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林哲夫の文画な日々2
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大阪繁昌詩

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田中金峰『大阪繁昌詩』の中巻のみ入手。むろん双白銅文庫なり。この詩と註釈からなる三冊(続が三冊の計六冊)本についてはネット上で多く取り上げられており、小生ごときがとくに註釈することもない。

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一応リンクしておくと、活字で読みやすいのがこちら。評伝も収録。


『大阪繁昌詩』上中下の全ページ画像はこちら。

大阪繁昌詩 お茶の水女子大学附属図書館

田中金峰の略歴はこちら。

大阪繁昌詩 日本漢詩選 詩詞世界

幕末の天才少年だったらしい。ところどころしか読んでいないけれど、観察が若々しいというか、やや幼い感じがしないでもない。たとえば祖母が田楽好きの部分とか。

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心斎橋の夕涼みの様子など、いきいきと描けている。

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そして、書店はみな心斎橋筋(條)にあった。その繁昌の様子が簡潔に描かれている。

武編文帙利頻鋤   武編文帙 利頻りに鋤く
戸戸乗晴驅白魚   戸戸 晴に乗じて白魚を驅る
肆上老商私詑我   肆上の老商 私かに我に詑/ジマンイフ/す
今朝交易得珍書   今朝 交易して珍書を得たり

 書肆は皆、心齋橋條/シンサイバシスジ/に在り。肆下、白招牌/シラハリノカンバン/を安/ヲ/き、牌面に其の名を題す。二酉五車、庫に藏し、汗牛充棟、肆に列す。方伎生/イシヤ/、緇流客/ボウズ/、去來頗る織るが如し。屨、常に戸外に満つ。
 家父の七絶、華城詩鈔に見ゆ。

上下巻も……入手したいなと思って調べると、ちょうど上下巻が、なんとか手に入れられる値段で「日本の古本屋」に出ている。これは迷います。


因果道士著・中島棕隠軒編集『都繁昌記』

寺門静軒『江戸繁昌記初篇』

by sumus2013 | 2018-03-06 20:45 | 古書日録 | Comments(0)
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