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林哲夫の文画な日々2
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薔薇祭

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『鶴岡善久詩集薔薇祭』(的場書房、一九五七年八月一一日)を入手した。鶴岡善久二十一歳のときの詩集である。的場書房の刊行物が欲しかったので嬉しい。奥付を引き写しておく。

 鶴岡善久詩集薔薇祭一九五七年八月十一日刊行
 中沢印刷・協栄製本
 的場書房
 北川幸比古発行
 振替東京一一二二一六番
 東京都千代田区神保町一丁目三番地 価 二百五十円
  Printed in Japan (c)

神保町一丁目三番地は書肆ユリイカと同じ建物である。書肆ユリイカのあった神保町の路地裏。昭森社も思潮社も的場書房もここにあった。

http://sumus.exblog.jp/8755063/

桜井勝美宛の手紙が挟み込んである。桜井は二十八歳年長の先輩詩人で北川冬彦『麺麭』同人。

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また本書の跋をやはり北川冬彦が主宰していた『時間』同人の沢村光博が執筆している。沢村は十五歳年長。鶴岡も『時間』同人である。

《ぼくのわかい日々ーー一方で苛烈な戦争があり、空をいつも破壊的な爆撃機がとんでゐましたがーーそんな空の下で、まるでそんな風景とはかかはりのないやうなヤコブ・ベエメのことだの、わが国では恐ろしく誤解されてきたドイツ・ロマン派の詩人の世界だのに、ひとりで親しんでゐたものです。さういふ自分のわかい日々の一面があなたのうちに、十何年か過ぎて再現してきたやうな気がしたものですよ。
 わたしのわかい日々が抵抗の一形式であつたやうに、あなたが孤独にこれらの詩の世界を選びとつてゐることに、わたしはあなたの現代への抵抗の一形式をみだします。》

詩の引用はしないが、沢村の言っていることは妥当なように思う。鶴岡はアンリ・ミショーと親交があったようだ。daily-sumus で紹介したアンリ・ミショオの詩集『PAIX dans les brisements』について《昨年古書界に出た某氏旧蔵書の一冊らしい。》と書いた某氏とは鶴岡善久のことである。

  ***

数日間ブログを休みます。みちくさ市のトークなどのために上京します。
by sumus2013 | 2013-11-14 20:48 | 古書日録 | Comments(0)
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