林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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カテゴリ:装幀=林哲夫( 56 )

筑摩書房の装幀の装幀

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『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』、制作の最終段階へ入って少し遅れている(ご予約いただいた方には申し訳ない事ながら万全を期しておりますのでご容赦ください)。束見本、なんと三冊目! これはみずのわ氏の完全主義で念には念を入れるために作ってもらった。さすがに問題なし(帯の色目が違っていただけ……)。

本日はこの束見本を使って文字レイアウトにかかりきりだった。なるべくシンプルに。装幀の本だけに装幀しすぎないように心がけた。プルーフが出れば、お披露目いたします。



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by sumus2013 | 2015-03-25 21:03 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

筑摩本・束見本

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臼田捷治『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』、手直ししてもらった束見本が届いた。さらに検討を加えて、さらに微調整する。こういうことは滅多にないが、今回は納得できるまで詰めるつもり。帯の用紙や幅もあれこれトライして無い智恵を絞る。現時点では上のような感じにしようかと……ただし、もう少し練って色味や紙をガラリ変えることもありえるが……。

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by sumus2013 | 2015-02-24 19:30 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014 再校

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臼田捷治『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』(みずのわ出版)再校が届く(初校とともに)。このペースなら三月中には刊行できるだろう。

書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014

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今回はさすがにチェックは少ない。ようやく完成が見えてきた。

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南伸坊

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祖父江慎

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金田理恵

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多田進

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クラフトエヴィング商會

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中島かほる

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栞各種

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吉岡実作と思われる三段八割広告







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by sumus2013 | 2015-02-19 19:23 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014

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昨年後半ずっとそのレイアウトにかかりきりだったのが臼田捷治さんの新著『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』(みずのわ出版)だ。先週ようやくのことでデータを印刷所に入れ、昨日その初校が届いた。上に乗っているのは束見本。B5判の角背ハードカバー。継ぎ表紙。ジャケットなし。オビを広めに掛けようかと思案中。本文はフルカラー212頁だから外装はごくシンプルに。

内容の概要は以下の通り。臼田氏のテクストおよび装幀家の発言、松田哲夫氏、加藤光太郎氏の証言なども随時挿入し、筑摩書房の装幀の流れ、ひいては出版活動の大概が実感できる構成になっている。個人的には付録の出版資料に力を入れた。ここでは岡崎氏および『sumus』晶文社特集でもお世話になった福島修氏にも再びご協力を賜った。

第I部 1940-1969
積極的な登用の始まりと社内装幀の定着へ

第II部 1970-1989
装幀表現の進展と相似形を描く多彩な担い手の活躍

第III部 1990-
さらなる独自性の追究と原点回帰と

付録
筑摩書房出版関連資料図版

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筑摩書房創業の三冊、なかでも『中野重治随筆抄』(一九四〇年)を入手するのが難関だったが、善行堂のおかげで無事掲載できた。

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吉岡実装幀本、臼田氏が準備された図版の他に小生架蔵分も追加させてもらった。

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安野光雅によるちくま文庫フォーマット。創刊時のタイトル、カバーデザインおよびロゴのアイデア・スケッチ。

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西加奈子『通天閣』の多田進さんによる装幀案スケッチと装幀本。

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中島かほるによる『マラルメ全集』、これは凄い装幀だ。他にもクラフト・エヴィング商會、間村俊一、南伸坊ら筑摩の装幀を担っているデザイナーたちの図版多数。

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ちくま文庫目録(右手)と『ちくま』、どちらも初期のもの。

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そして内容見本(約百点掲載)。レアもの多し。本より古書価が付いている?

