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林哲夫の文画な日々2
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朝陽閣鑑賞錦繍帖

朝陽閣鑑賞錦繍帖_f0307792_19463938.jpg

『朝陽閣鑑賞錦繍帖 巻下』(藝苑叢書、風俗絵巻図画刊行会、一九二〇年)。下巻のみ均一台にて。

フロイス堂 朝陽閣鑑賞錦繍帖 全2冊

明治16年に大蔵省印刷局(朝陽閣)より刊行された名物裂の図録『朝陽閣鑑賞 錦繍之部』を、中本2冊にして復刊したもの。裂の図版29点は全て多色木版摺で再現されています。

朝陽閣鑑賞錦繍帖_f0307792_19463365.jpg


朝陽閣鑑賞錦繍帖_f0307792_19462737.jpg

パッと見た目には、実物の裂(きれ)を貼付けてあるのか、と思うくらいよくできた図版である。この時代にもまだまだ木版画の技術は残っていたようだ。


図書館は文庫本を貸し出さないでほしいと文藝春秋の社長自らが全国図書館大会で訴えたという。気持は分る。小生も本を出している身としては、拙著が図書館で何人待ちだと聞いても、ぜんぜん嬉しくない。ただ、貸出し禁止になったからと言って文春文庫の売り上げが回復するか、どうか、それは分らない、というかほとんど関係ないような気もする。結局、人気が集中するのは売れている本であって、売れていない本は貸出し率も低いのではないか? 創業者である菊池寛(讃岐出身です)の意見が聞けたらさぞ面白いだろうが。

菊池寛『文芸当座帳』(改造社、一九二六年)

by sumus2013 | 2017-10-13 20:14 | 古書日録 | Comments(0)
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