林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
カテゴリ
全体
古書日録
もよおしいろいろ
おすすめ本棚
画家=林哲夫
装幀=林哲夫
文筆=林哲夫
喫茶店の時代
うどん県あれこれ
雲遅空想美術館
コレクション
おととこゑ
巴里アンフェール
関西の出版社
彷書月刊総目次
未分類
以前の記事
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
more...
お気に入りブログ
NabeQuest(na...
daily-sumus
Madame100gの不...
最新のコメント
そうなんですか! 初代は..
by sumus2013 at 21:05
平成になって、鹿児島では..
by swallow-dale at 20:45
彙文堂さん、今も営業され..
by sumus2013 at 07:58
しばらく忘れていた『江南..
by swallow-dale at 23:42
『江南春』はいいですねえ..
by sumus2013 at 11:27
メモ帳
最新のトラックバック
天才画家ゴッホの生涯と画..
from dezire_photo &..
検索
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


短冊の美

f0307792_17315505.jpg

草体の解読がいかに難しいか、ここに例証がある。先日、伊丹の柿衞文庫を訪れたとき、特別価格で販売されていた『短冊の美 俳諧の歴史に見る』(財団法人柿衞文庫、平成十年四月十一日)を求めたところ、写真のような一枚のプリンが挟んであった。

正誤表である。短冊の図版の脇に付された読み下し文にけっこう細かい間違いがあったらしい。その道の専門家でさえこの通りである。いわんや素人をや。ちょっと慰められたので敢えて取り上げた。

本書より一例だけ。梅盛(元和五〜元禄十五:1619-1702、貞門七俳仙の一人)の短冊。

f0307792_17315959.jpg


 露も影や月をうへぬる花ばたけ

と読まれているが、じつは・・・

 露影や月をうへぬる花ばたけ

だとのこと。「も(毛)」ではなく「に(丹)」と読むべしと。そう言われると「も」じゃないな、と気付くが、「に」かな? もちろん、花や葉の露月が映っている、という句意なら「に」でなければならないのは道理である。

by sumus2013 | 2018-06-11 19:59 | 雲遅空想美術館 | Comments(4)
Commented by koganemaru at 2018-06-12 19:11 x
たしかにそうとしか読めませんね……。
Commented by sumus2013 at 2018-06-12 19:34
解読も容易じゃないですね・・・
Commented by koganemaru at 2018-06-12 21:11 x
問題となるのはおそらく「も」とおもっていました。「に」「尓」かなとも……。なるほど「丹」の方でしたか。意味的には「露に影」ですね。たしかに。
Commented by sumus2013 at 2018-06-12 21:19
丹にこの崩し方があるようです。
<< 幻華堂漫記其の他 小色紙 >>