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林哲夫の文画な日々2
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秋の古本まつり

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多少肌寒いくらいで、古書に没頭するにはもってこいの陽気だった。例年通り、まず臨川書店をのぞく。今年は午前九時開店だったが、さすがに九時前に乗り込むのははしたない(?)と思い、九時二十分頃に到着、黒山のひとだかり(第一陣)。驚くほど安い。OEDの縮刷版が二千円というのを見た隣のご老人が「安いなあ・・・」とため息をもらしておられた(本は巨大でした)。できるだけ買わないつもりだったのだが、わりと筋のいいフランス語のペーパーバックが百冊くらいあった。つい手がでてしまう。下写真、これだけ全部で300円也。パリで買ったら20ユーロくらいはしそう・・・

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知恩寺の山門をくぐって一直線に三冊五百円の和本コーナーへ向かう。案外人気のスポットで、すでに開店前から、七、八人が台の周りを囲んでいる。そのうち外国の方が六人くらいだったかな。ちょうど扉野氏が通りかかって今年も開催される「百年のわたくし」の案内ハガキを渡してくれた。これは楽しみ。

定刻、ビニールカバーが開かれるや、もうしっちゃかめっちゃか、きれいに積み上げられていた和本の山がみるみる崩れて何が何だか分からなくなる。とにかく「これは」と思ったものをどんどん抱え込み、さらに足元に置き、少しずつ移動しながら台の周りを二回転くらい、ほぼ全冊を手に取った。と思ったら、そこへドサリと追加がくる。あわてて奪い合うようにチェック。

少し離れた石碑の基壇で選り分け作業。収穫としては、昨年ほどではなかったかもしれないが、ブログ・ネタにはなりそうな書き入れや蔵書印などのある「痕跡本」を何冊か入手。【帰宅後ゆっくり調べると、昨年にも劣らず貴重な和書がまぎれていた、手当たり次第のつもりだったが、勘は悪くなかった。珍しい写本二冊のほかいろいろ】

体調を崩されていたMさんも姿を見せておられたので、十二時に集合して善行堂らと進々堂で昼食。開始早々すごい本を発見した人がいたという話を善行堂から聞かされる。あるところにはあるし、出会う人は出会うのだ。その話を聞いた善行堂は手にしていた本を平台に戻したとか(あまりに貧弱に思えて)。当然、気を取り直して昼前には何袋も提げていたけど。

その後、マン・レイさんも来られたのでしばらく近況などを話題に。ブログ「マン・レイと余白で」は移転しています。

by sumus2013 | 2018-10-31 21:10 | 古書日録 | Comments(0)
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