林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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集古

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『集古』己巳[つちのとみ]第二号(集古会、一九二九年二月二八日)。編集発行人=木村捨三(東京市外淀橋町柏木九百九十番地)。あとがきは竹清こと三村清三郎。

森銑三は五弓久文『古今著述標目』という写本について書いている。そのなかに讃岐の十河節堂という篆刻家の紹介が引用されていて興味深いものがあった。ただ、ここでは黒井恕堂という人の「日本の古語に就いて」の内容をざっと紹介しておきたい。日本語における梵語(サンスクリット語)の影響について考察している。

《古事記や書記[ママ]に現はれて居る古代の言語が多く梵語と一致して居る点が仲々多いので、ます[繰返記号]研究の歩を進めてみると驚くほどある。然るに日本では国学者でも或は考古家でも梵語の知識を持つものが居ないので少しも説明して居ない。》

と慨嘆しつつ実例を挙げている。その単語だけ拾っておく。

注連縄(シメナハ)
シメ『或る範囲に限つて境界を立てること』
ナハ『凱旋して歓び勇むこと』

案山子(カゝシ)=山田之曾富謄(ヤマダノソボト)
ヤマ『道』
ダノ『辺』
ソホド『詐欺を巧むもの』
すなわち『道のほとりの詐欺者』

八色雷公(ヤクサノイカヅチ)
ヤクシヤ『霊魂』
イカシヤチ『景、姿』
すなわち『霊魂の姿』

神籬(ヒモロキ)
ヒモロギ『寒い茅屋、洞穴』

鍛冶(カヌチ)
カーナチ『鉄』

鐘之矛(カナキ)
サーナキ『鐘の舌、槍』

倉(クラ)
ガラ『穀倉』

枕(マクラ)
マカラ『頭被ひ、頭飾り』

更紗(サラサ)
サラサ『美麗』

一読、おいおいと思ったが(なにしろ発音の差異を無視しているので)梵語が分らない者には何とも判断のしようがない。ちょっと検索してみると現代でも古事記と梵語を結びつける書物はあるようだ。ただしそれをトンデモ本と一蹴しているサイトもある。

梵語俗説(3)・二宮陸雄の古事記梵語説

《国語学や中国語の音韻学上の検討を一切抜きで、「カム」=kama(ヴィシュヌ)……などとしちゃっていいの?》と書かれていて、やっぱりそうだよね、と同感したしだい。

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by sumus2013 | 2017-01-27 20:50 | 古書日録 | Comments(0)
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