林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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カテゴリ:装幀=林哲夫( 49 )

書影の森 出来!

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みずのわ出版


『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』出来上がった。校正を何度見ていても、やはり完成してみないと仕上がりに確信がもてない。いつもながら荷物を開封するときはドキドキものである。さすが山田写真製版所、見事な印刷である。プルーフからある程度予想はしていてもいい意味で予想を裏切る出来である。大安心。

臼田さんの要望もあって今回の図版にはカバーとともに表紙の画像をなるべく多く掲載するようにした。表紙とカバーの関係というか表紙のあしらいはデザイナーの腕の見せ所。つぶよりの装幀本ばかりなのでどの表紙も見事に塩梅されている、レイアウトしながらしばしば感嘆して唸った。だからそれらの見せ方も、あえて凝った写真は使わず、真正面からスキャンした図でまとめた。デザイン・サンプルとしても結局これがいちばん参考になると思う。

臼田さんからこの企画の話を初めて聞いたのは竹尾賞授賞式(二〇一二年三月二六日)のときだった。多少の曲折があった後、みずのわ出版から出すと決まり、実際に本文を組むための作業を始めたのがまる一年前。『関西の出版100』(創元社)もやはりトータルで三年かかったが、レイアウト作業そのものは半年で片付いた。それからしても『書影の森』はタイトル通りに書影の森でさまよう時間をかなり要したことが分っていただけると思う。あまり部数も多くないため、どこの書店にも並ぶというものではないが、機会があれば是非手に取っていただきたい。そして購入して頂ければなおさら有り難い。

*神保町の東京堂書店にて五月中に著者である臼田捷治さんを中心とした本書完成記念トークショーが開催される予定です。詳しいことが決まれば改めて発表します。御期待ください。



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by sumus2013 | 2015-04-30 20:47 | 装幀=林哲夫 | Comments(4)

書影の森 いよいよです!


先行発売決定!
東京堂と善行堂で30日午後~
北書店で1日か2日から


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みずのわ出版


本書は、筑摩書房の装幀に携わった幾多のデザイナー、編集者、社内デザイナーの仕事の紹介をとおして、魅力あふれる豊かな実りの系譜を展望しようと企図した。そのことで、わが国の出版文化史に類いない光芒を放つとともに、出版界のひとつの指標となっている同社の装幀が果たしている役割を多角度から浮き彫りにできれば、と思う。

筑摩刊行本の装幀は幾多の社外デザイナーがかかわったり、専門に近い社員もしくは専門スタッフを中心とする社内装幀であったりするが、一貫して独自の品格とクォリティをたたえている。いっときの流行を追わず、奇をてらうことのない節度ある手法に基づく端正なたたずまいは、多彩な交響にあってもおのずと格調高い《筑摩カラー》を形成しているといってよいだろう。

充実した社内専門スタッフと幾多の有能な社外デザイナーの登用。この両輪こそ筑摩カラーの源泉だろう。筑摩書房の装幀にかかわった中には、社員ではあったが吉岡実のような詩人、加納光於、柄澤齊のような版画家、風間完のような挿絵家、中川一政、司修のような画家、久保孝雄・制一親子のような彫刻家、フランス文学者の渡辺一夫、編集者出身である花森安治、田村義也、絵本作家の安野光雅、コラムニストの天野祐吉のような名うての文化人でもある人たちがいる。デザイナー、装幀家以外の、こういった多士済々の才能によっても支えられてきたのだ。筑摩書房はわが国の装幀文化が、分野を問わず広く門戸を開いてきたよき伝統を体現してきたのであり、まさにその歩みは、装幀文化の縮図であり、みごとな見取り図だといってよい。実際、私はこれほどのロールモデルをほかに知らない。筑摩本の時代性を超えた功績であり、並びない魅力である。

