林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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木香往来

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書肆ひやねの資料をいくつか頂戴したので紹介しておく。まず『木香往来』創刊準備(書肆ひやね、一九八八年一〇月二〇日、タテ約16cm)および一九八九年年賀状、そして秋朱之介『書物游記』刊行案内

本の街、神田の一角に書肆ひやねを構えて早や十年の歳月が経過致しました。》《さて、十四号に亘ってご案内して参りました小冊子「ひやね」を、この機に終刊とし、新たに趣味の季刊誌「木香往来」を、発刊することに相成りました。今回は、その創刊準備号で、次回からは、従来の限定本、こけし、蔵書票、古書全般のご案内に加えて、楽しい本の話、こけしの話を特集してゆきたいと考えております。》(ごあいさつ)

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この九月に、秋朱之介氏の『書物游記』を刊行いたしました。本の世界から遊離して以来、今日まで沈黙の内にあった秋氏の初めての書物文集であり。戦前の限定本書肆の世界を知るためには、欠かせないものです。》(同)

【創刊準備・目次】
秋朱之介本の魅力………齋藤専一郎
香水本『香炎華』を巡って………佐々木桔梗
書痴の記念碑………荻生孝
期待するもの………高橋五郎
新刊御案内
ごあいさつ………比屋根英夫
表紙・高橋輝雄



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残念ながら創刊号はなく、これが『木香往来』第貳(書肆ひやね、一九八九年七月七日)および『木香往来』第貳附録(向って左)。

【第貳・目次】
………高橋輝雄
高橋輝雄さんのこと………荻生孝
スクラップ………呑気亭
手紙………
埋め草………高橋五郎
本物をさぐる………木犀窓
善本販売目録
表紙・カット 高橋輝雄

現在、有料会員の方が五百名近くになりました。しかし、まだまだ赤字の状態です。これが千部近く出せれば、カラー版や木版画等の貼り込みを奮発して、一層楽しい冊子になります。何とぞ、会員諸氏のご助力をお願いする次第です。》(たより)

今年は、内田百閒の生誕百年に当ります。その百年を記念して、百閒文学の真髄である『冥途』について、平山三郎氏に原稿を依頼しました。〈『冥途』の周辺〉と題して、これは、秋に創刊される「木香叢書」の第一号として出版されます。(同)

第貳号附録は「佐久間俊雄誌上入札会」「善本古書即売目録」掲載。

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『木香往来』第参號(書肆ひやね、一九九〇年二月二八日)。

【第参・目次】
谷中安規追想………平山三郎
スクラップ………ル・ポール
「作並不明」を見る………橋本正明
志田菊磨呂誌上即売………
善本販売目録………
表紙・高橋輝雄
カット・谷中安規

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4〜5頁

平山三郎「谷中安規追想」より

その時分、百閒先生は安規畫伯のことを云ふのに「風船畫伯」などとは云はず、たになか、たになか、と云つてゐた様である。
 佐藤春夫の「親子ルンペンの話」といふ小説は昭和十年一月の作で、谷中安規の生活を描いてゐる。

安規畫伯の變つた獨身生活を佐藤春夫が聞書きした小説で、親は「やすのり」と呼び、自身は他人が呼ぶのにならつて「あんき」と云つてゐたらしい。
 後年、料治熊太さんにわたしの聞いたところによると、版畫冊子「白と黒」編輯部、すなはち料治さんの家に谷中が來る時は、かならず「やなか墓地のやなかでーす」と云つて這入つてきたといふのだ。「風船畫伯」は若い頃から「いうれい」とあだ名がついた程痩せてゐたので、谷中墓地のと云つてオドカすつもりだつたに違ひない。

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挟み込まれていた内田百閒『冥途』新装版(谷中安規装画)の図版。

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そして移転の「ごあいさつ」と「正誤表」。




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平成六年年賀状。



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「又々移転のお報せ」平成五年五月二七日付け。
東京都千代田区神田淡路町2−3−12安和ビル1階



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店舗移転の案内、平成二年四月。
東京都千代田区神田三崎町三二みさきビル1F



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『玻璃』遅刊行の詫び状、一九八四年八月

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『玻璃』(
玻璃舎
)創刊号は限定三百部、一九八二年発行。第二号は一九八三年発行。第三号は八四年発行である。いずれも表紙に深澤幸雄の銅版画貼付け、萩原英雄版画付き。第三号に普通本あり。この関川文から発行に苦心している様子が読み取れる。

同人一同、原稿執筆には馴れていても、発行や販売の実務には全く無知の素人仕事のため、頒布方法一つを取りましても、関係者が各自で購読申込みを受付けた結果、申込過剰となり、一部の方がたには一旦受付けた申込みを取消すような事態を生じてしまい、まことに申訳けなく思っております。
 また、二号で値上げしたにもかかわらずふたたび赤字となり、編集同人は勿論、装画、制作、販売等の部門まで私費持出しで労力奉仕をする結果に終りました。
 これはいかにも不合理でありますし、またこのままでは継続刊行不可能と思われますため、原価、諸経費等につきまして種々合議の上、第三号から定価を一部五千円に改定し、また以後の販売は一括して書肆「ひやね」が取扱うことに改め、後続雑誌刊行の安定をはかることに致しました。また、読者から、ナイフを入れるにしのびないため、内容を読むことができないとの声が多くあり、それでは当舎の趣旨にも反しますので、三号より、洋紙に印刷した並製本を添付いたします。

丘書房と書肆ひやね連名のもう一枚の手紙には第三号からは会員制にして三百人で受付を締め切ると書かれている。『玻璃』第四号は平成十年発行のようである。それ以後は不明。

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by sumus2013 | 2017-08-31 21:02 | 古書日録 | Comments(0)
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