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林哲夫の文画な日々2
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メリー・ローラン、マネ、マラルメ、そのほか・・・

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柏倉康夫氏より「メリー・ローラン、マネ、マラルメ、そのほか・・・」と題したCDを頂戴した。

《2005年3月にナンシー市立美術館で催された、メリー・ローランを中心とする展覧会用に制作された「カタログ」の全訳です。
 メリー・ローランはナンシーの生まれで、世紀末のパリを彩ったドゥミ・モンドですが、彼女はマネが描いた自らの肖像《秋》を、晩年になって故郷ナンシーの市立美術館に寄贈しました。『メリー・ローラン、マネ、マラルメ、そのほかの人たち・・・』と題された展覧会では、この《秋》を中心に、彼女に関わるさまざまな絵画、写真、記念品などが展示され、メリーに関心を寄せる人たちの興味を惹きました。
 カタログには、この折に展示された貴重な作品の複写のほかに、マラルメ研究家ジョイ・ニュートンの「メリー・ローラン、世紀末の聖像画」と題した好論文も収録されています。》

ドゥミ・モンドは花柳界(小デュマが作った言葉だそうです)、遊女というか花魁?(例えば京都島原の桜木太夫


柏倉氏は二〇一四年に翻訳を終えてPDFとして保存していたのだが、この度、日本での翻訳出版権の取得を交渉中で、近いうちにいずれかの出版社から電子出版として公にしたいとのこと。そのプレヴューとして拝見させていただいたわけである。感謝に堪えません。

マネ、マラルメはもちろん、コペ、ユイスマンス、ジョージ・ムーアなど十九世紀末の錚々たる文人、画人が、太陽メリー・ローランの周囲を回転するわけなのだが、なかでも『失われた時を求めて』の重要な登場人物の一人であるオデットのモデルがなんとメリー・ローランだと知ってちょっと驚いた、というかプルーストの頭にはこういう女性としてイメージされていたのかと知って、非常に身近に感じられた。

絵画の図版や写真も興味深いものばかり。書斎のユイスマンスを見つけて「おお!」。一日も早い公刊(できれば紙の本がいいですが・・・)を希望したい。


by sumus2013 | 2019-06-06 20:42 | おすすめ本棚 | Comments(0)
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