林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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レッテル新収

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少し前になるが、珍しいレッテルを頂戴した。最近あまり古書レッテルの収穫がなかったので嬉しい。送って下さった方のコメントを引用しておく。

ささま315円均一の一冊に貼られていたもお。阿佐谷となると、少なくとも昭和50年代の後半以降、古書店あるいは新刊書店でも「春光堂」という書店名には記憶がありません。品揃えはよさそうな気配のするシールです。「中央線古本屋合算地図」フロクの昭和30年代地図にも見えないようなので、あるいは昭和20年代でなくなってしまったのでしょう。

昭和三十四年版 中央沿線古書店案内図


f0307792_19220510.jpg

もう一枚、こちらは東大赤門前。

本棚の裏から(笑)出てきましたが、何を買ったかまるで覚えていません。そもそも本郷の古本屋には数える程しか行ってないので、あるいは古書展ではなにか買ったのかも知れません。


本郷の古本屋と言えば梶井基次郎「泥濘」である(以前にも引用したが、いま一度)。大正時代末頃。大山堂はすでに営業していたのだろうか。

買ひ度いものがあつても金に不自由してゐた自分は妙に吝嗇になつてゐた。「これを買ふ位なら先刻のを買ふ」次の本屋へ行つては先刻の本屋で買はなかつたことを後悔した。そんなことを繰り返してゐるうちに自分はかなり参つて来た。

古本屋と思つて這入つた本屋は新しい本ばかりの店であつた。店に誰もゐなかつたのが自分の足音で一人奥から出て来た。仕方なしに一番安い文芸雑誌を買ふ。なにか買つて帰らないと今夜が堪らないと思ふ。その堪らなさが妙に誇大されて感じられる。誇大だとは思つても、そう思つて抜けられる気持ちではなかつた。先刻の古本屋を亦逆に歩いて行つた。矢張買へなかつた。吝嗇臭いぞと思つて見てもどうしても買へなかつた。雪がせはしく降り出したので出張りを片付けてゐる最後の本屋へ、先刻値段を聞いて止した古雑誌を此度はどうしても買はうと決心して自分は入つて行つた。

然しそれはどうしても見付からなかつた。さすがの自分も参つてゐた。足袋を一足買つてお茶の水へ急いだ。もう夜になつてゐた。

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by sumus2013 | 2017-08-07 19:46 | 古書日録 | Comments(0)
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