林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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カテゴリ:もよおしいろいろ( 107 )

鴨居玲と神戸

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8月22日〜9月2日

ギャラリー島田



江之子島から阪神野田へ出て神戸まで足を伸ばしギャラリー島田の「鴨居玲と神戸」を見る。東京、そして金沢(石川県立美術館)でも回顧展が開かれるのだが、ギャラリー島田では神戸において関わりのあった作家たちの作品も出展されており、鴨居の人柄もしのばせる島田ならではの展示だった。鴨居の使ったコートやブーツ、最初の(?)遺書と思われる走り書き(スケッチブックかデッサン用紙を引きちぎって殴り書きしている)、絵具盛り上げパレットなどの遺品も並んでいた。遺書らしきものは島田を通じて旧蔵者から石川県美へ寄贈されたものという。内容もよく読み取れないが、鴨居のひとりよがりの苦悩が形になったようで痛々しい感じ。

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鴨居展のカタログを取り出しながら島田さんのぼやくこと。

「この絵もこれもみんなうちから出たやつなんや。鴨居はたくさん扱ってきたけど、今思たら、持っておいたら良かったなあ……この自画像なんか鴨居自身が一番気に入っていたんや。これがうちにあった。これは置いておきたかったなあ」

鴨居玲には熱烈なコレクターが多い。古書においても画集や素描集はかなり高額だ。島田さんはコレクターではなく画商だから、いつでもすぐに正当な価格で換金できる鴨居玲がそうそう手許に残るはずはない、重々承知であろう。しかしそれでも歎かずにはおられない。そんな名品だった。

手放した珠玉はもう戻らない。持っている者の勝ち(勝ち負けがあるのかどうかは別として)と言うのはまさにこのことである。

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by sumus2013 | 2015-08-23 20:51 | もよおしいろいろ | Comments(2)

浮田要三の仕事展

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7月28日〜8月23日

大阪府立江之子島文化芸術創造センター
http://www.enokojima-art.jp/e/


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江之子島へ。「浮田要三の仕事展」。明日までということでギリギリになってしまったが、見られて良かった。素晴らしく気持ちの良い展示だった。強烈なキャラクターが揃っている具体のメンバーとしては目立たない存在だったかもしれない。作風も奇をてらうようなところは全くなく、その分どこかで見たような造形にはなっているものの、それはそれで浮田氏の個性として消化されている。材質としてもキャンバスに油絵具が基本になっており、その意味でもオーソドックスな仕事。目先をくらまそうとしていない分だけ浮田氏の人間性というものがストレートに出ているとも言えよう。八十歳代の作品もあった。まったく年齢を感じさせない。いい作家である。

浮田氏には生前一度だけお会いしたことがある。そのときの様子はすでにブログに書いた。

『ボマルツォのどんぐり』出版記念会


また大阪福島のラッズギャラリーでは浮田要三遺作展が始まった。

浮田要三遺作展
2015年9月22日〜29日
ラッズギャラリー

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by sumus2013 | 2015-08-22 19:42 | もよおしいろいろ | Comments(2)

夏の手帖 中松商店

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2015年8月21日(金)ー30日(日)
13:00-18:00 会期中無休

 銀座 中松商店
〒104-0061 東京都中央区銀座 1-9-8 奥野ビル313号室

***

佐野繁次郎の素描が出展されている。佐野が得意としたパリの街景である。こういうの一点欲しいなあ……


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by sumus2013 | 2015-08-13 19:57 | もよおしいろいろ | Comments(0)

ギャラリー・アートブックチェアー

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ギャラリー・アートブックチェアー コレクション展
8月1日〜9日

アート四季


ギャラリー・アートブックチェアー


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by sumus2013 | 2015-07-18 08:47 | もよおしいろいろ | Comments(2)

ひと月限りの〈ぽえむ・ぱろうる〉最後の一週間

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石神井書林さん、「ひと月限りの〈ぽえむ・ぱろうる〉」最後の一週間、こんな展示をはじめたという。

《硝子ケースの第一書房の本、その他。若干の註

第一書房は1920年代の出版界に登場し、30年代を駆けた伝説的な出版社です。堀口大学の『月下の一群』をはじめ、三好達治や丸山薫らの第一詩集もここから出ました。でも、並べたものは代表的な作品ではありません。特に珍しいわけでもありません。それでも、第一書房の本は、それが普通の本であっても美しい。書物は紙の器だと、気恥ずかしいことも真顔で言ってみたくて、これを作りました。》

二十日閉店まであと三日、第一書房の普通の本、その普通でないところを眺めてみたい……


リブロ池袋本店レポート

ひと月すこしのぽえむぱろうる

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by sumus2013 | 2015-07-17 10:51 | もよおしいろいろ | Comments(4)

sumus トークライブ

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徳正寺さんの門前


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岡崎武志による看板(撮影=Kat氏)


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トークが始まる前の本堂


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受けつけ開始


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スムース一箱古本市一番乗りの方々


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トークライブ風景(撮影=O氏)


マン・レイ石原氏が経過報告をしてくださっている。二次会の様子、さらに三次会(?)も!

マン・レイと余白で

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by sumus2013 | 2015-07-12 10:49 | もよおしいろいろ | Comments(4)

スムース一箱古本市

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スムーストークライブ当日、会場で開催の「スムース一箱古本市」はトークライブ参加者のみ見ることができます。あしからずご了承ください。開場午後3時です。上の写真は林の出品予定の一箱(靴箱)より(メリーゴーランドでは林の蔵書大放出!)

