林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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はっぴーあいらんど祝島通信1

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2015年12月13日発行

著者 優子☆
写真 國弘秀人
装幀 林 哲夫
発行 柳原一徳

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com

188×128mm

2009年10月から2011年9月まで2年間(100回)、千葉県のコミュニティFM局で毎週1回、祝島のことや上関原発問題のことを話していた番組「はっぴーあいらんど祝島通信」で放送された内容が収録されている。キッチリとした内容なので、表紙はハッピーな感じでシンプルにと思った。ピンクのハート模様は祝島のを上から見た形である。カバー用紙はエアラス/ホワイト/100kg。4C+グロスニス。

祝島ホームページ
http://www.iwaishima.jp


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by sumus2013 | 2015-11-21 20:16 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

ポケット辞典

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日本にも数多くのさまざまなポケット版辞典がある。こういうものを集めておられる方もいらっしゃる。左から

現代口語歌辞典 松本仁編 紅玉堂書店 一九三〇年五月一〇日

一九三三年版新聞新語辞典普及版 大西林五郎編 林平書店 一九三三年八月一五日六版

新時代用語辞典 長岡規矩男著 磯部甲陽堂 一九三〇年一二月一日十版

かくし言葉の字引 宮本光玄著 誠文堂 一九二九年一二月二〇日改訂

尖端語百科事典 早坂二郎+松本悟朗編 尖端社 一九三一年一月六日再版
【写真では上下逆さまに移っています、失礼】

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昨日に引続きテロについての記述を拾ってみる。『新聞新語辞典』には(引用は説明文のみ)

テロ テロリズムの略
テロリスト テロリズムを実行する人、暴力是認者
テロリズム 暴力主義、威嚇主義、要路の大官を暗殺して政変を来し爆弾等の恐怖手段で社会革命を遂行しやうとする過激な主義
テロる 暴力行為に出ること、腕力に訴へること、やっつけること

とあり、また『尖端語百科事典』にはもう少し詳しい記述がある。

テロ テロリズムの略。テロルの略として多く用ひられてゐる。テロリズムを見よ。
テロリズム 恐怖主義のこと。個人或は少数の秘密集団によつて、政府の大官や抑圧者の暗殺、爆弾等の恐怖手段によつてのみ社会革命を遂行せんとするアナーキストの主義。この主義を奉ずる者をテロリスト人といふ。
テロル 恐怖手段、暴力手段のこと。革命期に於ける一手段として政府の大官や反動家を暗殺し、或は反革命派の反乱を鎮圧する為に被害、暴行投獄などを行ふことを赤色テロルといふ。又、資本家、地主及官憲がプロレタリア及貧農の革命運動を抑圧するために前衛を虐殺し、投獄し、大衆闘争を禁圧し大衆的逮捕を行ふことを白色テロルといふのである。

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『かくし言葉の字引』は小川菊松が発行人。さすがだ、函に印刷された《発売禁止 改訂版》という赤色の惹句。要するに隠語辞典なのだが、これは「!」と思わせる。奥付でも定価のところに貼紙をし、期限を切って三十銭引きの値段を提示している。値段が上がったので訂正紙を張り付けるというのはよく見かけるけれど、安い貼紙というは初めて見たような気がする。


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by sumus2013 | 2015-11-20 21:47 | 古書日録 | Comments(0)

ポケット版フランス語辞典

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これもブラッサンス公園にて。歴史や地理の本を中心に真面目なタイトルを並べている常連の古書店があるが、その店がその日に限って2ユーロ均一というのをやっていた。そのなかにこの一冊が。奪い取るようにいただいた。

P. A. Delanneau『Dictionnaire De Poche De La Langue Française』(P. POURRAT FRÈRES, 1838)。ドラノーの『ポケット版フランス語辞典』。ドラノーがどういう人物なのか分らないが、他に著作として『Dictionnaire de Poche Latin - Français』(ポケット版ラテン・フランス語辞典)、『Dictionnaire Portatif Des Rimes Françaises』(携帯フランス押韻辞典、1829)があり、前者は今日でも新版(テキストは一八四九年版による)が刊行されている。本書の序文には《公教育における成功によって知られる著者が長く名誉ある経験と熱心な努力を合わせた》と書かれているから有名な教育者だったのであろう。

むろん安いだけに状態は良くない。前見返しは半分ちぎれている。

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Terroriser, Terrorisme, Terroriste……という単語はすでに採録されている。

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巻末見返し裏に記名あり。Jacques Noyer だろうか。その下は「23 avril 1894」? さらにその下は S goiye?