書物が時代の産物であると同じく、装幀もまたそれぞれの時代の文化状況を刻みつけている。各時代の嗜好や背景にある印刷技術の変遷が、リトマス試験紙のように如実に映し出されているのだ。そのため、経年による劣化状況も手がかりになるとはいえ、装幀を一瞥すると、奥付で確認するまでもなく、その書物が生まれた年代におよその察しがつく。本書は装幀に限定してはいるとはいえ、筑摩書房という並びない舞台上で演じられた出版デザイン史のドラマであり、もうひとつの出版文化史として眺めていただければ幸いである。(著者)

***

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表紙廻りのプルーフが届いた。幅広の帯に掲載全タイトルを印刷してみた。これでほぼ工程は終了、後は印刷製本にかかるだけということになる。なんとか早めにコストを出さないとみずのわ出版の存亡にもかかわる。予約特価はぜったいにお得です。何とぞよろしくお願いいたします!

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by sumus2013 | 2015-04-28 21:12 | 装幀=林哲夫 | Comments(6)

書影の森プルーフ

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『書影の森』、最終プルーフが届いた。B5サイズに截断されているのでレイアウトの仕上がり具合がよく分る。インデザインの画面、プリンターでの刷り出し、何度も確認はしているが、モノとしてこういう形で確かめてやっと安心できる。正直、いい感じです。

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臼田さんのテキストはゆったりと組んである。


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個人的に好きなページ。渡邊一夫の装幀ばかり。左上の『楽しき雑談』は渡邊本を集め始めた頃に手に入れたもので思い出深い。まだ神戸に住んでいた。


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吉岡実の装幀本ばかり。一九七〇年代。いずれも布装である。本にとってもまだまだ幸せな時代だった。


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ちくま文庫のページ。岡崎武志『古本でお散歩』は臼田さんの選択には入っていなかったが、デザイナーの特権で入れさせてもらった。実際、すっきりした装幀(南伸坊)で気に入っている。


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間村俊一さん。これは当然臼田さんのコレクションに入っている。間村さんも筑摩とは縁が深い。ちくま新書のフォーマットも担当。


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クラフトエヴィング商會も今世紀になってからの筑摩の顔である。プリマー新書はなんとも爽やか。


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PR誌『ちくま』の全一月号(一九六九〜二〇一四)および復刊号その他を加えて52冊掲載。小生表紙画のものも二点ある。

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「デザイナー・装幀担当者略歴+索引」


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奥付。筑摩の検印紙は数種(三種は確認)あるが、そのうちのを描いたものを貼付けた、わけではなく印刷です。言うまでもなく、この紙は光沢のある校正用の紙で、実際にはナチュラル・ホワイト系のマットな紙に刷る。


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by sumus2013 | 2015-04-08 16:14 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

筑摩書房の装幀の装幀

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『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』、制作の最終段階へ入って少し遅れている(ご予約いただいた方には申し訳ない事ながら万全を期しておりますのでご容赦ください)。束見本、なんと三冊目! これはみずのわ氏の完全主義で念には念を入れるために作ってもらった。さすがに問題なし(帯の色目が違っていただけ……)。

本日はこの束見本を使って文字レイアウトにかかりきりだった。なるべくシンプルに。装幀の本だけに装幀しすぎないように心がけた。プルーフが出れば、お披露目いたします。



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by sumus2013 | 2015-03-25 21:03 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

筑摩本・束見本

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臼田捷治『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』、手直ししてもらった束見本が届いた。さらに検討を加えて、さらに微調整する。こういうことは滅多にないが、今回は納得できるまで詰めるつもり。帯の用紙や幅もあれこれトライして無い智恵を絞る。現時点では上のような感じにしようかと……ただし、もう少し練って色味や紙をガラリ変えることもありえるが……。

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by sumus2013 | 2015-02-24 19:30 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014 再校

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臼田捷治『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』(みずのわ出版)再校が届く(初校とともに)。このペースなら三月中には刊行できるだろう。

書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014

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今回はさすがにチェックは少ない。ようやく完成が見えてきた。

