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プレイヤード叢書、EPV ?![]() プレイヤード叢書というのはフランスのガリマール社が一九三四年から出しているフランス文学を中心とした世界文学全集である。フランスの重要な作家を網羅しており、現在も刊行中だ(例えば六月に紹介したサンドラール三巻本)。フランス文学を研究したり翻訳したりする場合にはまずはプレイヤード版を底本にする(らしい)。 小生の本棚には、今、探して見ても二冊しか見つからない(二冊しか買った記憶がないので当たり前か)。その理由はカンタン。古書でも割りと高値が付くため貧生には手が出ないのだ。これはフランスでも日本でも同じような状況である。定本だけに値崩れしない。ただし上の『マラルメ集』はたしか百円だった。百円なら買い占めたい。 先日、FACEBOOK をスクロールしているとガリマール社のFBにプレイヤード叢書の製本をしているアトリエ・バブオー(les ateliers Babouot)が紹介されていた。そこからリンクが張られていたのがフランス3(TV局)のルポ記事。 La Pléiade bientôt labélisée プレイヤード叢書が近々 EPV(ウ・ペ・ヴェ)の認定を受けるだろうというふうに書かれている。 EPV というのは二〇〇六年からフランスの経済産業省(le ministère de l'Économie, des Finances et de l'Industrie)が始めた、日本で言えば「現代の名工」みたいな認定制度「entreprise du patrimoine vivant」のことだった。ヴィデオを見ると、プレイヤードの製本工程はかなり機械化はされているもののまだまだ手作業も残っている。 ![]() そう言えば、先日紹介したジョゼ・コルティの回想録にプレヤード叢書のことが出ていた。 一九二八年、コルティはいいことを思いついた。しなやかな表紙をもち、薄い本文用紙に印刷され、エレガントに組版された名作全集を編集することを。外国ではそういった本が出版されよく売れていた。フランス古典文学、世界古典文学などに分ける。大哲学も集める。あらゆる文学の重要な作品を網羅したコレクションの完成を夢見た。聖書の用紙を使い、装幀はJean Engelに頼む。二種類のマケットを作るところまで運んだが、結局出さず仕舞いに終わった。もう少し金持ちだったらなあ……。ジャック・シフランがそのすぐ後で同じようなアイデアの叢書を出し始めた。さらにそれをガリマールが引き取り、今日に到るというわけである。
by sumus2013
| 2013-12-01 21:34
| 古書日録
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Comments(2)
ただいまフランスに来ています。La Pléiade bientôt labéliséeを教えてくださりありがとうございました。クリックして見ました。今回の収穫は、Mallarme記念館の「肖像画展」と、友人のBertrand Marchalが編集した”Le Guirande a Mery(Les Malassis,2013)です。これはMery LaurentのAlbumを写真復刻したもので、マラルメをはじめ彼女の「お友だち」が詩や文章やデッサンを沢山書き込んでいます。帰国しましたら、ブログで紹介いたします。
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柏倉様 お久しぶりでございます。メリー・ローランのアルバム、それは楽しみです。
http://www.editionsdesmalassis.com/accueil/m-laurent-la-guirlande-à-méry/ パリは冷え込んでいるようですが、どうぞお気をつけて。ご報告お待ちしております。
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