人気ブログランキング |

林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
カテゴリ
全体
古書日録
もよおしいろいろ
おすすめ本棚
画家=林哲夫
装幀=林哲夫
文筆=林哲夫
喫茶店の時代
うどん県あれこれ
雲遅空想美術館
コレクション
おととこゑ
巴里アンフェール
関西の出版社
彷書月刊総目次
未分類
以前の記事
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
more...
お気に入りブログ
NabeQuest(na...
daily-sumus
Madame100gの不...
最新のコメント
めちゃめちゃ面白いね!
by sumus2013 at 07:50
「《玉舎さんのお父さん》..
by tobiranorabbit at 22:42
有難うございます! 同じ..
by sumus2013 at 07:47
架蔵する正宗得三郎/画家..
by 倉敷から遠いで at 21:08
ロバート・レッドフォード..
by sumus2018 at 16:12
メモ帳
最新のトラックバック
天才画家ゴッホの生涯と画..
from dezire_photo &..
検索
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


結婚

結婚_f0307792_21222587.jpg


アルベール・カミュ『結婚』柏倉康夫訳(私家版、二〇一九年七月二十日、限定百二十部)を恵投いただいた。深謝いたします。『結婚』については二〇一四年に投稿した記事があるので参照されたし。

アルベール・カミュ『結婚』(ガリマール、一九五〇年)

《昔から良い作品や文章を読んだとき、感動の証に背筋が震えることがときどきある。その最初の経験が、高等学校のときに読んだアルベール・カミュの『結婚』だった。古文の授業時間に教科書に隠すようにして読んでいて、突然背中がブルッとふるえた。新潮社から出ていた窪田啓作訳だが、すぐにガリマール社から出版されていたフランス語原本を手に入れて読んだ。》(あとがき)

そういう作品ってあるもんですよね。背筋がブルッとするかどうかはともかく「これは!」と忘れられない印象を残す作品が。今回せっかくだからと、対訳で『結婚』を読ませてもらった。新しい才能というのはこういうふうにして頭角を表す、そんな見本のような文章である。この三年足らず後に『異邦人』を発表するわけだが、そのトーンがすでにここにある。圧倒的な自然、死すべきものとしての人間。幸福とは、希望とは・・・死とは何か。生が溢れ返っているゆえの根源的な不安が横たわっている。

結婚_f0307792_21223478.jpg
冒頭「ティパサでの結婚」


小生が好きなのは次のようなところ。チンピラの喧嘩。アルジェ訛り(?)のフランス語のチンピラ言葉にシビレル。柏倉先生苦心の翻訳だ。

結婚_f0307792_21223159.jpg
結婚_f0307792_21222803.jpg



by sumus2013 | 2019-07-27 21:29 | おすすめ本棚 | Comments(0)
<< 誰も語らなかった中原中也 怪奇美の誕生 >>