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by sumus2013 | 2015-11-19 20:47 | 古書日録 | Comments(0)

幻の花/浮ぶ魔島

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白山宣之『幻の花』(復刊ドットコム、二〇一五年一一月二〇日、装丁=多田進)が届く。ちょっとドキッとするカバー。装丁は多田さんだった。

幻の花 白山宣之傑作集 復刊ドットコム

収録作品は一九七四年から九六年まで(未詳の作品あり)に発表された十二篇。そのうち八〇年代の作品が七篇。小生、その頃にはほとんど漫画を読んでいなかったので白山宣之という作家は知らなかった。しかし一読、描写力もありリリシズムもありインテリジェンスもヒューモアある、すぐれた作家だということが分る。ただ商業ベースにはやや乗りにくいか、あるいは中間的な微妙な位置づけになってしまうのかもしれないな、ということも見て取れた。そういう意味で本書が今日出版される意義は大きい。

著者は無類の映画マニアということで展開も短篇映画のおもむきあり。「INNOCENT」のこのシーンが好きだ。「夜が歩いているのさ」……ふーむ、このあたりで結末は読めたが、読めていてもストンと着地させてくれる、それも力量というもの。

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また「エゼキエル・ナウ」という作品。ここには八〇年代初めの東京(新宿)のイメージが描き込まれているところにノスタルジアをかきたてられる。こういうちょっとばかばかしい作品、嫌いじゃない。以西結書(http://sumus2013.exblog.jp/22696812/)については昨年触れたので、なるほどなあと感心した。

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*****

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甲賀三郎『浮ぶ魔島 少年探偵遊戯』(書肆盛林堂、二〇一五年一一月一九日、カバー・口絵=喜国雅彦、カバー・表紙デザイン=小山力也)。またまた凄いものが届いた!

《これでもかと甲賀三郎の少年小説を集成し、バッチシ圧巻の厚冊で立つ本になってしまったので、まずは、たっぷりとご堪能いただくことにしよう。内容的には、とても濃厚ものになったなと自負している。》(善渡爾宗衛「甲賀三郎といふをのこ」)

お一人様1冊まで
書名:『浮ぶ魔島 ― 甲賀三郎 少年探偵遊戯 ―』

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by sumus2013 | 2015-11-18 20:42 | おすすめ本棚 | Comments(0)

骨と骨

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金沢文圃閣の古書目録『年ふりた……』19号が留守中に届いていた。これまでも何度か紹介しているが、いつも興味深い内容。今回は稗田菫平という詩人の旧蔵書がちょっとしたものだ。稗田氏が発行者から直接もらっている雑誌や詩集類は簡単に手に入らないものが多そうで、研究している人たちにとっては垂涎ではないか。こちらはタイトルと短い説明を読み取ってどんな雑誌なんだろうなあと想像するだけ。それでも面白い。京都関係もいろいろ出ている。『RAVINE』不揃い三十三冊とか『コルボウ詩話会テキスト』三冊合本とか『詩人通信』揃い三冊とか『骨』不揃い四冊とか。君本昌久編集の『蜘蛛』二冊と『ONLY ONE』三冊もある。

その目録をある方に見せながら「『骨』なんか欲しいなあ…」とぼやいてみたところ(注文すればいいだけの話なのですが)、後日『骨』33号(骨発行所、一九六九年八月二五日、表紙・カット=佐野猛夫)と『骨』48号(骨発行所、一九七五年四月二〇日、表紙・扉=佐野猛夫)の二冊が届けられた! なんとも有難いことです。

33号、八尋不二がこのように書いている。

《「骨」の仲間では一番の親切者山前実治が、前から頼んでおいたバック・ナンバーを揃えて製本してくれた。創刊号から十一号までは現在の型と違って大判なので二冊になった。
 いま、真新しい二冊の合本を机の上に置いて眺めていると、いろいろな感慨が湧いて来る。
 創刊の日付を見ると、昭和二十八年十一月十五日とある。実をいうと、創刊号から、五号までは、製本されない奴が僕の手許にある。あの頃、依田義賢が
「こんなもん、出してますのや」
と言って呉れたものである。然し、申訳ないことだが、当時の僕は馬車馬のように、シナリオ書きに夢中で、つまり傍き目もふらずという状態だったので、それらは書庫の隅で、埃をかぶっていた次第である。》

