林哲夫の文画な日々2
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都名所図会

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『日本圖會全集二期第一巻 都名所圖會』(日本随筆大成刊行会、昭和三年九月三十日)。京都ネタに、と思って均一から拾っておいた。京都ではもう祇園祭の準備が始まっているので、まずは「祇園會の祭式」の図版を掲げておこう。

都名所図会

本書の記述によれば、祇園祭の日程は以下のようになる。旧暦。

五月朔日の致齋[ちさい]より《四條御旅町に榊を立つる》、五月二十日の吉符入より《鉾の町々には囃子初めあり》。五月晦日、神輿洗《御迎え提灯練物の行装艶々として洛東の賑はひなり》。六月朔日、鉾の兒[ちご]祇園参。六月五日、鉾の引初。六日、山鉾行列のクジ取り(行列の順番のくじ引き)、夕方より宵宮飾り。七日祇園会卯の刻より山鉾列を正し、四条通りより京極を南へ、松原を西へ引渡すなり》。未の刻より祭礼。八日からは十四日の山鉾の営みあり。十三日クジ取り。十四日の山鉾は《三条通りを東、京極を南へ、四条を西に引渡すなり》。神輿の祭式は、御旅所より四条を西へ、東洞院より神輿は南北へ引別れて渡り給ふ。三条の西又旅社にて同列し、三条を東へ還幸し給ふなり》。十八日は御輿洗《祇園鴨川のほとりは竹葦の如く群をなせり》。

  鉾に乗る人のけはひも都かな 其角

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「祇園會の祭式」の直前の項目は「龍池山大雲院」。それを読むと、大雲院の什宝のなかに法然上人の一枚起請文があって、そこには一休和尚の画讃がある、達磨大師が後ろを向いている画。そしてちょっと変わった讃文。

 達磨悟りたりといふきやつめが胸にかす
       へんてつもなきあばらねかな
 九年までざぜんするこそむやくなれ誠の時は弥陀の一声 
                       一休判

なお、知恩院布教師会発行の『ことばの華』では多少文言の異なる「九年まで坐禅したこそ悔しけれまことの時は弥陀の一声」を良寛の作としている(https://jodo.or.jp/fukyoshikai/kyoka/doueika_07.html)。

どうです、一休の歌も相当ヒネリが利いているいるでしょ。一休と良寛、いつからか子供と結びつけられているけれど、子供たちは諧謔を愛す、という理解でいいのかな・・・

by sumus2013 | 2018-07-03 20:49 | 古書日録 | Comments(0)
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