林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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没後35年 文承根 藤野登 倉貫徹

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鄭相和


ART OFFICE OZASA で「没後35年 文承根 藤野登 倉貫徹」展を見る。六〇〜七〇年代にかけての仕事ばかり。当時(こちらは高校生から美大生の頃)は雑多な作家が雑多なことをやっているようにしか写らなかったのだが、五十年を隔てて残ったものを見るとかなり新鮮に思えるから不思議だ。

文承根(藤野登)は三十四歳で早くに歿したにもかかわらず、ひとかどの仕事を成し遂げた感がある。倉貫氏は会場におられて少しお話できた。一九六八年だったかに鴨川の河川敷で現代アートの野外展が行われていたそうで(これもビックリ)、そのときの図録も見せてもらえた。著名になった作家も多く、それがまたその後の作風からは想像もつかないような作品を出品しているのに驚かされた。みんな若かったのだ。

なかに奥田善巳(先年、兵庫県立美術館で大規模な作品展が開かれた)のロープとレンガ(?)を芝生の上に並べただけというような作品写真があって
「奥田さん、こんなの作ってたんですね!」
と画廊主のOZASA氏に向って驚いてみせた。
「奥田善巳さんと言えば、京都で展覧会がありましたよね」
「ひょっとしてトアロード画廊ですか? 京都に開店したというのは知ってましたけど、こっちに移ったんですかね」
「いえ、神戸の方はそのままで、たしかお客さんがトアロード画廊京都として開いたんだと聞きましたけど」
「画廊がトアロードにあったころにはよく通ってましたよ(神戸の震災後元町へ移転)。奥田さんや奥さんの木下佳通代さんなんかと同席したことも何度もありました。そう言えば、鄭相和(CHUNG Sang-Hwa)さんが作品をテーブルの上に広げて画廊主と交渉しているところにも出会ったなあ」
「鄭相和ですか!」
OZASA氏はさっと鄭相和・李禹煥・文承根の三人展の図録を取り出して見せてくれる。鄭氏は当時からパリに在住しており、たまたま帰国していたときだったのだろう。トアロードの主が「君も一枚どうや」ということで頒けてもらったのが上の作品だった。木版画二色摺り、エディションは10。

トアロード画廊へは毎月のように京都から通っていた時期で、本当にいろいろな作家に出会ったし様々な作品に接することができた。
「トアロード画廊で個展をさせてもらったこともあります」
こう言うとさすがにOZASA氏はビックリ(というか絶句)していた。何しろベタな写実なもので。

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by sumus2013 | 2017-04-26 21:34 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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