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林哲夫の文画な日々2
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秘蔵されていたアート・ブック

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Interfunktionen 4-9, 11, 12 1970-75


うらわ美術館で開催されている「美術への挑戦 1960's-80's 秘蔵されていたアート・ブック」展(〜1月14日)の図録を頂戴した。深謝です。上は本書より。いちばん気に入った表紙。

うらわ美術館では平成十一年にニューヨークのコレクターが所蔵していたアート・ブックなど八百点を購入した。以後、さまざまな形で展示紹介してきたが、今回はこれまで公開されなかった作品を中心に構成したのだという。だから「秘蔵されていた」とあるのだろうが、「秘蔵」は当事者が自身への形容として使うとやはり少々違和感がある。

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滝口明子「この展覧会について」には

《今回対象としたコレクションは、海外のあるコレクターによって収集されたコレクションの一部を仲介者を通して収蔵したものである。コレクションの中にジーン・ブラウン(1911-1994)やジョン・ウィルコック(1927-2018)、クライブ・フィルポット(1938-)宛の封筒等が含まれており、コレクターはおそらく1970年代を中心として、アーティスツ・ブックの動向に近しい人物だと考えられる。
 コレクションは、戦前の諸前衛運動の流れを受け戦後パリで起こったレトリスム、1950年代世界同時多発的に起こったコンクリート・ポエトリー、未来派、ダダに源泉を持つ音響詩もしくは音声詩、アーティスツ・ブックのパイオニアと言われるディーター・ロートやエドワード・ルシェ、コラクル・プレス、ユニコーン・プレスといったリトル・プレスの出版活動、ジョージ・マチューナスを中心としてユニークな活動を展開したフルクサス等、多ジャンルの作品から構成されている。》

とある。コレクターの素性がはっきりしないように書かれているのが残念だ。個々の作品もさることながら、これらを集める行為こそがひとつの「アート」なのではないか、と思うから。

展示総タイトルは551点(うらわ美術館が後年収集した二点が加えられているとのこと)。よくぞ、このコレクションを購入した、と賞賛すべきであろう。


「Graphzine」(グラフジン)



by sumus2013 | 2019-01-08 16:42 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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