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山陽詩鈔知恩寺の和本をもう三冊ほど。『山陽詩鈔二』『山陽詩鈔四』(菱屋孫兵衞他、天保四年三月發兌)および『山陽先生題跋』(須原屋茂兵衛他、嘉永三年發刻)。薄茶表紙の二冊には「百華園記」の朱文方印が捺されている。 『山陽詩鈔』は割合と綺麗な本だが、気に入ったのは、本そのものではなく、そこに挟まれている”葉っぱ”なのだ。「二」には二枚、「四」の方には、なんと十数枚も! ざっと画像で見ていただこう。 作ってみた! 銀杏(イチョウ)の葉でオーガニック防虫剤 イチョウ以外にはアサガオらしい葉もある。江戸時代にはアサガオも葉や種に防虫効果があるとされていた。他にタバコ、シキミ、クス、ショウブ、ヨモギ、トウガラシ(実)、センキュウ、アサガオ、アサ、ソテツ(花)なども書籍の間に挟んだり、書箱の中に入れたりして用いられたという。詳しくは下記にて。 植物を用いた江戸時代の書籍害虫防除法
by sumus2013
| 2018-11-03 20:29
| 古書日録
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Comments(4)
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koganemaru
at 2018-11-04 08:21
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かつて幕府の地方代官家に伝わった史料をしらべていたときに判例の記録の結構な量の冊子の、すべての頁にイチョウの葉が挟んであるのをみつけたことがあります。これらの冊子には虫喰はありませんでした。他の史料には虫損があったので、薬効があった証拠になるかもしれません。ただ、ぜんぶで数百枚になるので、どうしようかと相談しまして、その後の保存場所も万全とはいえず、シミが付くかも知れないと思い、結局外して別袋にいれて残すことにしました。その処置がよかったのかどうか、今もときどき思い出します。
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岩田
at 2018-11-12 20:35
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小生も大切な本には、イチョウの葉を挟んでみよう!そして読まなくなって本棚にさしたままか或いは積んどく状態で、十年過ぎた頃確かめてみたくなりました(笑)
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sumus2013 at 2018-11-14 16:26
koganemaru さま そんなお仕事をされていたのですか。イチョウの虫除け効果はたしかにありそうですね。昔の人の知恵にはいつも驚かされます。
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sumus2013 at 2018-11-14 16:27
岩田さま イチョウにアサガオ、風流ですね。
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