林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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開店いたしました!

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麥書房の開店チラシ。某書店さんより頂戴した。深謝です。ガリ版刷りの一枚(タテ183ミリ)。裏面は白。小田急梅が丘駅下車三分。羽根木公園に接して店があった。ただし山下武『古書のざわめき』によればそれ以前(昭和四十年頃)には中目黒の商店街で店を出していたようである。

梅ケ丘の店舗は公園の土手に面したさびしい場所で、昼でもまったく人通りのない、およそ商売には不向きな場所だった。店主もそこのところは百も承知で移転したはずで、まもなく「サロン・ド・ムギ」という通販目録を発行し始めた。A5判の瀟洒な孔版刷ながら、蒐書傾向に独特な味がある。値付けは他店より二、三割高。しかし面白い物も出るので毎回のように注文したが、顧客も多いとみえクジに外れることのほうが多かった。

そのうち彼は立原道造の著作の刊行に熱中して古本屋稼業の方は開店休業の有様となり、いつしか店も閉めてしまった。
 その兆候が最初に表われたのは、店の棚の半分以上を新聞紙で包んだ文芸雑誌のバックナンバーが埋めるようになった頃からである。呆れ顔で棚を眺めている僕に向って彼の言った言葉がいまも耳に残っている。
「単行本より雑誌が貴重です。単行本は売ってもまた手に入りますから」
 ほどなく彼が道造の著作集や書誌類の出版を始めたことで、その理由がはじめて納得いったことだった。

麥書房堀内達夫については田村七痴庵が『古書月報』404号にその伝を執筆しているようだが、今手許にないので、このくらいの紹介でお茶を濁しておく。



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by sumus2013 | 2017-07-25 20:00 | 古書日録 | Comments(2)
Commented by epokhe at 2017-07-26 16:01 x
売れない本はゴミとして処分してしまう古書店しか近辺にありません。
「古書は大事な文化財です」という一文に胸を打たれました。
Commented by sumus2013 at 2017-07-26 19:31
「本は宝だ」とある古本屋さんは言いました。宝にするもゴミにするもその人次第だと思います。
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