林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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カテゴリ:装幀=林哲夫( 52 )

世界最大?

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『花森安治装釘集成』を呈上した方々よりお礼のメールやお便りをいただいている。そのなかで反響が大きいのはこの謹呈箋。本体と同じB5サイズでしかも「謹呈」の文字は黒マットの箔押しなのだ。いまだかつてない(かもしれない?)謹呈箋なのである。

"謹呈"が短冊ではなく本と同じ大きさであるのは、本書に自信あり、とのメッセージとも受け取りました。

と言って下さる方もおられた。ありがたいことだが、実のところ、これは紙が余ったための窮余の策なのだった。この謹呈箋は表紙と同じGAファイルという銘柄である。表紙にこの紙を指定したところ、印刷所からB5判の取り都合が悪くかなり大量のロス(すなわち紙の切れ端)が出てしまうと言われた。そこでみずのわ社主が「謹呈箋にしてはどうです?」と提案してくれたのはいいが、普通の謹呈箋サイズでは厚みがありすぎる。ならば「本体と同サイズにしよう!」、ただしB5判にカットしてしまうと厚さがあるため普通の小型印刷機にかからないそうで、それなら文字も箔押しでとなり、このような形に落ち着いたしだいである。

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紙の取り都合ということで、たまたま池島信平『雑誌記者』(中央公論社、一九五八年一〇月六日、装幀=花森安治[装釘ではなく装幀と印刷されている、念のため])をめくっていると次のような話が出ていた。池島は昭和八年文藝春秋社入社である。花森とも親しくしていた。『文藝春秋』が復刊した昭和二十一年頃のこと、紙が値上がりして途方に暮れた。闇で入手しなければならなかった。

《ヤミ紙といえば、当時のヤミ屋のことを思い出す。ほとんどのヤミ紙は第三国人の経営の新聞社から出たものである。新聞に対する紙の配給は当時、順調であり、ことに第三国人の新聞社は大威張りで公定価格の紙を獲得し、そのほとんどをヤミに流していた。》

要するに何も印刷しなくてもボロ儲けできたわけだ。第三国人……久々に聞く単語である。

《彼らとその代理人は一種の「乱世の雄」であった。いっそサッパリしたくらい商魂に徹していた。ハッキリした商売だから、こっちもその気で立ち向かえば、事はスムーズに運ぶのである。思えば彼らにずいぶん儲けられたものだが、また彼らのためにわれわれの雑誌も発行をつづけることができたのであるから、考え方によっては一種の恩人である。彼らは今、どうしているだろう。大儲けした彼らが、韓国や、台湾に帰って、朝鮮戦争や中国の内戦でクタバッていないことをわたくしは祈る。》

これらのヤミ紙は主に新聞の巻取用紙なので『文藝春秋』のような雑誌を刷るにはこの端を何十センチか切らなければ、印刷の輪転機にかからない。そこで呼ばれたのが何と「木樵」であった。

《まことに妙な取り合わせだが、実はこの木樵はわれわれにとって大へん重要な人物だったのである。それは新聞巻取を雑誌用のサイズに切るためである。紙は木材パルプから造られるが、巻取紙のようになると、これは紙ではあるが、むかしの木材にかえったかと思うほど固く重い。これをノコギリで横に断ち落すということは木樵でなければできないのである。彼はただちに凸版印刷に案内され、そこで毎日作業に従事した。》

この凸版印刷は板橋工場のことである。なんとも不思議な光景だったろうと思わざるを得ない。

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by sumus2013 | 2016-11-29 21:19 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

完成!

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本日、届きました。いや、これは見事なできばえです(自分で言うのもおろかな話ですが)。何度も何度も校正紙を見ていると判断力が麻痺してきて実際これでいいのかどうか分らなくなります。結局は仕上がってみて、ビックリしたり悲しんだり喜んだりするしかないわけです。しかし今回は「仕上がりはこうだったらいいな」と考えていた、その通りに近い結果になっています……怖いくらい(これが限界かと考えると)。

山田写真製版所さんの完璧と言っていい品質管理によって実現されたしっとりとした質感・色調、これは期待以上です。唐澤氏、南陀楼氏の尽力は言うまでもないのですが、文字校正と色校正に最後の最後まで食らいついて完璧を目指したみずのわ出版社主・柳原氏の執念にも脱帽したいと思います。花森安治の仕事を見渡すときにどうしても欠かせない一冊になりました(勝手にほざきます)。


花森安治装釘集成
唐澤平吉・南陀楼綾繁・林哲夫 編

B5判並製282頁 収録タイトル500点超 カラー図版約1,000点
税込定価 8,640円(本体8,000円+税640円)
ISBN978-4-86426-033-6 C0071

