林哲夫の文画な日々2
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若冲展墓

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伊藤若冲生誕三百年……若冲ブームは驚くばかり。前回若冲の墓所を訪ねたのは一九九九年四月だったから十七年ぶりに石峰寺の石段を登ったことになる。その前にも一度門をくぐったので三度目のはず。

五百羅漢で有名だが、いきなり山門(唐門)の脇にこんな立て札が! 前回はもちろんなかったし、何よりも訪れる人も稀だったように思う。それが平成十二年の若冲展を境にして若冲がはっきりと大衆的人気を博し、今も次々と展覧会が開かれている。海外でも盛んに研究される画家となっているようだ。今年はまた某局で特別番組が放送された。本日も混雑するというほどではないにしても拝観者は次々と途切れることはなかった。

前回はのんびりと若冲の墓の隣に立てられている筆塚の碑文(貫名海屋撰)を書き写したのだが(その間誰にも邪魔されなかった)、本日は日差しがキツかったこともあり、また墓参の人に不審がられもし、写真を撮って(筆塚の写真はダメとは書いていないので)帰宅してから確認することにした。ヤブ蚊が多い。受付の老女が「蚊が多いので、お使いください」と団扇を渡してくれたのは有難かったけれど、それでもあちらこちらと献血を強いられた。

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中央石段を上がった正面が若冲墓、その右手に筆塚。左隅にのぞいているのが本堂。石仏群は本堂の脇の石段をさらに登る。この写真から言えば正面奥、墓域よりも一段高い山腹に設置されている。

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若冲忌はつい先日、九月十日だった。真新しい板塔婆が並ぶ(裏面に寄進者の記名あり)。不平をならす筋合いではないが、このために背面の碑文が読み取りにくかった。

むろん五百羅漢もひと通り拝観した。前回訪れたときにも手入はされていたと感じたのだが、この度は石仏の周辺に草ひとつないほどにきれいになっていた。誕生から涅槃、賽の河原まで釈迦の一生や諸仏、羅漢らが独特な形の石仏群によって構成されている。石像自体はさほどの完成度ではないにしても、樹木をもれる日光によって仏の表情が素朴に、また愛らしく変化するところなどは見どころだろう。のんびりした顔立ちの仏や羅漢が多いのが特徴的だと思う。

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石峰寺の山門脇には民家が並ぶ。すれちがうと、みなさん挨拶をしてくれた。のんびりした半日。献血の跡がムズムズするのもよしとしよう。



by sumus2013 | 2016-09-16 20:58 | 古書日録 | Comments(0)
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