林哲夫の文画な日々2
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レッド・ツェッペリン

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新潟から戻って以来、ずっと聞き返していている「レッド・ツェッペリン/コンプリート・スタジオ・レコーディングス」(WEA International Inc. 1993)。北陸自動車道、金沢を出て、福井を通り、ずんずんと南下して米原を過ぎた頃、FMラジオをオンにすると(FM COCOLO にチューニングしっぱなしだったので北陸道では聞こえなくなっていた)、たまたま、流れてきたのが、ホラホラララヴ・・・「胸いっぱいの愛を WHOLE LOTTA LOVE」。これが良かった、何だかグッときた。

このボックスは「LED ZEPPELIN」(1969)から「CODA」(1982)までの十枚入り。最近に入手したもの。それまで、これだけまとめてツェッペリンを聞いたことがなかったので、その凄さにちょっと驚いた(U2かと思うような曲もある)。

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若い頃(二十代)ある友人から「LED ZEPPELIN II」(1969)のアルバムを預かった(この経緯は複雑なのでここでは略す)。ツェッペリンのなかでも最高のアルバム。預かったまま、今も持っている。その友人は若くして亡くなった。当時、聞いてみたのだが、かなりショッキングな音作りで、印象は強烈だったものの、ちょっとついていけないなあという思いの方が強かった。だからツェッペリンについては「II」のイメージで理解していたのだ。

今、びっくりしたのだが、「LED ZEPPELIN」が一九六九年一月のリリース、「II」が十月である。バンド結成が一九六八年だから、グループとしては、結成の時点ですでにほぼ完成していた。イギリスでレコーディングし、大学ツアーを行った後、ピーター・グラントから声をかけられ、同年クリスマス・イヴにサンフランシスコへ到着、アンダーグラウンド・シーンで急速に名前を知られるようになった。そしてニューヨークへ。

《ニューヨークに着くと、ツェッペリンは既にヘッドライナーになっていた。ファースト・アルバムはトップ10入りを果たし、そのまま1年以上もチャートに留まった。1969年だけで、3度に及ぶ全米ツアーが行われた。
 「レッド・ツェッペリンII」の曲作りとレコーディングは、そのほとんどがツアー中に行われた。彼らの苛酷なツアー・スケジュールからして、決して容易なことではなかったはずだ。前作よりもバンドの個性が浮き彫りになり ー メンバー同士がより親しくなっていったことも一因だろう ー ロバートのヴォーカルにも磨きがかかっていた。アルバムからのファースト・シングル「胸いっぱいの愛を」は爆発的な売れ行きを見せ、彼らにとって初の大ヒットとなった。》(キャメロン・クロウ、大屋尚子訳)

「II」から「III」そして四枚目の「〓〓〓〓」(絵文字で記されており、それがタイトルと見なされるが、仮に「IV」と呼ばれている)へとつづく流れは、ひとつの必然のように思えるくらい、よどみのないものだ。

その後はゆるやかな解体へ向う。歌唱も演奏も並みはずれてはいるのだが、いずれのアルバムでも曲がピンとこない。熱狂から冷却へ、ひとつのサイクルが閉じる感じである。


by sumus2013 | 2018-05-07 20:53 | おととこゑ | Comments(4)
Commented by 岩田和彦 at 2018-05-08 09:51 x
大変ご無沙汰しています。
なるほど、小生はやはり「天国への階段」辺りが、絶頂期だったかと思えるのですが。しかし、レコード上での事、時代的に
ちょっと早く間に合っていませんが♬
Commented by sumus2013 at 2018-05-08 16:14
たしかに「天国の階段」が入っている「IV」がセールスとしては絶頂ですね。でもやっぱりベストは「II」でしょう。ただ、IIからIVまでは連続してゆるみがない感じです。
Commented by くみ at 2018-05-08 23:04 x
ちょっとちょっと、V《聖なる館》も忘れないで!売り上げはともかく内容も録音レベルも高いのだぞ!お蔭でライヴ演奏ではそれを越えられないのが残念。
Commented by sumus2013 at 2018-05-09 20:32
「V」も、もちろん演奏レベルは高いと思いますが、IとかIIの何も考えずにやりたい放題な感じはなくなってますね。考えてますね、いろいろと。
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