みずのわ出版
〒742-2806 山口県大島郡周防大島町西安下庄、庄北2845
Tel/Fax 0820-77-1739 mizunowa@osk2.3web.ne.jp

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by sumus2013 | 2016-11-22 21:23 | 装幀=林哲夫 | Comments(4)

花森印刷進行中

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山田写真製版所の担当さんより連絡あり。順調に進んでいるようです。仕上がりも予定より少し早くなる様子です。あと少しお待ち下さい。

花森さん、濃度の濃いところのインク負けしないよう、やや圧かけて刷りました。
ドライダウンに負けずしっかり乗っていると思います。予想通りの沈み具合です。》

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★★★
引続きご予約受付中!
花森安治装釘集成
唐澤平吉・南陀楼綾繁・林哲夫 編
2016年11月25-26日頃出来
B5判並製282頁 収録タイトル500点超 カラー図版約1,000点
税込定価 8,640円(本体8,000円+税640円)
ISBN978-4-86426-033-6 C0071
林哲夫伯のblogにビラ、束見本、ゲラ画像の掲載あり。
みずのわ出版
〒742-2806 山口県大島郡周防大島町西安下庄、庄北2845
Tel/Fax 0820-77-1739 mizunowa@osk2.3web.ne.jp

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by sumus2013 | 2016-11-16 20:09 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

花森集成の表紙まわり

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先日ご案内いたしました「花森安治装釘集成」につきまして。
色校正に手間がかかり、当初の予定より20日程度遅れて、今月25~26日頃出来となります。ご予約の方には、本ができ次第、今月末までにお送りいたします。今しばらくお待ちくださいませ。

★★★
引続きご予約受付中!
花森安治装釘集成
唐澤平吉・南陀楼綾繁・林哲夫 編
2016年11月25-26日頃出来
B5判並製282頁 収録タイトル500点超 カラー図版約1,000点
税込定価 8,640円(本体8,000円+税640円)
ISBN978-4-86426-033-6 C0071
林哲夫伯のblogにビラ、束見本、ゲラ画像の掲載あり。
みずのわ出版
〒742-2806 山口県大島郡周防大島町西安下庄、庄北2845
Tel/Fax 0820-77-1739 mizunowa@osk2.3web.ne.jp

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普通なら今から表紙まわりの意匠を考えるのだが、今回はいくつかの理由で進行予定が後ろへずれ込んだ分だけ装幀案も早くできていたので、表紙まわりのデータも同時に入稿した。

カラーボールを並べてあるのが帯になる。この図案は花森安治のカレンダーのデザインを借用している(本書にも収録)。といってもコピーしたのではなく小生が同じような手順で再制作したもの。文字の扱いをどうするか決めかねていたため、ちらしに掲載した書影と違ってしまった(ちらしはブックフェアーに間に合わせる必要があったのです)。この点はお許し願いたい。

表紙の方は文字だけにした。花森安治の装釘はおおむね賑やかで装飾的な作風なのだが文字だけ(あるいは文字と囲みケイだけ)のストイックな意匠にも創意工夫が見られる(とくに表紙や扉、目次と奥付も)。むろんその中間的、折衷的な図案も少なくはない。この花森流の裏と表の使い分けを暗示するように、表紙はストイック、帯は華やか、という構成にしてみた。

あとは最終的なチェックと色校正を残すだけとなった。いましばらくお待ちください。

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表紙まわりの校正刷が届いた(十月二十日)。アート紙に刷られているので紙の色味が実際よりも白い。本番はヴァンヌーボという紙を使う。文字や図柄の位置だとか、色味のチェックをする。大きな問題はないようだ。

本文全体にわたって最後の色校正中(十月二十四日)、これが終わればいよいよ印刷にかかる。

本紙校正が届く(十月二十七日)。二枚あるうちの上に置いているのが本紙(モンテシオン)。下になっているのは刷り出し用のアート紙。アート紙の方が細かいトーンはきれいに出るが、テカッとしていて趣に欠ける。モンテシオンはさっくりとした風合いと手触りがいい。ただしインクの吸いがはげしいため印刷には細心の注意そして技術が必要である。山田写真製版所なら安心だ。

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誠光社、ホホホ座、古書善行堂でもご予約いただけます!



