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古今銘盡世の中、刀剣ブームらしい。名刀の展覧会も頻繁に開かれているようだ。だからというわけではないけれど、刀剣の和本を二種紹介する。 一冊目、『古今銘尽 目利 三』と題箋にはあるが、版心には「目二」としてある(表紙違いかも、糸が新しい)。古今銘尽(ここんめいづくし、ここんめいじん)は江戸期の代表的な刀剣の参考書。古伝書を集成したもので、万治四年(1661)に竹屋理安により発行されたそうだ。貞享四年(1687)には新たに代付表が追加され『古今銘尽大全』になり、享保元年(1716)に『古今銘尽』に戻ったらしいが、上に掲げた版がそれに該当するのかどうか、端本ということもあって、今すぐには比較のしようがない。 もう一冊、同じ『古今銘尽』を架蔵する。こちらは題箋欠け。内題は「古今銘尽 番鍛冶之次第」で版心には「目一」とある。ただし上の版とは少し違うようだ。本文の寸法も上の本が天地27.5cmで下の本は26cm。左右も5mmほど短い。ただし版面の天地左右はほぼ同じ。紙質も異なるし、下の本の方が刷りが粗い。 最後のページに《慶長十六年亥三月十二日》とあるが、これは刊記ではない。テキストの成立年月日だろう。この本の作りからすれば享保の版に近いものと思われる。 「笹幸」という貸本屋(?)の印が表の見返しに捺されている。 古今銘尽. 1-8巻 書名は2巻の巻頭による 8巻の巻頭書名:銘尽大全 序・題簽書名:古今銘尽大全 万治4年刊の後刷 本朝古今銘尽 本阿弥光悦
by sumus2013
| 2019-12-17 20:50
| 古書日録
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