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百人一冊『百人一冊 多田進装丁の仕事100冊1971-2018』(多田進、2019年1月8日)を頂戴しました。多田さん、有難うございます。手のひらサイズ(タテ167mm)のスッキリしたデザイン。この作品集そのものが、多田さんの装丁の究極の形という感じです。 来年一月中、ウィリアムモリスで開催される装丁展の図録である。植草甚一『即興と衝突』(一九七一)から坪内祐三『昼夜日記』(二〇一八)にいたる数多い仕事のなかから、百人の著者それぞれ一冊、すなわち百冊が選ばれている。 最初からめくって行くと、古本屋でしばしば見かけた表紙ばかり。あれもこれもそれも。激しく自己主張するという意匠ではないのだが、記憶に残っているタイトルが多いのは、やはり多田スタイルの一貫した「強さ」ではないかと思う。 例えば、田村隆一『詩人のノート』(一九七六)、五木寛之『深夜草紙』(一九七六)、団伊玖磨『パイプのけむり』(一九八一)、椎名誠『小さなやわらかい午後』(一九九〇)、久世光彦『怖い絵』(一九九一)、筒井康隆『朝のガスパール』(一九九二)、佐野洋子『食べちゃいたい』(一九九二)、山本夏彦『私の岩波物語』(一九九四)、松田哲夫『編集狂時代』(一九九四)、向井透史『早稲田古本屋街』(二〇〇六)、西加奈子『通天閣』(二〇〇六)、橋本治『BA-BAHその他』(二〇〇六)・・・などなど。ベストセラーもあれば、シブイ本もある。 タイトル、著者名、版元名、そして絵・写真などの図柄・模様。その四つの要素をどう組み合わせるか。それが「装丁」(表紙まわり)の全てなんだ、ということを多田さんの仕事から再認識させてもらった。 白の余白 装丁雑記 by 多田進
by sumus2013
| 2019-01-21 15:56
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