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by sumus2013 | 2016-11-12 09:07 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

花森安治装釘集成大詰め

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みずのわ出版
http://www.mizunowa.com
〒742-2806 山口県大島郡周防大島町西安下庄、庄北2845
Tel/Fax 0820-77-1739
mizunowa@osk2.3web.ne.jp


『花森安治装釘集成』唐澤平吉・南陀楼綾繁・林哲夫編
2016年11月出来
B5判並製288頁 収録タイトル500点超 カラー図版約1,000点
松江高校時代から戦前戦中戦後の装釘作品をほぼ網羅
税込予価 8,640円(本体8,000円+税640円)
ISBN978-4-86426-033-6 C0071 ¥08000E

・本が出来次第、郵便振替用紙同梱でお送りします(送料無料)。
書籍の到着から10日以内を目処にご送金をお願いします。
恐れ入りますが、郵便局への御足労と、振替手数料はご負担願います
(窓口よりも、ATMを使ったほうが手数料が安く上がります)。
・銀行振込をご希望の場合、別途見積書、領収書等が必要な場合は、
その旨お知らせください。
・代引サービスは取り扱っておりません。あしからずご了承ください。


* * *
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う〜む、とうなる細かい直し。
これが最後の難関だと気を引き締める。


* * *


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束見本届きました!


* * *


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ただいま三度目の校正を行っている。六年越し、ようやくのことでほぼ完成形になったわけだが、情報量が多いため誤植などのチェックを出来る限り万全にと思って取り組んでいる。上掲のようなチラシもできた。版元に直接ご予約いただければ送料サービスです。


みずのわ出版
http://www.mizunowa.com
〒742-2806 山口県大島郡周防大島町西安下庄、庄北2845
Tel/Fax 0820-77-1739
mizunowa@osk2.3web.ne.jp

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by sumus2013 | 2016-10-25 19:36 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

はっぴーあいらんど祝島通信Vol.4

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2016年8月8日発行

著者 優子☆
写真 國弘秀人
装幀 林 哲夫
発行 柳原一徳

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com

188×128mm


はっぴーあいらんど祝島通信FB
https://www.facebook.com/happy.iwaishima/

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by sumus2013 | 2016-08-06 17:00 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

花森安治装釘集成いよいよ

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着手からおよそ五年。ようやくにして、唐澤平吉さんのコレクションを基にした『花森安治装釘集成』(みずのわ出版)の形が見えてきた。B5判300頁、図版は千点におよぶ……と言っても、頁数、図版数ともにまだ完全に確定したわけではないが、おおよそのところは目星がついた。ただ、まだいろいろと追加していかなければならないデータなどもあってひと山ふた山越えねばならない。これから詰めの作業が続く。「とと姉ちゃん」が終るまでに刊行にこぎつけられればベストなのだけれど、さて、ガンバリましょう。

花森安治の装釘世界

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by sumus2013 | 2016-06-11 19:58 | 装幀=林哲夫 | Comments(2)

造本装幀コンクール受賞

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日本書籍出版協会主催「第50回造本装幀コンクール」受賞作が発表になりました。書影の森 筑摩書房の装幀1940-2014』(みずのわ出版、二〇一五年)が日本書籍出版協会理事長賞(専門書部門)に選ばれました。

第50回 造本装幀コンクール受賞作決定!



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by sumus2013 | 2016-05-28 08:54 | 装幀=林哲夫 | Comments(6)

はっぴーあいらんど祝島通信 Vol.3

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2016年5月1日発行

著者 優子☆
写真 國弘秀人
装幀 林 哲夫
発行 柳原一徳

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com

188×128mm

同シリーズ三冊目。カバーは色変わりだけだが、表紙の方は毎回違った写真(國弘秀人撮影)を使わせてもらっている。今回は「祝島の島ネコ」。

《ホントにいろんな表情を見せてくれる島ネコたちですが、それだけ島にはネコが多い、ということなのでしょう。
 以前、祝島を訪ねた時、波止の近くにも、練塀を歩きまわっている時にも、あちらこちらでネコを見かけました。
 すぐそばを通っても逃げようともせず、「いらっしゃ〜い」とでも言ってるかのように、首を回してわたしのことを観察しているようだったことを思い出します。》

《道の真ん中に寝そべっていたネコに、手を伸ばしてなでてみると、目をつぶって気持ちよさそうにして、おなかをなでも伸びをしたりするほど、まるで飼い猫のように人懐っこくて、びっくりしたのもです。》

本文にはカラーの島ネコ・アルバムがあります!

祝島ホームページ
http://www.iwaishima.jp

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by sumus2013 | 2016-04-29 20:01 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)

はっぴーあいらんど祝島通信 Vol.2

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2016年3月9日発行

著者 優子☆
写真 國弘秀人
装幀 林 哲夫
発行 柳原一徳

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com

188×128mm

2009年10月から2011年9月まで2年間(100回)、千葉県のコミュニティFM局で毎週1回、祝島のことや上関原発問題のことを話していた番組「はっぴーあいらんど祝島通信」で放送された内容が収録されている。本文にもカラー写真多数挿入。

祝島ホームページ
http://www.iwaishima.jp


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by sumus2013 | 2016-03-12 17:03 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)