本文書影はタイトルで234点収録(1タイトルにつき複数の図版があるので総計470点くらいにはなる)。付録図版が約260点。合計730点の図版がフルカラー(三八広告のみモノクロ)。正直これだけの数の画像を処理するのは大仕事だった。まだプリントアウトの初校だが、その甲斐があったと手応えを感じている。今後、進行にしたがって状況を報告して行きたい。

部数もそう多くないので定価は1万円を超えてしまう。その価値は充分にあると思う。刊行予定は三月。予約の方はお早めに。

みずのわ編集室
http://d.hatena.ne.jp/mizunowa/













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by sumus2013 | 2015-01-27 21:07 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

親なき家の片づけ日記

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2015年1月30日発行

著者 島利栄子
写真 柳原一徳
装幀 林 哲夫

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com

232×190mm


《父が平成十六年、母が翌十七年に亡くなった。共に満八十六歳だった。それからもう少しで十年がたとうとしている。自分にとってこの十年間は何だったのだろう。
 両親が暮らしていた家で親の遺品と向かい合いながら、どうしようどうしようと片づけに悶々としつつ、自分を確認した歳月だったように思う。千葉県八千代市から長野県筑摩郡筑北村坂北まで、月一回、帰省する時間を作るのは、意外と大変だった。
 が、帰らないではいられなかった。自分にとってどうしても大事なことであり、避けては通れないことだった。親とは? 故郷とは? そして自分自身は何物なのか、結局は自分探しになってしまう。が、そんな時間がとても大事なものに思われた。》(序章より)

う〜ん、誰もが通る道だが、たしかに親の家を片付けるのは大仕事だった。島さんは昭和十九年生まれ、小生より十一歳上。この日記がちょうど十年前の記録だとすれば、ほぼ同じ年代に両親を亡くしたわけだ。他人事ではない。これから、という方々にはぜひお勧めしておきたい一冊である。

判型を見てもらえばわかるように片付け日記だけでなくプラス写真集にもなっており(本文写真はほぼすべてカラー)、そうなるとかえって表紙にどの写真を使うべきか迷ってしまった。面白い室内写真も多かったのだが、やはり書店の店頭に並ぶのだからデザイン的に目をひくものにしたい。その上に「片付け」という内容を表現した写真であって欲しい……となると限られて来る。半日悩んで(あまり悩まないタイプなので半日はかなり悩んだことになる)この食器棚にした。著者の島さんには「これしかない」と言ってもらえてひと安心。

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表紙は常套手段、モノクロ写真全面展開。この一枚も表紙候補だった。ちょっと地味すぎるかなと思って選ばなかった。窓のあたりの何気ない雰囲気が好きなのだが。

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母上の日記帳がこんなに残されていた。


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坂北は風光明媚なところである。

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年中行事の記念写真なども整理されており、単なる「片付け」日記ではなく信州坂北の歳時記というふうにも読めるだろう。



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by sumus2013 | 2015-01-13 21:45 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

梓会出版文化賞第30回記念特別賞

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一昨日以下のようなメールが届いた。めでたい。


《各位
■ご報告
「梓会出版文化賞第30回記念特別賞」の受賞が決まりました。創業18年目にして、賞と名のつくものを戴くのは初めてです。小社の賞罰連戦連敗記録の終結と広島カープの優勝、どちらが先に来るか? と言うてたのですが……。

対象期間内の刊行物で選考基準として提出したのは以下4点です。全国離島振興協議会・日本離島センター関係の書籍が4点中3点を占めます。なかなかに誰も見向きもしない離島振興に関わる仕事を評価して戴けたのは有難いことです。

「島―瀬戸内海をあるく 第3集 2007-2008」 

「馬毛島・青ガ島のその後/離島と観光の問題 宮本常一離島論集第4巻」

「利尻島見聞/離島振興の諸問題 宮本常一離島論集第3巻」

「神戸市戦災焼失区域図復刻版」


補足しておくと、みずのわ出版そのものが対象ではないにしても、季村敏夫『山上の蜘蛛 神戸モダニズムと海港都市ノート』(みずのわ出版、二〇〇九年)は第十二回小野十三郎賞特別賞を受賞している。



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by sumus2013 | 2014-12-28 14:29 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

