩がのっており、同人欄の桑島の住所が《広島県安佐郡祇園町大字西原字天満沖1204 丸高建設(株)広島出張所気付》となっている。略年譜によれば一九六四年から六九年まで広島にいたようだ。 どちらも長詩なので21号の「目印」前半だけ引用しておく。 1 鳥は 多いが 風葬でない 径は多いが土葬でない 水葬すれば すぐに汀に打返される この島もまた火葬である しかし火葬だというのに 石が多く 石仏が多い 屍体は次の島へ運んで焼かれる だからこの島に 屍体は皆無だというのに 石仏が多い 年月や波に舐められて 耳朶も鼻筋も欠け 年月や藻に掩われて 目蓋も咽喉も潰れ おなじような顔付きになつている 石仏たち 石仏は 岬の端に それは 浪打際に それは 岩礁に彫込まれている それはむかし 海賊に襲われた女子の打上げられた 岬の端に その目印として それはむかし 木の香の匂う新造船が砕け散つた 暗礁の傍に その目印として それは 二十年のむかし 戦争にとられた青年たちと送別した 浪打際に その目印として そのような 目印のある 島 あんたは この島の老人ですか わたしは老人でない あなたは新聞を読みますか この島には結膜炎が多いのです 松の花粉のために あなたはラジオは テレビは この島には難聴者も多いのです 潮騒のために それではあなたはベトナムやインドネシヤや 世界の動きについてあまり識らない 識つていないけれども 識つているよりも 手持ちだった桑島玄二と衣更着信の資料は東かがわ市立図書館へ収めた(重複しないタイトルだけ)。雑誌類もいずれ寄贈したいと思っている。
by sumus2013
| 2020-12-10 19:57
| うどん県あれこれ
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