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林哲夫の文画な日々2
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雑誌の袋

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大屋幸世『書物周游』(朝日書林、一九九一年四月三〇日)を拾い読みしていると袋の記事がふたつあった。ひとつは「雑誌の袋」。

《書物をつつんでいる袋は、言うまでもなく、日本の近世からあるものだが、その延長線上にある明治にはいってからのそれは、実体がそれほどわかっていない。『新体詩抄』(明15)の袋は知られているが、一方袋が見つけられていない、たとえば有名な叢書《新著百種》などには、当然あったのではないかと推測される。》

そして雑誌の袋も見つけにくいと続け、

《たとえば、かつては近代文学関係の古書店として知られていた窪川書店の古書目録『古本の花』(昭和5・7)に、「文藝倶楽部」四四二冊が二百円で出品されているが、店主はその解説で「第一編一二冊は和紙の袋入勿論博文館の元袋にて筆者も袋入りなりしを此度始めて知れる位にて大概の御客様も袋入りなりしは知れる人あるまじと語[ママ]ふ」と思[ママ]っている。昭和五年という時点で、すでに珍しいものになっていたわけだ。》(ママのところは漢字が入れ違った珍しい誤植だ)

手元にある四種の雑誌の袋を図版で紹介している。
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もうひとつは「「早稲田文学」の袋」。

《第二次「早稲田文学」に袋付きの特別号があるのはあまり知られていないだろう。写真を掲出した臨時増刊号、すなわち「早稲田文学」の懸賞小説、脚本を発表した号である。言うまでもなく中村星湖「少年行」と佐野天声「意志」を掲載した、明治四〇年五月五日発行第一八号である。
 ところで今、五月五日発行第一八号と記したが、しかし袋の方の刊記は違う。こう書かれている。〈早稲田文学第十七号(臨時増刊)毎月一日発行明治四十四[ママ]年四月三十日発行〉。号数が一号若く、発行日も五日早い。どうしてこうなったのか、その理由がわからない。ご教示を乞いたい。

十七号と十八号は同じ明治四十年五月に発行されているので、印刷所のミスかもしれない。
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言うまでもなく分からないことだらけなり。

本の袋
https://sumus2013.exblog.jp/30015438/



by sumus2013 | 2018-10-09 20:29 | 古書日録 | Comments(0)
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