林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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瀧口修造・岡崎和郎二人展

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冷え込んだ一日だった。空模様もやや怪しかったのだが、思い切ってマルセル・デュシャン生誕130年記念「瀧口修造・岡崎和郎二人展」(http://www.ozasahayashi.com)へ向う。堀川一条の晴明神社(https://www.seimeijinja.jp)を目標にして。ここは前にも来たことがあるので問題なく到着したのだが、しかし西陣織会館というのがすぐに分らずぐるりとその辺りをひと回りしてしまう。結局今出川通りの方から入って古いビルの南西角にようやくのことでたどり着いた。普通に考えてギャラリーがあるような場所ではなく、文字通り織物問屋の事務所や倉庫が集合している雰囲気である。商用車の出入りも繁しい。

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仰々しい看板などもなく傘立てとチラシなどを置く台がそっけなく階段の脇に置かれているだけ。根松の正月飾りが京都らしい風情。階段から見上げたところに展覧会の案内が出ていた。ここで間違いない。

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まっすぐ上がって左右に階段が分かれている。左への矢印の先にポスターと鉄の扉。右の階段の先にも岡崎和郎ポスターがあって、じつはどちらを上がっても画廊へとつづいている。

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展示の様子はマン・レイ石原さんのブログにてどうぞ。

マン・レイと余白で 瀧口修造・岡崎和郎二人展

瀧口修造は久し振りにじっくり見た。テカルコマニーのみならずデッサンやバーント・ドローイングも含めいずれもじつに繊細なテクニックを示していることに陶然とした。造型作家としての瀧口修造のレベルの高さをあらためて感じた。一点欲しいなあ……と思っていると事務所スペースではデカルコマニーの小品が何点も販売されているではないか。うーむ、絶対買えない値段ではないけれど……。ほしい。

たまたまオーナーの小笹氏のお話をうかがう機会をもてたのもよかった。氏は東野芳明を慕って多摩美の芸術学科に入ったそうで、学生時代から美術品を買い始め、とくにどこかの美術商で修業したという経験はないが、いつのまにかアートディーラーになるべくしてなっていたとか。この場所は昨年の八月からオープン。京都市内を転々とした後にこの理想的な空間を見つけたとのこと。築五十五年になるがびくともしない堅牢な建物だそうだ。天井や床を取り払ってリフォームされた豊かな空間は倉庫だったとはとても思えない。とくにむき出しのコンクリート床はもうそれ自体がアートそのもの。見惚れてしまった。下の階に倉庫ともう一つの展示スペースもある。こちらの壁や天井もコンクリートをむき出しにしてあるが(天井や壁を取り払った)、その表面が板の模様をそっくり引き写しているのも感動ものだ。昨今ではわざわざ板目模様をつけたコンクリート壁を目にしたりもするが、こちらは正真正銘の型枠としての板目でその無造作な張り合わせ具合(間に合わせの板を使った感じ)がなんともいい。

本展に関連するトークショーも予定されている。詳しくはサイトhttp://www.ozasahayashi.comにて。今後の企画も楽しみである。

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by sumus2013 | 2017-01-11 21:03 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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