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居留守文庫ほか久方ぶりの大阪。文の里の居留守文庫を訪ねた。文の里は初めてのような気がする。古い民家がそこここに残っており(とは言っても徐々に取り壊される運命のようだが)、道路も真っすぐではない。地下鉄谷町線の文の里(ふみのさと)下車。ぶらぶら写真を撮りながら五六分。風呂屋(天明湯)の脇の路地を入るとご覧のように均一を熱心に物色している客がいたのですぐに分った。 イラストなどの作品展も随時行っている。現在は近藤正一紙版画作品展「墨譜」(〜二十四日まで)開催中。二階のカフェスペースに展示されていた女体シリーズが良かった。手作り絵本やオブジェなど創作的なものの販売も行われている。空間もゆったりしていて時間を忘れるのにはもってこいだと思った。昨年の四月オープンとのこと。 居留守文庫 文の里から谷町線を引き返して南森町下車。粟津謙太郎銅版画展へ。編集工房ノアの本でなじみ深い、がお会いしたのは一度だけ(『夜がらすの記』のところに少し書いた)。ギャラリー・びー玉。天神橋筋商店街を南森町から北上して最初の角を東へ。代々木アニメーションの隣のビルの二階。今回は糸杉がテーマだそうで、実際いろいろなヴァリエーションが並んでいた。ひとつ欲しくなった。今直ぐ装幀に使えそうだと画廊主の方と意見を同じくする。 さらに天神橋六丁目まで谷町線に乗る。いとへんギャラリーで開催中の牧野伊三夫展「ヤブクグリ」へ。途中、小さな古本屋を発見。屋号はないのか、古本としか書いていない。北区本庄東一丁目と二丁目の境になっている道路の南側(一丁目側)。 半具象的なモノクロ木版画も良かったが、ほとんど抽象表現主義と言っていい作品がいずれも暖かみのある渋さで際立っていた。これもひとつ欲しくなった。いとへんで現場制作したという大作が正面に。これは市販の絵具ではなくアリゾナの砂だとかオーストラリアの木炭などで描かれたそうだ。まさにアースカラー、自然の風合いを備えた色調が何とも言えない。刷師木村希八氏の死を悼むエッセイが画廊の壁面に落書きのように書かれていた。即興の技なのだろうが、いい文章だと思った。
by sumus2013
| 2014-11-19 16:55
| もよおしいろいろ
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