林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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小学読本便覧挿絵

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昨日に引続き『改正小学読本便覧』より、その挿絵をいくつかご覧にいれたい。明治初期の木版時代の教科書にはこのような稚拙なというか可愛い挿絵が多く掲載されている。遊星ノ図はほぼ同じものがこちらにも出ている。

師範学校編纂『小学読本 卷之四』(文部省刊、一八七五年)

管見の及ぶかぎりで言えば、多くは和洋折衷というか洋風なカットである。和風になるのは明治も中期以降であろうか。たとえば以前取り上げた三種の読本を較べると分りやすい。

師範学校編纂『小学読本卷一』(文部省、一八七五年)

『帝国読本巻之三』(小林八郎、明治二十六年再版)

『尋常小学校読本 卷三』(文部省、博文館、一九〇九年)

明治初期の文部省小学唱歌の多くがイギリスなどの民謡や俗謡だったりするのと同じで、教科書の挿絵も外国のスタイルをそのまま取り入れていたのだろうと思う。その原画を描いたり彫ったりしたのは浮世絵や草双紙の出版にたずさわっていた人々だったろうし、和風な風物も描くわけだから、稚拙ながらも、そこに何とも言えない味わいが出て来るということにもなる。こういう教科書カットを集成したらさぞ面白い本ができることだろうと思う(すでに存在していれば御教示を)。

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《書肆[シヨシ]ホンヤ》当時の日本国にこんな書店があったのだろうか!


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《椅子[イス]コシヲカケルモノ 着[ツク]》《智慧[チエ]コゝロノハタラキ 貴[タツトシ]》


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《贈[オクル]テガミヲヤルコト》


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《才[サイ]チエ 適[テキ]》


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《主人[シユジン]アルジ 今余所[イマタシヨ]ホカノトコロ 上着[ウハギ]マンテル 肘[ヒジ] 見[アラハシ]ダシテヰル 僕[ボク]メシツカヒ》


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《馬[ムマ]オホイナルケモノ 乗[ノル] 疾[トク]ハヤク 鞭[ムチ]ムチニテウツ》


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《鬣[タテガミ]ムマノクビスジノケ 背[セ]セナカ 輸[オクル]ハコビツカハス 載[ノセ]》


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こういう版画の味を生かしたのが川上澄生だったと思えば、なるほどと納得がいく。下記投稿にそんなことをチラッと書いていたことを検索してみて思い出した。

『普通教育植物学教科書』


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by sumus2013 | 2016-08-26 20:09 | 古書日録 | Comments(0)
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