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南伸坊

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祖父江慎

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金田理恵

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多田進

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クラフトエヴィング商會

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中島かほる

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栞各種

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吉岡実作と思われる三段八割広告







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by sumus2013 | 2015-02-19 19:23 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014

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昨年後半ずっとそのレイアウトにかかりきりだったのが臼田捷治さんの新著『書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』(みずのわ出版)だ。先週ようやくのことでデータを印刷所に入れ、昨日その初校が届いた。上に乗っているのは束見本。B5判の角背ハードカバー。継ぎ表紙。ジャケットなし。オビを広めに掛けようかと思案中。本文はフルカラー212頁だから外装はごくシンプルに。

内容の概要は以下の通り。臼田氏のテクストおよび装幀家の発言、松田哲夫氏、加藤光太郎氏の証言なども随時挿入し、筑摩書房の装幀の流れ、ひいては出版活動の大概が実感できる構成になっている。個人的には付録の出版資料に力を入れた。ここでは岡崎氏および『sumus』晶文社特集でもお世話になった福島修氏にも再びご協力を賜った。

第I部 1940-1969
積極的な登用の始まりと社内装幀の定着へ

第II部 1970-1989
装幀表現の進展と相似形を描く多彩な担い手の活躍

第III部 1990-
さらなる独自性の追究と原点回帰と

付録
筑摩書房出版関連資料図版

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筑摩書房創業の三冊、なかでも『中野重治随筆抄』(一九四〇年)を入手するのが難関だったが、善行堂のおかげで無事掲載できた。

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吉岡実装幀本、臼田氏が準備された図版の他に小生架蔵分も追加させてもらった。

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安野光雅によるちくま文庫フォーマット。創刊時のタイトル、カバーデザインおよびロゴのアイデア・スケッチ。

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西加奈子『通天閣』の多田進さんによる装幀案スケッチと装幀本。

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中島かほるによる『マラルメ全集』、これは凄い装幀だ。他にもクラフト・エヴィング商會、間村俊一、南伸坊ら筑摩の装幀を担っているデザイナーたちの図版多数。

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ちくま文庫目録(右手)と『ちくま』、どちらも初期のもの。

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そして内容見本(約百点掲載)。レアもの多し。本より古書価が付いている?

本文書影はタイトルで234点収録(1タイトルにつき複数の図版があるので総計470点くらいにはなる)。付録図版が約260点。合計730点の図版がフルカラー(三八広告のみモノクロ)。正直これだけの数の画像を処理するのは大仕事だった。まだプリントアウトの初校だが、その甲斐があったと手応えを感じている。今後、進行にしたがって状況を報告して行きたい。

部数もそう多くないので定価は1万円を超えてしまう。その価値は充分にあると思う。刊行予定は三月。予約の方はお早めに。

みずのわ編集室
http://d.hatena.ne.jp/mizunowa/













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by sumus2013 | 2015-01-27 21:07 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

親なき家の片づけ日記

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2015年1月30日発行

著者 島利栄子
写真 柳原一徳
装幀 林 哲夫

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com

232×190mm


《父が平成十六年、母が翌十七年に亡くなった。共に満八十六歳だった。それからもう少しで十年がたとうとしている。自分にとってこの十年間は何だったのだろう。
 両親が暮らしていた家で親の遺品と向かい合いながら、どうしようどうしようと片づけに悶々としつつ、自分を確認した歳月だったように思う。千葉県八千代市から長野県筑摩郡筑北村坂北まで、月一回、帰省する時間を作るのは、意外と大変だった。
 が、帰らないではいられなかった。自分にとってどうしても大事なことであり、避けては通れないことだった。親とは? 故郷とは? そして自分自身は何物なのか、結局は自分探しになってしまう。が、そんな時間がとても大事なものに思われた。》(序章より)

う〜ん、誰もが通る道だが、たしかに親の家を片付けるのは大仕事だった。島さんは昭和十九年生まれ、小生より十一歳上。この日記がちょうど十年前の記録だとすれば、ほぼ同じ年代に両親を亡くしたわけだ。他人事ではない。これから、という方々にはぜひお勧めしておきたい一冊である。

