林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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Salvator Mundi

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レオナルド・ダ・ヴィンチ作とされる「Salvator Mundi(救世主)」が11月15日のクリスティーズ・オークションに出品されるということで話題になっている。

Up-close look at rarely seen da Vinci painting expected to sell for $100 million

レオナルド作が確実とされる十五点のタブローのうちで唯一個人蔵のものが売りに出されたのだそうだ。ウィキには、長らく行方不明だったものが最近発見され、修復された後、二〇一一年にロンドンのナショナル・ギャラリーで開催されたダ・ヴィンチ展で公開されたとある。もう少し詳しく引用すると以下の通り。

ダ・ヴィンチがルイ十二世のために一五〇六年から一五一三年の間にフランスで描いたものとされている。イングランドのチャールズ一世コレクションの一六四九年のカタログに記載されている。一七六三年にはバッキンガム・ノーマンビィ公爵の子息によってオークションにかけられた。一九〇〇年に英国人の収集家フランシス・クック(Francis Cook)ことモンセレイト(Monserrate)の第一子爵、が購入した。そのときにこの絵は拙い修復によってかなりダメージを受けており、作者も不明とされていた。一九五八年にクックの子孫がそれをオークションで売却したときにはわずか45ポンドだったそうである。

二〇〇五年にある美術商組合(consortium of art dealers)の所有となった。そのメンバーにはオールド・マスター専門の美術商ロバート・サイモン(Robert Simon)も加わっていた。分厚く上塗りされており、コピーだと見なされていた。ところが、修復してみると、ダ・ヴィンチの真作であると折り紙がつけられることとなり、上述のダ・ヴィンチ展で展示されたのである。

二〇一三年にこの絵はスイス人美術商イヴ・ブーヴィエ(Yves Bouvier)の手でロシア人コレクター・ディミトリ・リボロヴレフ(Dmitry Rybolovlev)に売却された。$127.5 million(百数十億円、当時1ドル100円前後)だったそうだ。

今回のオークションでも1億米ドル超えは当然と予想されているようだが、さて、いったいどれくらいになるのだろう。そして誰が買うのか? ちょっと気になる。

しかし、正直なところ、どう見ても、ダ・ヴィンチの真作とは思えない。まず手と衣服の描き方がダ・ヴィンチの感覚とは思えない。手も衣服も描写が不自然に細か過ぎる。レオナルドはかなり細かい描写もするのだが、もっと自然な流れでまとめている。表情はたしかに雰囲気はある。ただし、どうも安っぽい。本物と思われるダ・ヴィンチ作品にはこういう間の抜けた感じはない。ダ・ヴィンチ・スクールとしておくのが妥当なところではないだろうか。でも45ポンドなら買いだな。

 1958年の1ポンドは2.80米ドルだったから45ポンドは126米ドル。1ドル360円時代なので当時45000円余りということになる。
【以上は二〇一七年一一月四日に書いた記事】


本日(十六日)結果が報道された。予想を大きく上回って4.5億ドルに!。小生は、米経済は好調だし、美術界は明らかにバブルになっているから、絶対に高くなると信じていたが、それにしても、ここまでとは・・・バブルは本物だ。

二十分以上、ビッド競争が続いたという。2.3億ドルの時点でビッダーは二人に絞られた。ジリジリ競り上がる。3億ドルに達して、一瞬、競争は止った。かに見えたが、その後もすぐに上がり続けた。4億ドルに達した。この時点でバイヤーが払う手数料は5千万ドル(!……とここまでは「ART NEWS」のサイト記事より)。BBCニュースによれば、結局のところ、$450.3M(手数料込み)で電話によるビッダー(未公開)の手に落ちた。目下1米ドルは113.22円だから$450.3Mを単純に掛けるとおよそ509.83億円ということになる。ほぼ510億円である。ヤフオクの終了前1分で延長に次ぐ延長みたいな手に汗握る競り合いになったわけだ。桁は違うけど……


'Leonardo da Vinci artwork' sells for record $450m(BBC NEWS)



◉サウジアラビアの王子が落札したようである。なんでまた……。



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by sumus2013 | 2017-11-16 20:16 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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