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調査されるという迷惑

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https://sumus.exblog.jp/8202781/


安渓遊地『調査されるという迷惑』(みずのわ出版)の第六刷が届く。初刷は二〇〇八年だから十年たっているわけだが、みずのわ出版のロングセラーということになる。

同封されていたのがこちら『BOOK 在月 book6』(BOOK 月実行委員会、二〇一八年一〇月二六日)。柳原一徳・南陀楼綾繁「第5回BOOK 存月前夜祭 『花森安治装釘集成』ができるまで」という対談が収録されている(トークそのものは二〇一七年一〇月に行われた)。

二人の発言より結論らしき部分を引き写しておく。

ーー蔵書って一代で終わってしまうところがありますよね。神戸でものすごく良い文章を書かれる林喜芳さんって蔵書家がいらっしゃったんですが、そのご遺族は、文学のことはなんもわからん、本も全部捨ててしまったとか。
 自分自身の話で言うと、宮本常一を自分が最初に読んだのは中学生の頃だったんですけど、親父がたまたまそんなに興味もなかった宮本常一の本(東和町誌)を買ってきて、儂わしの方が読んでたんですよ。》《たまたま家に本があったってことで読んだんですけど、家に本があるという環境、ただそこにあったということは、あらねばならなかったわけだ、と儂は考えておりまして。

ーーその通りだと思いますよ。今、電子本がどうのこうのって話があって、電子本の優位性や便利さももちろんあるんだけど、デジタルの良さを全て認めた上で、その場所に物理的に本がある、っていうことは、そこにいる人の読書体験としてすごく重要だろうと。デジタルでもそういう本の出合いはあるんだけど、物理的な物としての、本との出合いってのも大きいだろうと。だからこそ物理的な本を広めていきたいし、作っていきたいと、自分も思っています。

by sumus2013 | 2018-12-13 19:35 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)
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