判型を見てもらえばわかるように片付け日記だけでなくプラス写真集にもなっており(本文写真はほぼすべてカラー)、そうなるとかえって表紙にどの写真を使うべきか迷ってしまった。面白い室内写真も多かったのだが、やはり書店の店頭に並ぶのだからデザイン的に目をひくものにしたい。その上に「片付け」という内容を表現した写真であって欲しい……となると限られて来る。半日悩んで(あまり悩まないタイプなので半日はかなり悩んだことになる)この食器棚にした。著者の島さんには「これしかない」と言ってもらえてひと安心。

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表紙は常套手段、モノクロ写真全面展開。この一枚も表紙候補だった。ちょっと地味すぎるかなと思って選ばなかった。窓のあたりの何気ない雰囲気が好きなのだが。

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母上の日記帳がこんなに残されていた。


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坂北は風光明媚なところである。

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年中行事の記念写真なども整理されており、単なる「片付け」日記ではなく信州坂北の歳時記というふうにも読めるだろう。



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by sumus2013 | 2015-01-13 21:45 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

梓会出版文化賞第30回記念特別賞

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一昨日以下のようなメールが届いた。めでたい。


《各位
■ご報告
「梓会出版文化賞第30回記念特別賞」の受賞が決まりました。創業18年目にして、賞と名のつくものを戴くのは初めてです。小社の賞罰連戦連敗記録の終結と広島カープの優勝、どちらが先に来るか? と言うてたのですが……。

対象期間内の刊行物で選考基準として提出したのは以下4点です。全国離島振興協議会・日本離島センター関係の書籍が4点中3点を占めます。なかなかに誰も見向きもしない離島振興に関わる仕事を評価して戴けたのは有難いことです。

「島―瀬戸内海をあるく 第3集 2007-2008」 

「馬毛島・青ガ島のその後/離島と観光の問題 宮本常一離島論集第4巻」

「利尻島見聞/離島振興の諸問題 宮本常一離島論集第3巻」

「神戸市戦災焼失区域図復刻版」


補足しておくと、みずのわ出版そのものが対象ではないにしても、季村敏夫『山上の蜘蛛 神戸モダニズムと海港都市ノート』(みずのわ出版、二〇〇九年)は第十二回小野十三郎賞特別賞を受賞している。



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by sumus2013 | 2014-12-28 14:29 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

宮本常一の風景をあるく 周防大島東和

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宮本常一の風景をあるく 周防大島東和
2014年12月15日発行

著者 周防大島文化交流センター
写真 宮本常一
装幀 林 哲夫

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com
210×148mm

上はカバー。写真はもちろん宮本常一による。

《ハシケ。島まわりの定期船が浦々をめぐり、港の小さなところでは木造の伝馬船が陸と沖の船をつないだ。大島の北岸を巡る定期船に乗船し、故郷をあとにする人たちでハシケはいっぱい。自動車はまだ普及しておらず、島内の道路網も整備されていなかった昭和30年代には船が主な移動手段で、特に島の東部の人たちは本土へ渡る際には、このような島回りの船を利用することが多かったという。》

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こちらが表紙(表1)。宮本の写真をクローズアップして使っているが、あえて文字を入れなかった。元の構図は下のようなものである。たこつぼの修繕をしている人物。佐連。昭和三十八年十月十九日。

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宮本常一が撮った島の生活や風景がみっしり詰まった本。小生も讃岐の海岸近くで昭和三十年代から四十年代にかけて育った。子どもの頃にこんな風景の中を歩いていたのだと思うと、不思議な気持ちになる。瀬戸内の島がブームらしいが、この写真の景色がそのまま残っていればどんなにか素晴らしいだろうと思う。不便は不便だろうけど……。


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by sumus2013 | 2014-11-27 20:14 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)