林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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立ち喰いそば・うどん

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「ある塵シリーズ第6回 立ち喰いそば・うどん」(入谷コピー文庫通巻74号、二〇一六年一二月二三日)。このシュールな表紙イラストは石川正一氏。塩山御大やエンテツさんにまじって小文を寄稿させてもらった。本書、読み始めてみるとあっという間に読了(十六ページですから)。なかでは松田憲省「強引そば日記」がはちゃめちゃで面白いと思った。御大の「すずらん通りのもうすぐ貯金1億円の男」はさすがだ。シャイな御大のお人柄もにじむ。その他どのエッセイも読ませる内容だった。立ち食いにドラマあり……。残念ながら以前にも紹介した通り入谷コピー文庫は限定15部なり。

「さぬきのソウルフード」と題して讃岐うどんの個人史を簡単に披露した。もちろんそのなかに立ち食いうどんも含まれている。さわりだけ引用しておく。

《 七〇年代後半、東京で過ごした。当時、都下に讃岐うどんの看板を掲げる店は一、二を数えだけだったと思う。それもいわゆる郷土料理としての贅沢うどんであって、今日のような安くてうまいというイメージではない。自然、うどんは帰省のいちばんの楽しみになった。新幹線を岡山で下車、ローカル線で宇野へ、宇野港から高松港まで連絡船なのだが、この連絡船のデッキに立ち食いうどんの店があった。乗り込んで来た客の多くが荷物を置くのももどかしいという感じでうどんの店に駆けつける。文字通り小走りだ。何日振り、いや何ヶ月振りか、はたまた何年振りか、皆一様にズルズルすすりながら「これじゃ、のう」というような顔をする。まだ、さぬきに着くまで小一時間はかかるのだが、このうどんをすすれば、もうそこは讃岐なのだった。
 お腹がおきたら(讃岐方言で満腹の意)デッキの手摺に体を預けてぼんやりと瀬戸内海を眺める。海が黄金色に輝きはじめ、島々は影絵のように徐々に濃さを増していく。船はゆっくりと進む。空が赤く染まり、紫へと変る様子に心を奪われていると、騒がしいエンジンの唸りも耳につかない。やがて夕闇が目前に迫るころには高松港に着いているのだった。》

忘れたころに全文アップします。

***

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「ホテル(ブランション)」油彩、変型0号


元屠殺場だったジョルジュ・ブラッサンス公園はかなり広い。最寄駅もいくつかあるが、古本市にはトラムのポルト・ブランション駅がもっとも便利。駅から歩いて一分。その途中にあるこの建物、昔はホテル・レストラン・カフェで賑わっていたものと思われるが、現在は空きビル。そのうらぶれた感じがたまらない。

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by sumus2013 | 2016-12-14 21:29 | 文筆=林哲夫 | Comments(0)
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