林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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類題嵯峨野集

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『類題嵯峨野集下巻』(出雲寺文次郎 他、幕末)。村上蓬盧の私選和歌集、アンソロジーである。上下二巻あるようだが、その下巻のみ均一にて発見。英文筆記体の記名は「Narikuma」村上蓬盧の略歴は以下の通り。

村上忠順 むらかみ-ただまさ
1812-1884 江戸後期-明治時代の国学者。
文化9年4月1日生まれ。三河(愛知県)刈谷(かりや)藩医。勤王家で,維新後は宣教使となった。国学を本居内遠(うちとお)らにまなび,作歌と古典研究にはげんで蔵書2万5000冊余をのこす(刈谷市立図書館蔵)。明治17年11月23日死去。73歳。字(あざな)は承卿。号は蓬廬。著作に「古事記標註」など。
(出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus)

蔵書家だったばかりでなく、数多くの著書を上梓しており、それは七十七種三百八巻に達するという。本書の巻末にもその一端が記されている。それぞれ「刻成」「已刻」「近刻」の区別(特に区別のないものもある)が記されている。「刻成」「已刻」(既刻と同じか)の違いがもうひとつピンとこないが……。

古事記標註三冊、散木棄歌集標注四冊(刻成)、名所栞十一冊(刻成)、類題玉藻歌集巾箱本三冊(已刻)、類題玉藻歌集二編三冊(刻成)、類題菅藻集三冊(刻成)、嵯峨野歌集二冊(刻成)、千代乃古道二冊、詠史河藻歌集二冊(已刻)、元治元年千首一冊(已刻)、雅語訳解拾遺二冊(刻成)、喩草一冊(已刻)、標註新葉集四冊(近刻)、標注金玉集一冊(近刻)、蓬之杣三冊(近刻)、蓬之門三冊(近刻)、言之幸、三河雑筆五冊(近刻)。

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作者リスト「嵯峨野集作者姓名録」が重宝かと思うが、ざっと眺めて、無学にも、見覚えのある名前は横井也有と小澤蘆菴、それして蓮月尼だけである。蓮月尼と言えば、このリストは「婦人」として女性の作者をひとまとめに列挙しており、それらのなかには蓮月の歌友だったという「櫻木 京 島原遊女」も見える。

輪違屋にいた太夫であり、「維新の名花」「幕末の名妓」と呼ばれ、輪違屋においては現代に至っても、その源氏名は「永久欠番」扱いとなっていたが2015年4月、若雲太夫の姪(京都市西京区出身、若雲の姉の娘)がこの名跡を襲名した。
京都の歌人、能勢春臣に和歌を師事。大田垣蓮月の歌友の一人であり、蓮月に「太夫ならねど才子なり」と評価されていた。
当初は桂小五郎の深い馴染みであったが、のちに伊藤博文の愛妾となる。伊藤がハルビンの駅にて暗殺された後は、尼となり、京都市北区西賀茂にて隠棲したという。》(ウィキペディア「桜木太夫」)


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下巻に見える櫻木の歌は一首だけのようだ(上画像のまんなか)。

ひとりぬるねやのいた戸ををりしくにたゝくハよハの嵐なりけり

蓮月尼は三首選ばれているが、一首だけ引いておく(下画像のまんなか)。

ゆく末のさちとよハひを二葉にて千とせをまつや久しかるらむ

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by sumus2013 | 2018-06-01 20:30 | 古書日録 | Comments(0)
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