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林哲夫の文画な日々2
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花森安治肉筆表紙画

『石神井書林古書目録』102号(石神井書林、二〇一八年一月、題字=武藤良子)が届いてビックリ。以前、某氏所蔵品としてこのブログでも紹介していた花森安治の肉筆『文明』表紙原画その他が一括で掲載されていた。

花森安治による雑誌『文明』(文明社)の表紙原画

そのとなりには瀧口修造の自筆原稿「自由な手抄」全揃(200字詰原稿用紙23枚)も並んでいる。『gq』初出時の原稿「マン・レイの素描 エリュアールの詩」だそうだ。

巻頭は樋口一葉の短冊、雑誌も『ド・ド・ド』(多田文三編刊)、『文党』(今東光編)、『風』(澤田伊四郎編)などが目に留まる。驚いたのは篠崎初太郎訳、マツクス・ウエバア『立体派の詩』(異端社、一九二四年)。篠崎初太郎は宇崎純一・宇崎祥二の波屋書房の顧客であり、自著『潜航艇 : 三部曲』を波屋書房から刊行しているので注意はしていた。異端社というのは篠崎自身が作っていた版元であろう。

by sumus2013 | 2018-01-15 19:38 | 古書日録 | Comments(2)
Commented by 唐澤平吉 at 2018-01-16 12:49 x
誰の手に渡ったのだろうか、と小生も関心はありました。世田谷美術館が購入してくれると、『暮しの手帖』の表紙原画と共に保存され、また公開される機会にも恵まれるのですけれど。
Commented by sumus2013 at 2018-01-16 17:31
前の持ち主の方から画像のコピーはもらいました。昨年四月に上京したとき、現物も何点か見せてもらいましたが、良いものでした。世田谷へ収まれば理想的ですね。
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