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怪奇美の誕生![]() 園頼三『怪奇美の誕生』(創元社、昭和二年十月十五日、装幀=船川未乾)。打ち合わせで市中へ出たついでに立ち寄った某書店にて。かなり状態は悪いが参考書として求めておく。函は欠。 園はエゴン・シーレを取り上げている。よくは知らないが、日本でシーレという画家に注目した最も早い記事ではないだろうか? 《ウヰンの町へ来て、偶然な機会で初めて知つた天才画家。》 《クリムトの画集を需めようと思つてケルトナー通りのとある書肆で、私はふと一枚の鉛筆画を見つけた。スケツチ風の簡素のうちに筆致の勁健さ、描写の巧妙さ、と言ふよりも一個の裸婦の図に、よくもこれだけのものを見、これだか描いたものだ。 Egon Schiele という著名[サイン]が方形の枠のなかに、年号と一緒に納まつてゐるのが日本画の落款に似て、店頭に立つて眺めてゐた私の脳裡へぐいと烙印を押しつけた。》 シーレを発見した園は、シーレのコレクターであるドクトル・リーゲルを訪ね、シーレを見せてくれと頼んだところ、外国人がシーレを見たがるなんて、と驚かれる。快く見せてもらった園は感激して引き上げたようだが、おそらく、シーレの素描なりとも入手しようと思えば、入手できたかもしれない。エゴン・シーレの友人たちとも語り合っており、その気になれば、どこかの画廊なりとででもオリジナルを買えたのではないだろうか・・・買える時代だったのではないだろうか、そういう話が出てこないのが、ちょっと惜しいような気もする。
by sumus2013
| 2019-07-26 19:15
| 関西の出版社
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