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四国古書通信他戦前昭和十年代の古書目録をまとめて頂戴した。最近、この手の古い目録はほとんど見ない(あるいはけっこうな値段が付いている)から大変有難い。それらのなかに地方の古書店の目録が何冊かあった。これらがまた貴重である。ざっと表紙だけ掲げておく。大阪の荒木伊兵衛書店の目録(古書雑誌『古本屋』の付録)はこれまでも何度か取り上げたので一冊だけ。 裏表紙に「平賀源内肖像」の写真版が掲げてあり《高松家中所蔵の像に原き中丸清十郎氏描く》と記されている。現在は早稲田大学図書館が所蔵するようだ。 ざっと眺めていると秋季号には次のようなことが書かれていた。ビックリ。 《本の通信賣買時代と弊社 今や古本の賣買は店頭賣買から通信賣買の時代に移行し組織を持つ地方古書肆として營業費の低率ですむ弊社は斷然高く買ひ得る時代になつて來ました。》 また、菊池寛の探求書告知もある。 《今回當地に郷土の文人菊池寛先生の菊池寛文庫が設立されます。弊社は古書部門に属する同先生の御舊著を一手で納入する事となりました。◯菊池寛の著書(何でも可)但しカバー又はケース付の美本◯菊池寛の有名小説入雜誌(大正年間のものに限る)特別最高値にて申受けます。約十册宛入用につき、詳細御照會下さい。》 戦中から菊池寛文庫の計画があったとは知らなかった。現在は高松市中央図書館の建物のなかに菊池寛記念館がオープン。 秋季号に陳列場の写真が掲載されている。そこに「更生館」と書かれていた! 予想通り、これは宮脇書店の前身である。 『香川県の古書店の歴史』
by sumus2013
| 2019-03-24 20:46
| うどん県あれこれ
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