宮本常一の風景をあるく 周防大島東和

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宮本常一の風景をあるく 周防大島東和
2014年12月15日発行

著者 周防大島文化交流センター
写真 宮本常一
装幀 林 哲夫

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com
210×148mm

上はカバー。写真はもちろん宮本常一による。

《ハシケ。島まわりの定期船が浦々をめぐり、港の小さなところでは木造の伝馬船が陸と沖の船をつないだ。大島の北岸を巡る定期船に乗船し、故郷をあとにする人たちでハシケはいっぱい。自動車はまだ普及しておらず、島内の道路網も整備されていなかった昭和30年代には船が主な移動手段で、特に島の東部の人たちは本土へ渡る際には、このような島回りの船を利用することが多かったという。》

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こちらが表紙(表1)。宮本の写真をクローズアップして使っているが、あえて文字を入れなかった。元の構図は下のようなものである。たこつぼの修繕をしている人物。佐連。昭和三十八年十月十九日。

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宮本常一が撮った島の生活や風景がみっしり詰まった本。小生も讃岐の海岸近くで昭和三十年代から四十年代にかけて育った。子どもの頃にこんな風景の中を歩いていたのだと思うと、不思議な気持ちになる。瀬戸内の島がブームらしいが、この写真の景色がそのまま残っていればどんなにか素晴らしいだろうと思う。不便は不便だろうけど……。


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by sumus2013 | 2014-11-27 20:14 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

竹尾賞 デザインと社会をつなぐ10回の歩み

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竹尾賞が第十回を迎えた記念に六月から七月にかけてこれまでの受賞作とともに展覧が行われた。これはそのときに作られた図録である。ちょうど連絡が入ったときにパリにいたので、受賞者の言葉をメール校正をしただけで、ブログにも何も告知できなかった。

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あらためて第一回から眺めてみると、凄い本ばかりで、感心した。よくこのなかに選んでもらえたものだ。『関西の出版100』はもちろん多くの人々の協力を得た良い本で、装幀も悪くない出来だとは手前味噌ながら思ってはいるのだが、賞というのは運の側面もあるから、そう言う意味ではとにかくラッキーだった。



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by sumus2013 | 2014-09-03 21:15 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

島 瀬戸内海をあるく第3集 2007-2008

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島 瀬戸内海をあるく第3集 2007-2008
2014年6月30日発行

著者 斎藤 潤
装幀 林 哲夫
カバー写真 小林恵
発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com
217×153mm


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by sumus2013 | 2014-07-03 20:06 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

宮本常一離島論集完結

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【書評】

「宮本の「離島」という問い 「離島論集」完結により総覧が可能に」
 重信幸彦 『週刊読書人』2014年2月28日号

「民俗学者の枠を越えて立ち上がる宮本常一 世間師にして経世者の面目躍如」
 和賀正樹 『図書新聞』2014年5月17日号



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二〇〇九年一〇月に第一巻を刊行して以来まる四年、五巻および別巻の六冊を完結させた。その間にいろいろ環境の変化もあったが、昨今の状況下でよくぞやりとげた、と思う。装幀に関しては巻ごとに文字の組み直しをしただけなので苦労はなかった。カバーに使ったマーメイド紙の値段が高いため申し訳ないなと思いつつ同じ紙で通した。附録 CD-R のデザインも絣の模様で統一。けっこう気に入っている。


みずのわ出版
宮本常一離島論集(全5巻+別巻)2013年8月全巻完結につきまして
http://www.mizunowa.com/index.html


宮本常一離島論集第一巻
http://sumus.exblog.jp/12009942/

著者 宮本常一
編者 森本孝
装幀 林 哲夫
発行所 みずのわ出版

216×153mm

ジャケット マーメイド しろ砂 四六判Y目115kg
表紙 NTラシャ くち葉 四六判Y目100kg
見返 NTラシャ 濃茶 四六判Y目130kg
別丁扉 タント0-56 四六判Y目100kg

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by sumus2013 | 2014-05-20 15:57 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)