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大大坂の風景「第十二回二科美術展覧会出品/都会風景(一) 國枝金三氏筆」絵葉書。発行元は神田美土代町壹ノ四四美術工芸会発行。第十二回は大正十四年(一九二五)である。国枝の絵葉書は以前にも一枚紹介したことがある。小出楢重や鍋井克三らと親しかったが、彼らほど知られていない。井上靖が『忘れ得ぬ芸術家たち』のなかで取り上げてくれているのが唯一(?)目立つ証言かなと思う。好きな画家だ。 第十三回二科美術展覧会目録 『日本経済新聞』二〇一六年一二月四日号に「大大坂の風景(上)」という記事が掲載され、小出楢重「雪の市街風景」(一九二五、紙面右上)、国枝金三「都会風景」(一九二四、紙面右下)……これらの二点は二人が教えていた信濃橋洋画研究所のビルから望んだ風景で同じ方角を描いている……そして日本画から池田遥邨「雪の大坂」(一九二八)、高橋成薇「秋立つ」(一九二八)、さらに加えて宇崎純一「スミカズカード」から大坂風景が選ばれている。執筆は中野稔記者。先日、スミカズについて調査のため来宅して小生がいろいろ話をした。《近年展覧会が開かれたり、「大坂春秋」2012年秋号で特集が組まれたりと、再び注目を集めている》と書いてくれたのはありがたい。 ということで、国枝の「都会風景」の別ヴァージョン絵葉書を取り出したわけ(現物、目下は大阪府20世紀美術館コレクションに入っているらしい)。国枝については下記の記事がまとまっている。 国枝金三 くにえだ きんぞう(1886–1943)《中之島風景》
by sumus2013
| 2016-12-07 20:39
| 文筆=林哲夫
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