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林哲夫の文画な日々2
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奥田駒蔵とメイゾン鴻乃巣

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城陽市へ。近鉄の急行と普通を乗り継いで寺田駅下車。閑静な住宅地。高い建物はほとんど見当たらない。同志社女子大の寮の前を過ぎてもう少し南下すると、文化パルク城陽の威容がドーンと現れる。その西館四階に城陽市歴史民俗資料館があり、そこで神保町のオタどんがコメントしてくれた「奥田駒蔵とメイゾン鴻乃巣 寺田出身の青年が作った大正文化サロン」展が開催されているのだ(十二月十六日まで)。

副題にあるように奥田駒蔵が寺田の出身なのだった。これについてはやはりオタどんのブログに教えてもらって以前紹介したことがあった。

メイゾン鴻之巣

そのときに引用した記事を書いたのが奥田万里女史で、ご主人が奥田駒蔵の孫に当たるという縁から徹底した資料調査を行なっておられる。その目下の決定版が『大正文士のサロンを作った男 奥田駒蔵とメイゾン鴻乃巣』(幻戯書房、二〇一五年五月二五日)であり、その内容に沿って本展も構成されているようだった。

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以前、実物が見たいと書いた『カフェエ夜話』の第一号(日本近代文学館蔵)が展示され、内容の一部がコピーされて張り出されていたのは参考になった。奥田駒蔵が自ら描いた掛軸や色紙、書簡なども多数並んでいた。かなりの趣味人だったことが分かる。奥田女史の著書の他に、本展図録も販売されており、これはたいへん重宝な「メイゾン鴻乃巣」のまとめになっている。

カフェエ夜話

駒蔵と照吉


帰途は近鉄の普通電車にて京都へ向かい、東寺駅で降りてすぐとなりにあるブックオフをのぞく。一度入ってみたかったが、機会を逃していた。文庫本一冊求め、そこからバスで帰宅。秋の午後、気持ちのいい散歩になった。

by sumus2013 | 2018-12-01 19:41 | 喫茶店の時代 | Comments(0)
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