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林哲夫の文画な日々2
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結婚

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アルベール・カミュ『結婚』柏倉康夫訳(私家版、二〇一九年七月二十日、限定百二十部)を恵投いただいた。深謝いたします。『結婚』については二〇一四年に投稿した記事があるので参照されたし。

アルベール・カミュ『結婚』(ガリマール、一九五〇年)

《昔から良い作品や文章を読んだとき、感動の証に背筋が震えることがときどきある。その最初の経験が、高等学校のときに読んだアルベール・カミュの『結婚』だった。古文の授業時間に教科書に隠すようにして読んでいて、突然背中がブルッとふるえた。新潮社から出ていた窪田啓作訳だが、すぐにガリマール社から出版されていたフランス語原本を手に入れて読んだ。》(あとがき)

そういう作品ってあるもんですよね。背筋がブルッとするかどうかはともかく「これは!」と忘れられない印象を残す作品が。今回せっかくだからと、対訳で『結婚』を読ませてもらった。新しい才能というのはこういうふうにして頭角を表す、そんな見本のような文章である。この三年足らず後に『異邦人』を発表するわけだが、そのトーンがすでにここにある。圧倒的な自然、死すべきものとしての人間。幸福とは、希望とは・・・死とは何か。生が溢れ返っているゆえの根源的な不安が横たわっている。

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冒頭「ティパサでの結婚」


小生が好きなのは次のようなところ。チンピラの喧嘩。アルジェ訛り(?)のフランス語のチンピラ言葉にシビレル。柏倉先生苦心の翻訳だ。

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by sumus2013 | 2019-07-27 21:29 | おすすめ本棚 | Comments(0)
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