林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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鈴木常吉

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鈴木常吉「望郷」(しゃぼん玉レコード、2010)、このCD冊子の冒頭で鈴木常吉についてこう述べられている。

《ツネさんかい、あっ知ってるよ。北千住の肉屋の倅(せがれ)だろ。深夜食堂(うち)に来ると「オレは肉屋の倅だからコロッケにゃ、チトうるさいゼ」なんて言いながらウーロンハイ飲んでるよ。
 ガキの頃はオートバイ乗り回して交通鑑別所に何日か世話になったらしいな。高校出る時、地元の和菓子屋で見習い職人募集してて、研修でフランスに行けるってどっかから聞きつけて、母ちゃん同伴で面接に行ったら日頃の行状が行状だからあっさり断られて、それで仕方無く大学に進学したんだってサ。
 卒業後、どういう訳か絵本の会社に勤めてケンカかなんかで辞めて喫茶店を始める。その頃からバンド組んで歌ってたらしい。「イカ天」に出てセメントミキサーズでちょっとだけ売れた。その頃、あの高田渡さんと吉祥寺歩いてたら、渡さん差し置いてツネさんがサイン求められたって言ってたな。》(「奴のうわさ」深夜食堂主人談(代筆安部夜郎))

今検索したかぎりではどうも小生と同い年らしい。舞台慣れしているというか、時間、曲順、MC、休憩などの間が良かった。MCはけっこう長かったが、これが魅力的で、うまく笑いもとるし、有名人の名前をだして興味をそらさない(常吉氏は俳優でもあって蒼井優やオダギリジョーの裏話なども)独特の話芸になっている。むろんギターやアコーデオンも聴かせるものだし歌にも味がある。感心したのは歌詞。自伝的なものだろうが冒頭の「肉屋」がとくに印象的だった。ここでは「望郷」から「夜明けの物音」(作詞・作曲=鈴木常吉)を引用してみる。

 また今日も新聞配達の
 オートバイの音が聞こえてきた
 それはもう昨日の事だよと言って
 エンジンの音は通り過ぎた

 ガラス窓の中に顔がある
 何処の誰とも分らぬ顔が
 無精髭をはやし目を赤くして
 私の顔を覗きこんでいる

 夜は削り取られて河底に沈む
 そしてそこに朝がやって来た
 ぐっしょりと寝汗をかいた朝が
 濡れ布巾の様に町を覆うのだ

 また今日も新聞配達の
 オートバイの音が聞こえてきた
 それはもう昨日の事だよと言って
 エンジンの音は通り過ぎた 


耳で聴くとこの詩はさらに良くなるように思う。曲調は紹介文にも出ていたように高田渡に近いものもある。そうそう高田渡といえば『雲遊天下』125号「特集・高田渡の夜」の座談会が良かった。「フォークソングの王道を進んだ高田渡の道筋」……岡崎氏が司会で高田渡の兄・高田驍(たけし)氏と高田烈(いさお)氏、そして三浦光紀氏(ベルッド・レーベルの創立者)、中川五郎氏の貴重な発言を取りまとめて読ませるもの。十七歳のころに文選工として三鷹のあかつき印刷で働いていたという事実は意味深く感じる。


***

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今宵(二月十日)はこのライブに出かけた。明日は豊岡劇場とか。大雪は大丈夫だろうか。

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by sumus2013 | 2017-02-10 21:39 | おととこゑ | Comments(2)
Commented by みなみ at 2017-02-11 07:01 x
16日には、こちらにもみえられるので、おじゃまさせていただくつもりです。
Commented by sumus2013 at 2017-02-11 08:25
熟練のライブでした。MCも面白かったです。お楽しみに!
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