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Bound for Glory昨日は大変な巴里祭だった。七月十四日はウッディ・ガスリーの誕生日でもある(一九一二年)。ということは今日初めて知った(!)のだが、なぜか半月前くらいにフト思い立ってずっとWOODY GUTHRIE『BOUND FOR GLORY』(DUTTON PAPERBACK, 1968)を読んでいる。ウッディ・ガスリーの青少年期を綴った自伝(的小説?)。 本そのものはもうずっと前から持っている。表紙の絵とデザインはポール・デイビス。これが気に入って買った。初版は一九四三年、ダットン社から。ペーパーバックでもこの一九六八年版はそこそこのお値段である。 これまでも何度か読もうとトライしたのだが、これが小生程度の英語力ではなかなか難しい。最初の方でくじけてしまう。しかし今回はなんとかウッディの文体に馴れるまで読み続けられたので最後まで行けそうだ。 Thursday July 14 (Bastille Day and Woody Guthrie's Birthday) 日米開戦の直後の様子が語られているシーンがある。日本語に訳すのが面倒なので英語のままで。チャーリーという中国人の店で歌っているとき、海兵たちが入って来た。そこでウッディと相棒のシスコは即席でこんな歌を披露する。 I woke up this morning' Seen what the papers said Yes, boys, I woke up this morning', Seen what the papers said Them Japanese had bombed Pearl Harbor And war had been declared I didn't boil myself no coffee I didn't boil no tea I didn't boil myself no coffee I didn't boil no tea I made a run for that recruitin' office Uncle Sam, make me room for me! [略] "Anybody know the latest news from Pearl Harbor?" I asked them. They all talked at the same time. "It's worse than we figured." "Japs done a lot of damage." "First I heard it was twelve hundred." "Yeah, but the say now it's closer to fifteen." "I'm just asking' one dam thing, boys, an' that's a Goddam close crack at them Jap bastards!" "Why, th' sneakin' skunk buzzards to hell, anyway, I hope to God that Uncle Sam puts me where I can do those Japs the most damage!" 日本人をやっつけろの合唱になるのだが、主人のチャーリーは「日本人いい人、友達たくさんあるあるよ」と擁護する……それにしても、やはりパールハーバーはアメリカ人を本気にさせたんだな、と実感した。
by sumus2013
| 2016-07-15 17:19
| おととこゑ
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