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林哲夫の文画な日々2
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バウハウスへの応答

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京都国立近代美術館で開催中の「バウハウスへの応答」展を見た。四階の常設展示スペースの一部を使って行われている。来年バウハウス開校100周年になるということを見据えての展示だそうだ。本家バウハウスと東京の生活構成研究所およびインドのシャンティニケタン(コルカタの北150km)における美術学校カラ・ババナとの三地点における活動を紹介している。

グロピウスの「バウハウス宣言」のパンフレット実物は初めて見たような気がする。そこに用いられているファイニンガーの版画や《あらゆる造形活動の最終目的は建築である!》というフレーズはあまりに有名だが。何と所蔵は大阪新美術館建設準備室である。ちょっと状態がいまひとつだったものの、これはとびきり貴重なパンフレット。こういうものを下鴨の紙箱あたりで見つけたい・・・無理か。

正直な感想を言えば、バウハウスの展開を俯瞰するにしては展示スペースが限られて居り、十分な効果を上げているとは言い難い。それでも個々の作品や資料については興味を引かれるものも少なくなく、とくにラビンドラナート・タゴールが創設したカラ・ババナについては何も知識がなかったので、その点は有益だったと思う。

上の写真(すぐ下もそう)は受付で欲しいと言えば無料でもらえるタブロイド判の本展図録。「バウハウス宣言」のパンフレットに倣ってオレンジ色が主調になっている。デザインは上田英司(シルシ)。

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下鴨ではないけれど、バウハウス叢書11のマレーヴィチ『無対象の世界 DIE GEGENSTANDSLOSE WELT』(ALBERT LANGEN VERLAG, 1927)は京都の某所で入手した。もうずいぶんと前のこと。カバーがかなり傷んでいたのでごく安価だった。本展ではパウル・クレー『教育スケッチブック』などのバウハウス叢書がショウケースに展示されていたので、ふと思い出した次第。

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右の本体のカバー上下が茶色になっているところ、本来は地と同じ白である。テープを貼って補修していのを剥がしたため表面の顔料が取れてしまったようだ、残念。ただ本体はまずまずの状態。カバー袖に《…. Feb. 1930》(…のところはよく読めない)と赤鉛筆で記されている。印刷ではなくハンコのような文字で「バウハウス叢書11/ライネン(麻)/アルベルト・ランゲン・ヴェルラグ(版元名)」とだけ書かれた保護函が案外珍しいとか?

by sumus2013 | 2018-08-17 20:52 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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