あとがきにも八尋の文がある。

《映画俳優の市川雷蔵が死んだ。まだ三十七才だった。彼は生涯のライバルとなった勝新太郎と共に僕の「花の白虎隊」でデヴューした。彼が七十七本目の映画に主演する時、その作品目録を見たら、何とその内の二十何本かが僕のシナリオだった。三本に一本は僕が書いていた訳である。
 八月二十三日、東京では華々しく、京都ではしめやかに彼の葬儀が行われた。》

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48号では天野忠『天野忠詩集』(永井出版企画、一九七四年)の出版記念会(一九七四年十一月二十三日、京都労働者總合開館四階第一会議室)の模様が大鋸時生によって報告されている。そのときの記念撮影の写真も掲載。報告を読んでいるとこの席で注目の論争が起こったことが分った。

《つづくのがあなたのこの詩集の装幀者である若き宮園洋君。けど、この装幀が、はんなりしてる、してないで、あれから後の"きぬ芳"の二次会で、もめにもめましたな。その装幀を華やかとみるか、でかっと構えて堂々しいと見るか、それぞれに受けとり方の違いをもたらした宮園君ご本人は、にやにやしてござるばかりやったようです。》

「はんなり」はここでも物議をかもしていたか……

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by sumus2013 | 2015-11-17 20:52 | 古書日録 | Comments(2)

KAMIKAZE

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トポールの『デッサン・パニック』(エディション・アラキリ、一九六五年)より雑誌『アラキリ』の表紙を集めた頁。同誌については以前手短かに紹介したことがある。

『アラキリ(ハラキリ)』

ハラキリはこのようにフランス語になっているが、今回のテロ報道で「カミカゼ」もすっかりフランス語になっていることを改めて認識した。じつは以前に『KAMIKAZE』という雑誌も紹介したことがある。ただ、こんなふうに普通名詞になっているとは思っていなかった(不勉強で)。

雑誌『KAMIKAZE』一〜三号

今回のテロに関してネットのニュースを見ていると「kamikaze」は自爆テロ攻撃、あるいは自爆テロ犯を指す単語として使われている。例えばほんの一例。「パリ攻撃:ヴォルテール大通り、そのカミカゼは"静かにカフェに座っていた"」(francetvinfo.fr)


かいつまんでこの記事の内容を紹介しておく。十一区ヴォルテール大通りとモントルイユ通りの角にあるコントワール・ヴォルテールでは一人のカミカゼが命を落としただけだった。十三日の夜、コントワール・ヴォルテールの大画面テレビの前にはスタッド・ド・フランスで行われているサッカーのフランスvsドイツ戦を見ようと大勢の客が集まっていた。21時40分から50分の間、爆発音が近所から聞こえて来た。『レクスプレス』紙によればそのとき《テロリストは静かにカフェに座っていた》。ウエイトレスのカトリーヌが注文をとった、その直後、その男は爆発した。彼女は腹と胸を怪我をしたが、命に別状は無いという。カップルの客は顔にひどい負傷をしたと『ル・ポワン』は報じる。《みんないっせいに走って逃げ出した》とその辺りから逃れてきたある商人は言った。《ガス爆発だと思ったよ》

この地域には古本屋がけっこうあって、数年前にはうろうろしていた。先日紹介したアリーグル市場もそう遠くない。また今回攻撃されたカンボジア・レストランには一度入ろうとしたが、ちょうど昼時で満員で入れなかった。そんな人気店だった。



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by sumus2013 | 2015-11-16 20:27 | 古書日録 | Comments(0)

新菜箸本撰第11号

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『新菜箸本撰第11号』(「心斎橋研究」同人、二〇一五年一一月一一日)が届いた。十号が二〇一三年一〇月発行だから二年振り。「夜雨庵北野恒富」号。橋爪節也氏のもっとも得意とするところ。恒富の孫・悦子さんへのインタビューがなんとも面白い。これは二〇〇三年にスムース文庫に入れて欲しいと言われ、小生もインタビューおよび原稿作成を手伝った。結局、スムース文庫としては発行できず、知らぬ間に十二年が過ぎ去った。ようやくここに日の目を見ることになったのである。慶賀なり。

