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林哲夫の文画な日々2
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金属活字と明治の横浜

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横浜開港資料館で開催されている「金属活字と明治の横浜 小宮山博史コレクションを中心に」(〜7月16日)のチラシと展示資料冊子を頂戴した。上はチラシの表裏。「ORATIO DOMINICA」とある図はフランス帝立印刷所が一八〇五年に発行した『主の祈り』。

《1804年ナポレオンの戴冠式に招待されたローマ教皇ピウス七世への献辞が綴じ込まれている。世界の150言語活字で印刷された主祷文である。漢字は約16ミリ角の明朝体木活字で、フランスに現存。この木活字は1742年に刊行されたフールモンの『中国官話』に初めて使われたが制作は中断されていた。本書では「國」が転倒しているが、印刷博物館収蔵本(『主の祈り』1806年刊)は正しく植字されている。教皇への献呈本に誤植版が存在するのが興味深い。》(冊子の図版解説より)

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冊子(A4判、中綴じ、16頁、フルカラー)の表紙。図柄は『フランス王立印刷所活字見本』(フランス王立印刷所、一八四五年)の表紙の一部。下の図はそのなかの「漢字 18ポイント」の頁。これはよく彫れている。

《ナポレオン三世旧蔵書という。出版の目的と刊行部数は不明。本書は96番目のコピー。判型の大きさと収録書体・各種図版の豊富さにおいて、これを超える見本帳は未見。構成は全5部からなり、第2部は32言語の外国語活字で、26サイズ104種を収録、その中に4サイズ5種類の漢字活字が収録されている。》

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他にも興味深い図版が原寸大で収録されているが、詳しくは現物を入手していただきたい。もう一点、「崎陽新塾製造活字目録」(『新聞雑誌』第66号附録所収、一八七二年)を引用しておく。ウイリアム・ギャンブルから伝習を受けた本木昌造らの成果である。

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《本展示は活字書体研究家小宮山博史氏のコレクションを中心に、日本の近代化の原動力となった明朝体活字について、ヨーロッパでの誕生から日本への伝播、そして横浜における普及の歴史を明らかにします。》

ちょっと、いや、かなり見てみたい展示である。

by sumus2013 | 2018-07-10 20:05 | もよおしいろいろ | Comments(0)
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