トークライブおよびスムース一箱古本市の開催場所は徳正寺の本堂。開場は午後三時。トークライブは午後四時から六時を予定。定員七〇名(予約の方優先、ご予約はメリーゴーランド京都 mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp まで)。入場料1500円(おみやげ付き)。参加者全員にもれなくスムース福袋あり(これがおみやげです)。同人よりそれぞれにサプライズ・プレゼントあり!

徳正寺
〒600-8051
京都府京都市下京区富小路通り四条下る徳正寺町39

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by sumus2013 | 2015-07-09 20:29 | もよおしいろいろ | Comments(0)

ミニアチュール神戸展

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ミニアチュール神戸展 vol.15 ホワイボン
7/25(土)〜 8/5(水)


小生も出品予定です!


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by sumus2013 | 2015-07-08 19:44 | もよおしいろいろ | Comments(0)

sumus トークライブ

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7月11日の sumus トークライブ、久しぶりで非常に楽しみです。ということで昔のトークショーの写真を探し出してみました。

二〇〇四年六月一三日、アンダーグラウンド・ブック・カフェ地下室の古書展のときに東京古書会館二階ギャラリーで「小出版社の冒険」展を開催しました。その関連イベントとしてスムース同人六人がトークショーをやらせていただきました。上の写真そのときの一枚。左から林、生田、荻原、岡崎、南陀楼、松本、そして右端横顔が田村七痴庵。田村さんの司会でテンポよく進行、立ち見の出るほど満員だったのを覚えています。日記の記述から。

《15:00、10分前になると階段のところまでびっしり人が集まる。あわてて椅子を並べる。司会役の田村さんが、だいたい仕切って客をふりわける。坪内さん、月の輪さん前列の椅子にすわっている。(間村さんは少しおくれてきたようだ)。

10分ほど休けいして、ミニふり市のスタート。山帳[ヤマチョウ]係(荷主名と落札値を書く人)とヌキ係(本と落札者名・値段を書いた札をいっしょにして分類する人=岡島さん)。フリ手は田村さん、なかなか快調。途中、岡崎氏は自分の本を自分で振った。ほぼ全部落札された。》

この後、三省堂地下のビヤホールへ移動。同人の他、坪内氏、佐久間さん、月の輪書林、石神井書林、内澤旬子さん、生田夫人、間村氏、鈴木氏、松井氏。内堀さんが松本八郎さんに級数とポイントと号数の違いについて聞きただしていたのがみょうに印象に残っています。

引続いては二〇〇五年五月八日、神田神保町のオレ・オレで行われた「東京スムース友の会」。こちらは会場の都合で予約三十名でした。これは楽しかった。じつはこの日、小生は東京古書会館で大貫伸樹さん、田中栞さんとのトークに出演する予定だったのですが、会場はごく近くとは言え、移動に手間取り、五分ほども遅れて申し訳ないことをしてしましました。

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ということで久々の sumus トークライブ、着々と予約が集まっているようです。まだ空席ありますが、お早めにご予約ください。『スムース詩集』も参加者にはプレゼントの予定!

場所は徳正寺の本堂、午後四時から六時。定員七〇名(予約の方優先、ご予約はメリーゴーランド京都 mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp まで)。入場料1500円(おみやげ付き)。トークの他に「スムース一箱古本市」開催。参加者全員にもれなくスムース福袋あり(これがおみやげです)。同人よりそれぞれにサプライズ・プレゼントあり!

徳正寺
〒600-8051
京都府京都市下京区富小路通り四条下る徳正寺町39


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by sumus2013 | 2015-07-02 21:52 | もよおしいろいろ | Comments(0)

ひと月限りの〈ぽえむ・ぱろうる〉


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石神井書林さんより会場写真を頂戴した。《ぱろうるで、こんなパネルを作りました。久しぶりによくできました(笑)》 おお『永田助太郎詩集』が! 会場で見たい!


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ひと月限りの〈ぽえむ・ぱろうる〉

ここに出店している石神井書林さんが作った出品メモのコピーを善行堂でもらった。A4三枚あるが、一枚目だけ掲げる(ぜひリブロ池袋にて獲得されたし)。自家目録とはまた違った解説文がいい。まるで内堀さんの人生が凝縮しているかのようだ(ちょっと大げさかも知れませんが、そう思いました)。

《第一詩集は米沢で少部数を出した『草葬』(昭和19・葬はこの字ではない)と云われるが、見た人はいない。》(固有時との対話・転位のための十編 吉本隆明

《200部作ったと回想にあるが、一度も扱ったことがない。見ない。これだけ見ないものは200部も作ってはいない、と、私は思う。》(ミノわたしの雄牛 高橋睦朗)

《実際は50部しか作らなかったと回想がある。戦後の50部であれば見ることは充分可能。》(新生都市 天沢退二郎)

《稀に目にするのは同年に二版で、初版は元々ないのかと思った頃に見つけた。》(消息 吉野弘)

《高田渡が唄った「ブラザー軒」は第二詩集『日の底』(昭33)に収録。こちらは古書展で熱心に探せば三回目ぐらいに500円で買える。》(手 菅原克己)

《古本屋をはじめた頃、早稲田の文献堂書店さんの棚に5000円であって、どきどきしながら買った。一部の書誌に特装30部の記載を見るが未見。見たという人も知らない。》(六月のみどりの夜わ 安東次男)

……ほんのさわりだけ。矜持というのかな、古本てほんと面白いというのが伝わってくる。


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by sumus2013 | 2015-06-27 19:40 | もよおしいろいろ | Comments(0)