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北野恒富の生まれや私生活にわたって興味深い逸話が盛りだくさん。また谷崎潤一郎との関わりも深いため、谷崎に興味のある方にも珍しい話がいろいろと出ている。恒富は根津清太郎とも親しく松子(後に谷崎の妻になる)を根津に紹介したのは恒富だった。松子は恒富に絵を習っていたそうだ。島成園ら弟子たちの話についても珍しい内容ばかり。

谷崎潤一郎の「乱菊物語」挿絵

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肥田皓三さんの「北野以悦・樋口富麿の青年時代」も例にもれず教えられるところが多い。北野以悦は恒富の子息で悦子さんの父上。肥田氏の父上が『銀』という同人雑誌を大正十年から四号発行していたことがある。恒富が大阪の鍛冶屋町に住んでいたときで、肥田家の斜め向いの家だったそうだ。そういうことから恒富の住み込みの弟子二人(大久保恒麿と樋口富麿)そして顯雄(以悦)が『銀』に協力してくれた。

この大久保恒麿という恒富の弟子がなんと大久保恒次なのである。明治三十年大阪生まれ、昭和二年に朝日新聞社へ入社、週刊朝日などの編集、出版にたずさわった。昭和二十八年から鶴屋八幡発行の『あまカラ』の顧問となり、表紙を手がけエッセイも執筆した。著書に『うまいもん巡礼』(六月社、一九五六年)『続・うまいもん巡礼』(同、一九五七年)『上方の味』(婦人画報社、一九六二年)などがある。『あまカラ』は『sumus』で特集したこともあるが、大久保恒次にそんな青春時代があったとはちょっと驚かされた。

新菜箸本撰 大阪・心斎橋 中尾書店




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by sumus2013 | 2015-11-15 20:21 | おすすめ本棚 | Comments(0)

リシャール・ルノワール通り

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リシャール・ルノワール通りは中央分離帯が公園のようになっており定期的にマルシェも開催されている。シャルリー・エブド事件が起きた場所はこの写真のすぐ近く。今回のテロもここを起点とするように北へ向かって連続している。

十月に首相のマニュエル・ヴァルスが中東諸国を訪問してIS(フランスではEI)への空爆をアピールしているニュースを見た。アブナイなあと思った。滞在中に何も起こらず幸いだったが、ついこの間ISはロシアを攻撃するような声明を発表したので、これはひょっとしてロシアではなくパリあたりが狙われるのではないか、とふと思ったが、それが的中するとは……。


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by sumus2013 | 2015-11-14 20:42 | 古書日録 | Comments(0)

トンカ書店10周年企画

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久しぶりに神戸のトンカ書店へ。トンカ書店10周年企画、永田収写真展「古本屋店主・人物往来」。十年が経つそうだが、そういえばトンカさんも結婚出産を経験された、店の雰囲気はほぼ変らない。出入口あたりの積荷が少し増えたかなというくらい。変らないから新しい……ではないけれども変らぬ姿勢がこの持続を生んでいるような気もする。

展示スペースもかたくなに守っている。これはできそうで出来ないこと。ここで展覧会を開催するか、しないか、というのは古本屋としては非常に大きく意味が違って来る。もちろん展覧会は必要だと思う。しかし、それがなかなか難しいことなのだ。それをやり続けているのが偉い。永田収さんの写真展も繰り返し行われてきた。こういうシブイ作家との関係も貴重なものである。

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みなさん、いい顔しておられる。ロードスさんの笑顔が見えないのが寂しいなあ……。写真展は明日15日まで。

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by sumus2013 | 2015-11-14 20:15 | 古書日録 | Comments(0)

Byblis

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ピエール・ルイス『ビブリス Byblis』(LIBRAIRIE BOREL, 1898)。ブラッサンス公園での買物。背が傷んでいるので安かった。ちゃんとした状態ならかなりの古書価だが……。二〇一一年にもピエール・ルイスを安く買った記憶がある。

ピエール・ルイス『アフロディート、古代風俗』

このときは元気だったから重い本でも苦にならなかった。しかし今年は違う。これはタテ14センチと文庫本くらい、もちろん軽い。内容はなかなかのもの。ギリシャ神話の翻案である。兄に恋したビブリスが兄と引き離され、一人で探しに出かけ、ついには涙の泉になってしまう。

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なかなか凝った造り。特装本もあるようだ。日本紙に五十部、支那紙に五十部。挿絵は Jacques WAGREZ(1850-1946)他。


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by sumus2013 | 2015-11-13 22:03 | 古書日録 | Comments(0)